ドラマ「ナイト・マネジャー」

*ネタバレ、結末まで触れています。


ドラマ「ナイト・マネジャー」


トム・ヒドルストン主演のBBCドラマ。アマゾンプライムで先日やっと見た。
ジョン・ル・カレの原作を、ドラマ化の噂を聞いてから読んでたな。

で。
原作小説は20年くらい前なわけですが、このドラマは今ってところ。
スマホが重要なトリックになってる~~。面白かった。

ドラマの始まりはエジプト。あのフェイスブックで呼びかけてデモだとかで
ニュースになってたなあ、アラブの春とかいうんだっけ、2011年のその混乱の時期
から。ホテルのナイト・マネジャーをしている元軍人のジョナサン・パインは
スイートの客の女性にある書類のコピーを頼まれる。
それは武器密輸のリストだった。
使命感にかられたパインは友人の英国軍人に話す。
だが情報漏れによって、武器密輸商人ローパーの愛人であった女性、ソフィーは
狙われてしまう。匿うパイン。
だが、ホテルに戻ったソフィーは殺されてしまう。
パインは復讐を誓った。

って感じかな。
一話を見始めた最初、あれ?? こんな話だっけ? と思ったけど、原作では
時系列が入れ違ってたのを時間通りにしたって感じかな。
そしてやっぱり、なんだか話がどんどんサクサク進む感じ。
そしてやっぱりすっごいわかりやすい感じ。
もう本を読んでた細々としたところはちゃんと覚えてるわけじゃないけれども、
まあ相当アレンジされてるよな? と思いながら見ました。
というかもう原作を気にするとかじゃなくて、面白く見ました。

現代になってる~。派手になってる~。ローパーがまたちゃんとすっごく魅力的で
セクシーだった。パイント見つめ合い探り合う視線の交錯がとってもとっても
セクシーで素敵だった。

ソフィーを殺された恨みをもってスパイをやり遂げる中でもジェドと愛し合って
いくのもセクシーでよかった~。
ジェド、エリザベス・デビッキなのね! どうりで、トムヒと並んでも同じくらい
な背の高さで、素晴らしい美しい身体で、ショートカット素敵な美人で、
すーごい最高よかったよ。
実は子どもがいて、泣く泣く娼婦やってるって感じみたい。
そして、原作と違うラスト!みたいなことは、ジェドとパインはなんかどうやら
別々に生きてくのかな?って感じなことか。
原作では二人ひっそりと暮らし始めるって感じだったと思うんだけど、
なんかドラマ、第二弾作るとかいう話があるらしい。わかんないけど。
まあ、ジェドとは別々にってことだとすると、また別の任務にいくかもというのは
ありなのかなあ。

あ、あと、ローパーが捕まって武器密輸相手に引き渡されて多分私刑でボコられて
多分殺される、んだろうなーって感じかな。
有力政治家にコネがいくらあってももう逃れられないって感じか。

ローパー、かっこよかったなあ。

ローパーの右腕、疑り深いコーキーがゲイっぽいのも楽しくて。
実はローパーのことをずっと思ってるけどローパーはガチヘテロだし叶わぬ想いを
封じて右腕としてがんばってたのに、新たなお気に入りパインのせいで、って
妄想したりして。コーキー可哀想だったな。

英国の、MI6の下っ端組織、ってことらしい、パインをスパイに誘った
アンジェラ・バー。これは原作ではMrバーだった、のね。
しかも妊娠してたわよ。そんな身体で、危ない、ってすっごいハラハラした。
英国内部でどんどん孤立していく中、最後まであきらめないパインをちゃんと
見捨てずにフォローしローパーを追いつめたの、すごいかっこよかった。
素晴らしい。

ほんとにこれテレビドラマですかとびっくりする、壮大なロケだし銃火器どっかん
どっかんするし。沢山の賞とかとってたし評判よかったの納得だった。凄い。
楽しかったなあ。見てよかった。やっぱ英国のスパイもの最高だな~~。

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映画「ハートストーン」


*ネタバレ、結末まで触れています。


映画「ハートストーン」


舞台はアイスランド。おそらく夏休みの、男の子たち。女の子たち。
クリスティアンとソールはカップルとからかわれるほどにいつも一緒に遊ぶ仲良し。
ソールはベータという女の子のことが気になってきている。ベータはハンナと
いつも一緒。女の子たちのほうが少し大人っぽい。
ソールはどうやら母子家庭。姉二人と母とに囲まれて末っ子ならではのやりきれ
なさを抱えている。
クリスティアンの父親は暴力的。村でも喧嘩っ早いみたいだし家庭内暴力もあり。

小さな村。限られたコミュニティ。噂はすぐに広まり、保守的で排他的。
ソールが主人公、かな。カメラは少年たちとの距離が近い。汗ばむ肌。性に
不慣れな反応の清潔さと生々しさが映し出されていて、見ていてものすごく
ドキドキするし痛々しい。

始まり、魚がいるぞ!って桟橋にいる男の子たちがざくざく釣り上げてく中で、
カサゴを釣り上げると、こいつ醜い、ってぐっちゃぐちゃに踏みつけるの。
クリスティアンみたいだ、って。
クリスティアンは、男の子たちの中ではすらりと背が高い方だし金髪のカールも
美しい、顔だちももちろんとても綺麗で、なんで醜い扱いみたいに言われてるのか
わからなかった。むしろひと際綺麗だから排除されようとしてるみたい。
ソールはやめろよ、ってぐちゃぐちゃにするなよ、ってとめる。
二人は仲良しで、廃車置き場みたいなところでやたら叩いたり壊したり。ただ
何をするでもなくなんとなく歩くとか投げるとか蹴るとか。
最初の、魚を獲ったらガツガツ頭殴って殺して、とか。
こう、暴力というか、荒っぽいっていうか。
雄大な景色の中、自然の中、生きていくのは荒々しさを伴うっていう感じかなあ。

カノジョが欲しい、ってなったり。ちょっと年上の不良たちがやったとかやらない
とかだったり。
ソールたちって、15歳前後くらいなのかなあ。
これといって何も説明されないままに、そこに暮らしてる彼らが映し出されて、
私、アイスランドについて何にも知らないなって思った。ただただ、そういう
ものなのか、と、スクリーンに広がる世界に圧倒される。

終りに、「親友と義父の思い出に」みたいなのが出たので、監督の体験ベース
なのだろうと思う。時代は、多分今現在より少し前。

クリスティアンはソールの恋を応援するようにしながらも、うっすらと、自分は
ゲイなのではないかと、多分悩んでいる。多分自分でも自分の思いに気づくこと
のないように、自分から目を逸らしている。
でも、ソールとふざけ合ってるうちに、ついキスをしてしまったり。
からかわれたりするのが嫌なソールが普通にしてろよ、とか言ったりして、傷つく。

ソールのおねーちゃんのうちの一人が、腐女子なのかしら~。弟たちをモデルに
絵を描いたりしてるのね。
で、多分本当に善意で、クリスティアンに、ゲイでも気にしないで、って声を
かける。
クリスティアンの父はゲイの噂があった村人と喧嘩して追い出すかのように
したこともあって、クリスティアンは自分がゲイなのかも、っていうのに絶望
して自殺未遂しちゃうんだよ。

もう少し、時代が違ったら。もう少し、いろんなタイミングが違ったら。
もう少し、ちゃんと彼らを守る大人がいたら。
もう少し、もう少し、なんとかなったのではないか。苦しくて切なくて仕方ない。

クリスティアンに内緒で彼女と一晩すごしちゃった、って翌日に、彼の自殺未遂
のことを知ったソールはやり場のない怒りに荒れ狂う。

ソールも、クリスティアンも、子どもで。どうにもならないことばかり。
自分の感情だってどうにもうまくコントロールできない。
男の子たちだよなあ。

クリスティアンは助かったけれども、両親は多分離婚。引っ越していくことに
なるらしい。
ソールは会うことができたけれども、でも、どうしようもない。
会えてよかった。

ベータとハンナの女の子二人組より、クリスティアンとソールの男の子二人の
ほうが断然綺麗な子たちだったと思う。
ソールの長いくるんとしたばさばさ睫毛の可愛いことといったらもう。
ソール役の子はこれがデビュー作の新人らしいし、実際彼らは10代なんじゃ
ないかな。すごいこれよく撮ったなあと感動する。そのまんまそこにいる男の子
なんじゃないかって感じ。子どもだよ。自然でとてもリアル。素晴らしかった。
いけないもの見てるんじゃないかってドキドキしてしまったよ。ごめん。

子どもたちがもっと守られていて欲しかった。
子どもたちにあの村だけじゃない広い世界があると知ってほしい。
世界が今はもう少し、よくなっていてほしい。でもそうでもないのかもなあ。。。
切なくて苦しくて、でも見にいってよかった。

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映画「銀魂」


*ネタバレ、結末まで触れています。


映画「銀魂」


私は原作漫画もアニメもほとんど見たことがなくて、なんか、新撰組っぽいのとか
いるらしい、でも宇宙人とかいるらしい。どういう世界?? って、もうほんと
知らないんだけども、なんか面白そうな期待が高まる……と思って見に行きました。

いやー、面白かった!!!!!
すごい! 知らなくてもすっごく楽しい親切設計!
尊王攘夷じゃなくて、宇宙人排除ーみたいな不思議ワールドみたい。るろ剣的な
感じだな~てことはもちろんベースには幕末物があるんだな~とわかる。

かつて白夜叉と恐れられた志士が今は万事屋をやってる。銀さん。坂田銀時。
桂さんと高杉と銀さんと、松下村塾もどきみたいな所で松陰先生もどきみたいな
人を慕い、学んでいたんだけれども。先生は捕らえられてしまった。

そして維新の動乱があり。今は人間はなんとか宇宙人?と、折り合いつけつつ
暮らしている、江戸。不思議ワールド。

もー、いちいち全部のキャラを褒めたい。みんな目いっぱい本気でふざけて
やりきってるな~~と思う。
橋本環奈、めっちゃ可愛い。けどすげーヘンさも盛り沢山。衣装とか、絶妙に
ダサいダメダメっぽさ。多分もっとすっと綺麗に見せることもできるだろうに、
絶妙のお笑い感で、すごい。
新八くんも可愛い~し~~。
船に乗り込んで行った時、いや、勢いで、一人できちゃった。。。ってだんだん
不安になってぐずぐず言うのめっちゃめちゃ可愛かったっ。

えーと、お話としては、今の表面上の平和に納得いかない、先生を奪われたことに
未だおさまりつかない高杉くんが、反乱起こそうとしてる所、って感じ。
妖刀、紅桜という刀、みたいな生き物みたいなやつが、以蔵っぽいやつを
乗っ取っているかのようにくっつき増殖し、寄生した宿主を弱らせてしまう、と。

反乱を阻止するぞーというのが大きな物語。

小さな物語としては、なんかもうしょうもない、いい意味で、少年誌の
雑な漫画だな~みたいな笑いがガンガン入ってくる。中の人ネタもガンガンくる。
これ原作はどーなんだ、と、漫画読みたくなってしまう。時事ネタとかあるのか。

で。
主役は銀さん。てことで、のっけから胡散臭い小栗旬ガンガンくる銀さん。
でもめっちゃかっこいい~!キメキメなシーンのかっこよさ、ほんとさっすが
小栗旬~~! アホっぽいギャグの間合いも最高なら立ち回りのかっこよさも
最高で、ほんと凄いな。かっこよかったあ。

なんかもう、知らずに行ってもすごいいっぱい笑ったし、劇場内声上げてみんな
面白がって見てる~って感じもまたすごい楽しかったし。

おおもとのネタとしては幕末物で。新撰組も好きで、長州びいきな私としては
いろいろ勝手に思い入れ持って、ぐーっと勝手な深読みもしちゃったりして。
すっごい楽しかった。
高杉の先生への愛が重い。仲間への屈折っぷりも最高。
桂と銀さんが二人凄腕っていうのもめっちゃかっこいい。

新撰組方面もすごかった。柳楽君やっぱすごい色気あるしかっこいいし。
勘九郎くんよ。。。素晴らしい全裸だったよ。。。近藤さん~~~w
沖田くんが、デカいランチャー砲?かついでるのおかしい。沖田くんといえば
剣の使い手、って思うのに。
かっこよかった。

剣を作る兄と妹。という。ちょっと感動ものでありつつ。
なんかほんとすごい何もかもヘンであり、絶妙にうまく組み合わさって一本の
映画として成立させていて、すっごいな~と感心する。
どう決着つけるんだろうと思ったら、高杉は宇宙人たち? と逃げ去ってしまった。
銀さんたちはまた穏やかな日常に戻る、かな。

原作ファンだったらもっと、どうなんだろうね。違いとかイメージとか、気になって
駄目なのかもしれないけど。
でも私は見に行ってめっちゃ楽しめてすごくよかった^^。
この映画を作り上げてくれた皆さんにありがとうを伝えたい^^。笑ったよ~。
かっこよかったよ~!

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映画「ライフ」

*ネタバレ、結末まで触れています。


映画「ライフ」

12日水曜日に見に行きました。

火星からのサンプルを持ち帰った無人機をISS国際宇宙ステーション、かな?
でキャッチして、ラボで分析を開始した。ステーションにいるのは6人。
火星の土の中に細胞が見つかり、大発見として喜びに沸くが、徐々に成長する
それは、電気ショックに反応して、人間に貼り付き、砕いてしまう敵となった。


閉鎖空間でのSFホラーってことかな。基本「エイリアン」的な。
一人、また一人とやられていくクルー。奴を地球に行かせるわけにはいかない。
地球から隔離された宇宙空間。さらに隔離し、見放される運命のクルー。
なんとか、生還したい、でも出来ない、という切羽詰まった状況。

宇宙ステーションの中という状況で、無重力状態。あ~ニュースで見たこと
ある感じ~と思う。撮影どうしたんだろうと思う。すごいなあ。もうああいう
宇宙空間での暮らし、というのがリアリティあって、ああ、ああいう感じ、って
すんなり当たり前にわかる感じ、未来に生きてるな自分。

展開は、まあそうかなっていう予想つく感じ。最後、救命艇が二つあって、
一つは奴をつれて宇宙の彼方へ、もう一つは君が乗って地球へ帰れ、っていう、
その計画を聞いた時に、ん~? そのややこしい二つのルート、失敗して奴を
連れた方が地球に落ちちゃうことになるのでは。と思ったら案の定でした。
海に落ちた救命艇のドアが開き、あーっ駄目だーってところでエンド。
バッドエンドパターンだけども、地球で軍とか出てきたら武力でなんとか
なりそうかもな~と。どうなのかな~。

真田広之がメインキャストの一人として、違和感なく普通に出てた。
かっこよかった!さすが~。別に超人などではなく、まあもちろん選ばれし
宇宙飛行士なんだけども、エイリアンと対決して勝つわけもなく。単なる
人間だなあ。無力だな、というのが辛かった。。。

ライアン・レイノルズは最初の方にやられちゃうし。デップ―ならもっと
戦えるのに! ってまあもちろんそんなわけもなく。

正当派というか古典的なというかのお話で、まあなるほどって感じで見た。
ほどほどの満足感でした。


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映画「ジョン・ウィック チャプター2」


*ネタバレ、結末まで触れています。


映画「ジョン・ウィック チャプター2」


見てきた。昨日が初日。でも今日もなんだかおまけのシール? 貰えた^^


前作の続き。まさに続き。前作の数日後ってところから始まる。
しょっぱなからすっごいぶっとばしてて、もうクライマックスか!? って感じ。
カーチェイス、車でのぶん殴り。
ジョン・ウィックの大事な車。でも、えっらくボッコボコになって、それでも
取り戻して、一息。
車のドアでバイク撃退してとれちゃったりって、凄いし笑っちゃうし、凄い。

前作の終りに連れてきた犬。黒くて一見怖そうなやつだったけど、実にいい子。
とってもしつけが行き届いてる~。可愛い。
ジョンは犬に名前つけないんだよね。切ない。いい子だって感じにぐっどぼーい、
って呼びかけるけど。大事なものにしちゃうのが怖い、みたいな感じかなあと。
切ない。
まあまだ、前作からそんな時間たってないんだった。
そのうち犬に名前つけちゃうかもしれない。犬可愛がっちゃうよなあ。

殺し屋引退する時に、何らかの協力をしてもらったらしいサンティーノ・ダントニオ。
ジョンに姉を殺して欲しいという依頼を持ちかけてきたことから新たな事件と
なる。血の誓いをした証のせいで、頼みを断りきることが出来ないジョン。
殺し屋連盟っつーかなんかわかんないけど、殺し屋たちのルールみたいなのが
厳密にある世界なんだねえ。
あのホテルとか、いろいろ、ジョンに協力してくれる人達をまたたっぷり
見られてとっても楽しい。

イタリアでの仕事になるので、現地でいろいろと調達。スーツを仕立て、特殊な
布地で銃弾を通さない、でも痛いですよ、とか。ソムリエが銃の見立てをして
お勧め教えてくれたり。デザートにはよく研いだナイフ。
ちょっと「キングスマン」連想したよね~^^。ああいう準備シーンも最高に
かっこよくってすっごいときめく。

無事仕事を終え、というか、ターゲットの彼女がかっこよくというか潔くというか
自ら死に、でも念のために頭撃ち抜いてジョンは仕事を終える。
でもそこから脱出にあたって、むしろ依頼してきたサンティーノの手下から
追われ、さらに姉のガードをしてたカシアンからも追われ。
すっごいまたしても撃ちまくりの殺しまくり!!!
銃を構えてとって撃って撃って撃って、弾丸交換とかしつつもさらに撃ってとか、
も~。どんどん敵が出てきてどんどん撃ち殺す。シューティングゲームか~。

合間にガツガツ殴り合ったりもあって、あと柔道? 投げたり締めたりもあって、
それがなんか微妙にもっさりしてたり、いかにも体重あって重そうだったり。
かっこいいよ~。

殺しのプロの掟だ。
とか、殺し屋ネットワークみたいなのとか。
電話が黒電話で受話器がいかにも重そうだったり。電話して交換手の女性が
繋いだり指示をネットワークに流してくれるのがエアシューターつかってとか
コンピューターも液晶パネルとかじゃなくて、ごっつい箱の、レトロっつーか
クラシックなってゆーか。現代でありながらレトロフューチャーみたいな世界が
すごくかっこいい。細部に凝ってる~って感じ。

ローレンス・フィッシュバーンが出る、っていうのは知ってて、なんかギャングの
親玉みたいなのかなと思ってたら。ホームレスネットワークの王みたいな感じ。
鳩使ってたり。なるほどこういうタイプのキングなのかあ。
ちょっとマトリックス連想するよねどうしても。楽しかった。

そんなこんなで賞金首にされて殺し屋連中に追われながらも、ジョンはサンティーノ
を追いつめる。
美術館に襲撃に行くんだけど、鏡と映像の部屋での戦いは舞台が幻想的~で
カラフルで、これまたかっこよかった。
ああでも美術品を壊さないで~ってハラハラした(笑)

サンティーノを、追いつめた、中立の場であるはずのあのホテルのラウンジ(?)
で殺してしまったことで、ジョンは除名処分だかなんだかにされる。
これまで得てきた協力と保護から切り離されることになる、らしい。
ジョンじゃなくてジョナサンって名前らしくて、ことさら丁寧に「ジョナサン」
と呼ばれる時の親しみと不穏さな~。すごい好き。

ジョン・ウィックの世界観って、ほとんど説明はなくて、断片だけ見せられて、
まあ大体わかるでしょ、って、奥行きを感じさせて放置なんだよねえ。
なんか組織っつーかプロの掟の世界から除名された、ってことは。ジョンは
これからひたすらに世界中を逃げて、安心できる場所や協力者はどこにもない、
いない、ってことになるのかなあ。
犬だけが味方。
これ、3が作られるかなあ。だとしたらどうやって挽回するんだろう。
ローレンス・フィッシュバーンを頼れるのかな。どーなんだ~。

今作でもほんっとにたっぷりと銃撃戦堪能したし、格闘も、カーアクションも、
すごいめいっぱいかっこよかった。少年めいた女性殺し屋、口がきけなくて
手話でやりとりとかめっちゃかっこいい。ちらほら出てくる画面の中の英語
字幕もきらーんと凝ってる感じだったりして、も~~~~どこまでも中二病!!
すごいかっこいい。
何よりキアヌがかっこいい~!!!
満喫しました。


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映画「パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊」


*ネタバレ、結末まで触れています。


映画「パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊」

昨日、2日(日曜日)に見に行きました。3D字幕、IMAXで。

シリーズ5作目。
ウィルの息子、ヘンリー・ターナーが成長し、父を助け出したい、と、あらゆる
海の伝説を調べ、ポセイドンの槍があれば海を支配する力を得られる。それを
探すためにはジャック・スパロウのコンパスが鍵となる。
魔女として処刑されようとしていたカリーナ。だが彼女は天文学者。星をよみ、
誰にも読めない地図を読んで秘密を解き明かそうとしていた。
ジャックは銀行強盗を強行! しかし金を得ることはできず、仲間からは見放され
おんぼろ船しかなかった。
掴まり、処刑されかけていたところを大騒ぎの果てに脱出に成功。ヘンリー、
カリーナも共におんぼろ船で海へ出る。

と、そんなこんなで、最初っから、海!船!どかーん!ばしゃーん!ドタバタ!
いろいろと何もかも派手でゴージャス。さっすがディズニーの、ハリウッドの、
超娯楽超大作!!!楽しかった~!
いい映像、いい音響で見られてしあわせ。これはやっぱりできれば巨大スクリーンで。
大音響で見てしあわせになるといいタイプの作品だと思う。かっこいい。めっちゃ
かっこいいよ~。

とはいえ、私は、このシリーズ、一応全部映画館へわくわくと見にいってきた
けれども、正直あんまり細かく登場人物とか把握しているわけではなく。
お話もまあなんとなくくらいしかわかっていなくて。熱心なファンとはとても
言えない。今回の重要人物はバルボッサ船長なんだけれども。ええと、まあ、
なんだっけ、って、あんまりピンと来ない感じで申し訳ない。一作目から
敵対してたあの人か。んでその後でなんだかんだあったっけ、みたいな感じ。
でもまあなんかそんな程度の私が見ても十分楽しかったです。

ジャックがいかにして船長となったか、という若き日のエピソードもあった。
かっこい~^^
可愛い。スパロウ。小鳥ちゃんとか呼ばれちゃう。船のピンチを救った、って
ことで、船長になったのね。あの急旋回すっごいかっこよかった!!

やっぱり海~。海戦~!機敏には動けない船での戦い、ぶつかり合い、すっごい
かっこよくってテンションあがる~!迫力!

で、今回の敵、つか、ジャックに恨み抱いてるサラザール。ハビエル・バルデム。
007の「スカイフォール」でボンドに対抗してママをとりあってた奴じゃーん。
顔が、さすが、でっかい、迫力^^ それがまた巨大スクリーンいっぱいに
アップになったりもするのでほんと迫力。そして最後には海の藻屑と消えました。

カリーナが実はバルボッサの娘である、ってのがわかって、カリーナを守って
バルボッサも海の底へ。でも娘を守ることができてよかった、という。
父と子、っていうのが最近の流行りなのだろうか。いやまあ、最近でもないか。
やっぱりベタな、ってわかっていつつ、うるっとはきました。

なんとかポセイドンの槍をどーのこーのして、あの辺の海でのすべての呪いは
解かれた、かな。
そして。ウィルが帰ってきたー!
それまで、エリザベスのことなんも言わないなあ? キーラ・ナイトレイ出られ
ないのかな? って思ってたら、この最後で、ちゃんとウィルを迎えに来た!
キスをして、めでたしめでたし^^

んでもエンドロール後のおまけ的に、ウィルの悪夢がきて、またなんかヤバめな
シルエットとか映って。夢か、って感じだったけれども、実は床が濡れてフジツボ
が落ちていた、という。
これはまだ続編作る気はある、ってことなのかな。
でもこれ、このシリーズ集大成としてすごくよかったので、もう終わりにすれば
いいのにな。
世代交代して、ヘンリーとカリーナだとかが主役でやっていったりするのかな。
ともあれ、豪華に金かけた映像世界をたっぷり堪能しました。満足!

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映画「マンチェスター・バイ・ザ・シー」


*ネタバレ、結末まで触れています。


映画「マンチェスター・バイ・ザ・シー」


リーはマンションのメンテナンス、便利屋としてトイレのつまりやちょっとした
水漏れを直したりゴミを捨てたり、そんな仕事をしている。酒を飲み、喧嘩する。
暗い部屋でテレビを見て。ただ暮らしている。
兄の死の知らせ。
甥っ子であるパトリックは16歳。その後見人に兄の遺言で指名されていたが、
リーはこの街で暮らす決意は出来なかった。

アカデミー賞にいっぱいノミネートされてて、ケイシー・アフレックが主演男優賞。
脚本賞もとった。それで、渋そうだなあと思って。

兄の死。どうすればいいのか戸惑いながら、葬儀の手配や、甥っ子とどうするか、
リーは彼なりになんとかしようとする。
少しずつ過去、回想が挟まれていて少しずつ、リーに何が起きていたのか、
何故彼は今こんなに孤独なのか、わかってくる。
リーは、妻と愛する子ども三人と、しあわせに暮らしていた。家族を愛してる、
特別立派でもなんでもない、ちょっとダメ人間よりでもあるリー。それでも
しあわせに暮らしていたのに。
自分が夜コンビニへ出かけていた間に火事で起きた。妻は助け出されたものの、
子どもたちを亡くした。その、哀しみを、克服できていない。

パトリックの母も問題ありだった。家を出て行っていた。

家族を亡くした時、それをどんな風に乗り越えていくのか。大事な人を亡くしても
自分は生きていて、なんとか、生き続けていく。
リーの身に起きた悲劇は街で結構有名になってて、リーは身の置き所がない。
それでも、親切にしてくれる人もいる。
それでも。

パトリックは友達がいて、彼女がいて、それも二人も。リーのいるボストンへ
引っ越すのは嫌だ、という。
父を亡くしたその日にも、友達を読んで楽しげに喋っていたり。
でも不意にパニックを起こしたり。

ただただじっくり見つめる映画だった。すごく劇的にかっこいい解決がある
わけじゃない。リーはやっぱりこの街にはいられない、って、ボストンへ戻る。
パトリックのことは兄の同僚?かな、その、街の人に頼むことになる。
妻と和解はできない。妻のほうは次の人生を歩み出しているのに。でも、彼女も
忘れてるわけでもないし。

時が過ぎれば変化はある。でも、誰もが前向きになれるわけじゃない。
多分解決するのは時間だけで、そして、そのためにかかる時間はこのくらい、と
決められるものじゃない。1年かもしれない。5年かもしれない。30年かかっても
立ち直れる保証はない。

リーは、パトリックが遊びにくるかもしれないしな。って、二部屋あるうちを
借りようとしている。家具なんかいい、って、無気力だった頃とは違う。
兄が、ちゃんと家具を買えよ、って、リーのこと心配してたんだよね。

ちょとしたこと、なんでもない当たり前にありそうな小さな事。日常って、
壊れる前に当たり前に過ごしていた日常って、壊れてしまって振り返ると、
それこそが奇跡的な幸せだったのだ。

過去がわかる前、リー、何なんだろう、もうちょっとちゃんとしようよ、なんで
できないんだろう、って思ってて、だんだんわかってくるにつれて、ああ……
言葉をなくす。
かっこいいヒーローはいない。この映画のリアリティ。つらい。

ケイシー・アフレック、時々横顔とかベン・アフレックに似てる、って思って
兄と弟、家族の物語だから、なんか、そういうのも思った。

見に行けてよかった。とてもよかった。

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映画「ハクソー・リッジ」


*ネタバレ、結末まで触れています。


映画「ハクソー・リッジ」


昨日24日(土)に見に行った。

実際に衛生兵として活躍した人の半生。子どもの頃、兄弟で遊んでた頃から始まる。
父は前の戦争へ行った。帰ってからは酒に溺れ人が変わったようになっている。
青年となったデズモンドは病院で看護婦のドロシーに恋をする。
武器を持たない、という信条でありながら、兵役に志願して、困難を乗り越え
戦場へ。沖縄、ハクソー・リッジと呼ぶ切り立った崖の上へ進行していく仲間と
共に駆けまわり、傷付いた兵士を助けた。

ドロシーと出会って、一目ぼれからすぐさま結婚!ってなっちゃったり、デート
で映画見にいって、でもずーーっと彼女の顔ばっか見てたり、っていう、実に
初々しく可愛い二人とかは楽しかった。
入隊してからの訓練とか、兵士仲間でのやりとりとかも、大変だけどちょっと
青春ぽくもあって、いろんな人がいるなーと。
武器を持たないことで非難もされるけど、父の奮闘もあって兵士になれた。

送られた最前線、舞台は沖縄。戦場に到着した時点が1945年5月って
テロップ出たと思うんだけど、もうその日付が、辛い。
何度も突撃しては退けられるアメリカ軍。到着した時から運ばれていく死体を
見て、一気にどんよりなる部隊。
辛い。
戦場のシーンは凄まじかった。文字通り人体が吹っ飛ぶ。手足がちぎれ内蔵が
零れる。双方地獄の様相で、辛かった。。。
撤退の後にも残り、神の声を祈る時に、デズモンドが聴いたのは、助けてくれ!
衛生兵!と叫ぶ声。生き残っている兵士。敵に警戒しながらも一人、また一人、
もう一人助ける、と、夜通し駆け回るデズモンド。

アンドリュー・ガーフィールド凄い。ふわっと可愛い青年でありながら、戦地で
一人、装備と怪我人と担いで血と泥にまみれて、生きる、助ける姿の迫力。

敵、というのは日本軍で日本兵なわけで、いやそっちも辛すぎるんだよと思いつつ、
あんな、地の底から湧いて来るゾンビみたいに見えてたのかなーと。
もうほんとどっちにせよ地獄。最前線に行くって、こういうことかよと思う。

終りには実際のデズモンドの映像もあって、勲章もらったりしてて。
第二次世界大戦て、遠いようで近い、まだリアルに地続きの所なんだよなあ。
実話ベースだけれども、やっぱり映画として作品としてきれいに仕上げられて
いて、つらかったけれどもよかった。

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映画「キング・アーサー」


(*ネタバレ、結末まで触れています)


映画「キング・アーサー」


17日(土)、昨日見てきました。

なんか悪い魔術師に目を付けられた王国。魔術師との戦いに勝利はしたが、
王の弟が野望を抱き、王を追い落とし自らが魔の力を借りて王座につく。
真の王の息子、アーサーは小舟に乗って逃れ、下町、娼館で育った。
やがてたくましく成長したアーサー。聖剣エクスカリバーが水の底から現れ、
それを抜くことができるものが求められる。アーサーはその剣を抜き、手に
することができた。

アーサー王と円卓の騎士、とか、一応名前くらいはちょっとは知ってる。
2004年の「キング・アーサー」は見た。マッツ・ミケルセンとヒュー・ダンシー
出てるよ! ってな感じで。でも何も詳しくなったわけではない。

で、この映画は、アーサーが自らのことを知らぬところから、王になっていく、
という物語。
スラムのガキが王になる! ってな宣伝文句の通り、歴史ものというよりは
現代風味もある壮大なファンタジー。というか、アーサー王伝説、なわけで、
もともとファンタジーな話なのかな。
巨大な象が城に突撃してくる戦いから始まって、映像アクションどかーん!!
と派手でかっこよくってテンション上がる。

ちびっこアーサーくんがちゃちゃっと育っていく感じとか見せ方がさすがー。
しかしエクスカリバーを本当に使いこなす、のは、最後の最後なので、その
目覚めるまでが長い、とも感じた。
でもあれ、エクスカリバーに操られてるのでは。エクスカリバーこそが諸悪の
根源みたいな気がした。めっちゃ強い~。使われるのではなく使うことが
できるようになるのはタイヘンねって思う。
そして円卓の騎士が生まれた、って感じでおしまいか。


で。
悪い叔父さん暴君を演じるのがジュード・ロウってことでめっちゃ楽しみに
待っていました。
かっこいい~!!!
暴君なんだけど、魔物? の力を借りる為には愛する者の血を流せ、って
言われて、最初は妻を、最終的には娘を、自らの手で殺して捧げるの。
その苦悩とか美しい。
そんなにも王座が欲しいのかよ、と、悲しくなる。
衣装とかもさー、かっこよくって。眼福。満足しました!

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映画「僕とカミンスキーの旅」

*ネタバレしてます。


映画「僕とカミンスキーの旅」

昨日、7日(水)に見に行った。

盲目の画家としてかつて注目を集めた巨匠、カミンスキー。今は引退してスイスの
山奥で暮らしている。
恋人にはフラれ、ライバルとみなしている相手には後れをとっている美術評論家
セバスティアンは、カミンスキーの伝記を書こうとしていた。そう遠くないうちに
カミンスキーが死亡となれば本はバカ売れ、大儲けとなるはずだ。

てことで、セバスティアンがカミンスキーや娘を適当に騙してうまくやろうと
するも、そう簡単にはいかない。カミンスキーの忘れられない恋人がまだ生きて
いると知らせて、再会させようと、二人で旅することになって、ってロード
ムービーでもある。

セバスティアンて奴はどうにもヒドイ男で、勝手に家探ししたり手紙や絵を
盗んだりして、実にゲスな嫌な奴。盗んだんじゃないよ借りたの、くらい平気で
言いそうな、ずうずうしくて勝手なマスコミ的な男。ダニエル・ブリュールが
演じていて、なんかボロボロになってたり雨にびしょ濡れになったり、煙草
吸ったりやさぐれてたりと、いろんな顔、スタイルが見られたのはとっても
よかったけど。でもセバスティアン、お前クズだな、と何度も思ってムカつい
たり笑ったりした。

カミンスキーは盲目、と言われつつ、全盲というわけでもなく実は見えている
のではないか? という謎もあった。けれども、見えてるっぽくもあるし、でも
ほとんど見えてないのか? と、はっきりとはわからない感じ。急激に極端に
視力が落ちたって感じなのかなあ。
カミンスキーは架空の巨匠なので、交友があった画家とか師匠とか、ちゃんと
覚えてないけど私でも名前知ってるわってな有名どころいっぱいで、盲目の、
ってことで話題かっさらって人気集めたとかの世の中の軽薄な感じとか、
本人は気まぐれで気難しくてやっぱとてもいい人とは言えない曲者で、結局
セバスティアンのほうが振り回されることになる。
最初は気の合わない二人が旅を続けるうちに歩みより成長し、みたいな単純な
ことでもなくて、結局お互いあんまりは素直じゃない感じのまま。

それでも、死んだと聞かされていたテレーゼという恋人と再会したあとには、
カミンスキーもしょんぼり気弱になっちゃってて。
テレーゼは痴呆症的になってるのかなあ。フリなのか。いや、時々思い出したり
クリアになったりする、という感じなのかなあ。
年老いることの切なさ。
はるか昔に別れた二人の人生は、それぞれに別の歩みのほうが長くあったわけで。

海を知らないから行きたい、というカミンスキーの最後の我儘を聞いて、二人で
また娘を振り切って車を走らせる。
海で、波打ち際を二人で歩いてるシーンはとてもとても美しかった。

セバスティアンのことを気に入ってるというカミンスキー。セバスティアンが
盗んだ絵にサインしてあげる。
引退後にひっそり地下室で自画像を描いていた、というやつ。
迫力~の、でも、それ、見えてるから描いた?? と、不思議なやつ。
手癖で絵は描けるものなのか。
旅の途中にもスケッチとかしてあげてたりしてなあ。まあどっちでもいいか。

カミンスキー死亡のニュースは映画の冒頭にあって、半生を振り返る的な番組
やってるという所が始まりだったんだけど。
セバスティアンがインタビューを受けて、という、あの、あれは、セバスティアン
の夢ということなのか、冒頭に戻るという時間軸の弄り方なのか、ん~。

私は多分、あのあとセバスティアンは、晩年のカミンスキーみたいな本を書いて
実際死亡のニュースの時には友達だった、と言う、ということなのかなと思う。
あの、最後。海辺で別れて、砂浜に座っているカミンスキーの姿が絵になって
いくんだけど。その、あの絵を描いたのは、セバスティアンなのかなあ、と。
セバスティアンも画家になりたいとちょっと思ってたとかいってた気がする。
で、あのあと、絵をまた描くようになって。そして、カミンスキーの死のニュース
の時には、カミンスキーと友達だよ、と、言ったのかと。
どうかなあ。

序盤には実にひどい人達ばっかり、って感じで、ええと、なんか、もっと、
ちゃんとして?? と不思議に思う。大丈夫なのか?? と思う事多々。
でも、なんか、もう丸ごとセバスティアンの夢ってことでもいいのかなあとか、
そういうふわっと浮世離れしてる感じがあった。

公開規模が小さめで、見に行けないかと思ってたけど、遅れて近くでやって
くれてよかった。やっぱ見にいってよかった。

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