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映画 「キング・オブ・シーヴズ」


 20日(水曜日)に見に行ったのでした。

*ネタバレしてます。


映画 「キング・オブ・シーヴズ」


 ブライアンは愛する妻と静かに暮らしていた。だが妻を亡くした後、彼女に秘密にしていた昔の稼業に誘われて、行動することにしてしまった。ロンドン随一の宝石店の集まる場所の、貸金庫。そこに眠る宝石をなんとか奪えないか、計画を進め、仲間を集めていく。セキュリティやシステム破り担当のバジル以外は、みんな高齢者の、金庫破りチーム結成だ。


 て、2015年に実際あった事件ベースだそうで。世界中を驚かせた事件、って、でも、私はちょっとピンとこないけど、でも、まー映画化されちゃうね、こんな事件。
 なんとなく、愉快なじーさんたちの泥棒コメディかな~って思っていて見に行きました。でも、そ、それほど愉快な泥棒じーさん、って感じではなかった。悪いジジイたちだった。まあ、ほんと、わりと最近の事件で、当事者生きてたりだし、そうそう美化というか、泥棒たちいい感じにはできないかな。うん。

 じーさんあるあるみたいな小ネタでちょいちょい笑ったりはした。でもじーさんチーム、仲悪かったりして、険悪ムード。孫がいても、昔ワルだったジジイたちはやっぱ悪で、じーさんたちだからって人間できてるわけじゃないよなあと当たり前なことを改めて思いました。ジジイ、反省しなさいよ……。

 とはいえやはり映画ですから。マイケル・ケイン主演で。すっごい素敵。さっすがの上品さ。さっすがの色気! かっこいいじーさんすぎる。んで、あーこの人、性根が悪~というムードも出してきますから。ああ~。こわい。ひどい。妻がずっといてくれたらよかったのに。
 
 金庫破りそのものは、トラブルありつつも無事成功。人殺すわけでもなく綺麗な仕事だったかなあ。けれど、その後の分け前でもめたりして、最初に話もちかけた若造くん、システム担当のバジルくんを追っ払うみたいにしたりして、ジジイたち強欲~。でもバジルくんは唯一逃げおおせたらしく、また捕まってないらしい。凄いな。一番いい宝石まんまと盗っていったいったみたい。この映画、どこかで見たりしたのかなあ。

 警察がちゃんと有能で、監視カメラだとかいろいろ、それなりにさくさく捜査していって、ちゃんと捕まえていったのもよかった。というか、ちゃんと捕まってなかったらそもそも映画にならないかー。そして警察ちゃんと有能、って描かれるのは安心でもあって、よかったわ。

 最後、裁判に向かうために囚人服からスーツにお着替えするじーさんたち。ジジイたちとはいえやはり、素敵だよねえ、俳優だし。持病を言って同情をかおうとか、いやそういうの言うとかえって反感かうからやめとけとか、ジジイたち、ほんときみたち反省しろよ、と思って笑ってしまう。
 最初思ってたほど楽しい映画というわけではないけれども、ははーんこういうの、うむうむ、って、クスっと笑えて、ジジイ俳優たちを堪能できてとてもよかったです。

 マイケル・ケインは、この事件の映画化あれば話がくるかもな、って思った、とかなんとかインタビュー記事読んだ気がする。なんかそれいいな~と思った。マイケル・ケインの若き日の姿もちらっと出たりして、もうほんと色気がただならぬ。素晴らしい素敵でした。音楽もよかった。満足です。

 

 

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