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映画 「どん底作家の人生に幸あれ!」


 *ネタバレします。

映画 「どん底作家の人生に幸あれ!」


 デヴィッドが産まれるところから語り始められる物語。19世紀イギリス。父は既に亡くなっていて、「カラスの家」といううちに産まれた男の子。
 母の再婚によって新しい父ができたものの、うとまれてロンドンへ追いやられる。
 瓶詰工場で働きながら大きくなって。貧しくこき使われるばかりの人生を変えるべく、叔母を頼っていく。
 

 なんかヘンな邦題つけられちゃって~、ですが楽しみにまってました。
 原題は「The Personal History of David Copperfield」。デヴィッド・コッパーフィーフルドって。ディケンズの半自伝的小説、だとか。
 私はディケンズ読んでないですー。おはずかしい。けどまあ、オリバー・ツイストとか? クリスマス・キャロルもか。有名作家ですね。と、その程度しか知らないなりも面白く見ました。

 登場人物がめっちゃキャラ濃い~。うるさいわ。ドタバタコメディみたいなんだけど、がっつり貧しい階級社会ですよ。辛い……。
 
 お話ふむふむと見ていたら、ぎゅるっと場面転換になって、おっ、とびっくりしたシーンが何度かあった。空想のお話が入り混じったりしているのか。
 見せ方が凝ってるな~と、そんなこんなも面白かった。作家として成功、めでたしめでたし、ですね。

 ベン・ウィショーくんが目当てと思って見に行った。悪人役だった~。ヘンな髪型。ヘンなキャラ。のし上がっていきたい、人を騙してのっとってでも、というユライア・ヒープ。ティルダ様が演じる叔母さんとビンタの応酬してて凄かった。さすが~。
うまいな。ヘンだけど素敵でした。好き。

 デヴィッドが学校行って知り合った、貴族階級らしい友人、スティアフォースくん。彼はゲイだったんじゃないかなあ。はっきりとはわからないけど、なんか、苦悩して迷走してた感じがなんとなく。どうなのかはわからないけど。でもなんか、そう思えて気になっちゃった。それぞれの人生……。

 キャスト豪華だしみんなうまいし、とにかく濃いし、でも軽やかですごいバランスだった。見にいけてよかったー。

 

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