映画 「羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ) ぼくが選ぶ未来」
*ネタバレします。
映画 「羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ) ぼくが選ぶ未来」
2019年製作。吹替え版見てきました。
黒い仔猫の姿をした妖精、シャオヘイ。子どもの姿に変化もできる。
妖精たちは森の棲み処を人間に追われていた。居場所を探して街をさまよっていたシャオヘイ。
ある時、フーシーという妖精仲間に出会う。街から離れた豊かな緑の場所に連れていってもらって、フーシーの仲間もいて、やっと安心できる家と仲間ができたと喜ぶシャオヘイ。
だが、フーシーはムゲンという人間に追われ、戦っていた。訳も分からず戦うシャオヘイ。だが、島に取り残されて、仕方なくムゲンに連れられて陸地へ戻る旅をする。
旅するうちに自分の力を鍛ることをムゲンに教わり、人間の街を見たり、そこで妖精たちも人間に紛れて暮らしていることを知るシャオヘイ。ムゲンは本当に敵なのか。フーシーがいいやつでムゲンは悪いやつ?
シャオヘイの秘めた力を狙って、壮大な戦いが起きる。
中国のアニメ?? わからない。と思って最初あんまり興味なかったのだけれど、すごく面白いって評判いいし、見た人みんなかわいいかわいいいってるみたいだな~(*偏った観測です)。やっぱ気になるかも。と釣られやすい私は今日めっちゃ寒いーっと思いつつがんばって出かけてきました。
ほんとだ。すごい面白かった。めっちゃバトルアクションだ! すっごいかっこいいいいいいい~~!!!めっちゃ動くっ!
ほんとにほんとに、バトルアクションの見せ方がこれでもかこれでもかこんなんでどうだ!どうだどうだ!! と凄くて、すーっごくかっこよかったです。
ドラゴンボールだった、てな感想をTwitterで見かけたことあったんだけど、ほんとだドラゴンボールだ。トトロっぽいな~というかジブリっぽいのか。木霊~? って思ったり、AKIRA かな? AKIRA くんの暴走? とか思ったり。
少女漫画の王道、スポコン少女漫画(みたいな??)の王道かな、これ、夢? ワタシ平凡な妖精シャオヘイ、居場所のない私を最初に見つけてくれたフーシー、出会いの印象最悪だったムゲン、二人の間で揺れ動いちゃうワタシ、ワタシ、でも、ほんとはすごい力があったなんて! ワタシを本当に愛してくれていたのは、どっち? 本当は、ほんとうは、ムゲンさまー! みたいな感じ。師弟モノだけど。
あとファンタビも連想した。クリーデンスくんを利用したいグリンデルバルトとか~。いろんな似た感じがある先行作品あれこれがある、って感じる。
作った人、アニメとか映画とかよく見てるんだろうなあ。
庵野監督だっけ、多分。これまでの先行作品にたいていなんでもやられてるから、新しいの作るったって、リミックスしてバージョンアップするしかない、組み合わせ方で新しくするしかない、みたいなこと言ってた気がするんだけど。多分。
これもやっぱり、いろんな先行作品ふまえてーの、あんなこんなかっこいいのふまえてーの、さらにもっとかっこよく見せるぞどうだ!って感じで凄い。キャラも見せ方もきゅんきゅんにツボ押さえてよねえ。くすぐりや省略の仕方も、あ~わかる~って感じ。何よりテンポよくて、ぐいぐいひっぱる推進力がすごい。
可愛さも存分に大サービスで。みなさん、こういうの好きじゃないですか?好きでしょ?可愛いでしょかっこいいでしょ? わたしたちはすきー!かっこいいー!って作り手が全力大サービスしてくれてる感じ。あざと可愛いですわあ~。シャオヘイが可愛いのは勿論ながら、ムゲン師匠も可愛いのずるいですわ~。そしてめっちゃ強いの、ずるいわあ~。
森を追われた妖精、って、自然開発する人間悪い奴、という始まりなんだけど、でも、人間だって悪い人ばかりじゃないよ、共存の道もあるはずだよ。って実は強力な力を持ったピュアなシャオヘイが人間側、人間と共存する側に傾いていく感じなんだけど、これはなあ。侵略者側の論理が強いよなあ。
妖精さん、じゃなくてアメリカのネイティブアメリカンだったら? 少数民族だったら? 本来の居場所を奪われたものに、別の場所もあるよとか、ひっそり共存しようよ、敵対するばかりじゃなくてさ。って、まーーー。それはそうなんだけど。そうなんだけど~~~。
人間側に都合よくつくられてるアニメじゃん、という気持ち。。。いやまあ自分も人間側だが。これ素直に感動していいのか悩んじゃうな。
あと私、ごく最近、「呪術廻戦」のアニメにドはまりしたところなんだけど、術式、とか、領域展開、みたいなことって、そういうものなの?? 私はつい先日呪術で見て、ほほう~って思ったところなんだけど。領域、とか、って、マインドパレスみたいな。って思ったりなんだけど、んー? どうなの。術式とかなんか、そういう世界ってあったんだっけ。わからない。個人的にはちょうど呪術にはまりたててすごいよくわかる感じ~って思ったけど、何がどのくらい共通認識なのか、共通って思っていいのかどうか、悩んじゃった。私が知らないだけでドラゴンボールだとかで展開されてた世界観みたいなの? 私、ドラゴンボールも途中であんまり見なくなったからなあ。わからない。
ま、あんまその辺は、深く気にせず、そういうものかーと思っておけばいいかな。
なるほど面白いなあ、と、見に行って納得できてよかった。
でもまあ、やっぱ個人的好みとしては、あんまハマらないなあ。絵柄が好みじゃないなあ。可愛いし動きかっこよかったけど。
やっぱ今わたしは「呪術廻戦」にハマり中!
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 映画 「ワンダーウーマン1984」(2021.01.17)
- 映画 「燃ゆる女の肖像」(2020.12.09)
- 映画 「魔女がいっぱい」(2020.12.07)
- 映画 「羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ) ぼくが選ぶ未来」(2020.12.02)
- 映画 「ウルフウォーカー」(2020.11.25)
Recent Comments