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映画 「インターステラー」


*ネタバレします。


映画 「インターステラー」


 15日に見に行きました。IMAXで。リバイバル上映ありがとう~。ノーラン祭りは全部行けた。よかった。

 近未来。異常気象続き、人類は食糧難のさなか。生産できる農作物は限られており、生きるのに精いっぱいで、科学や文明は大きく後退している世界。
 クーパーはかつて宇宙飛行士だったのかな。パイロットでエンジニア。墜落事故を起こして以来、父の農場で農作業をするしかない日々。息子と娘がいる。息子はいい子に育ってる。地に足をつけた生活をしていきそう。でも10歳の娘、マーフはクーパーに似て科学とかに興味あるらしい。学校では月面着陸などが教科書から削られている中、アポロ計画の話なんかをして問題児だからってクーパーは先生に呼び出されたりする。
 
 部屋に幽霊がいる、というマーフ。本棚の本が落とされたり、砂嵐の埃が規則的なコードを表していたり。幽霊がモールス信号を送ってる? いや、バイナリ信号だ。
 とかなんとかで、暗号をといたクーパーとマーフは、示された座標の場所へ行く。そこは、隠れたかつてのNASAの施設だった。
 土星の近くにワームホールが現れていて、そこを抜けて別の銀河へ行けるという。
 人類の未来のために、移住できる惑星を探す計画が進められており、クーパーはパイロットとして宇宙へ旅立つことになる。
 おいていかないで、と泣くマーフと別れて、人類の、何より子どもたちの未来のために、先行した科学者たちの信号から、移住可能の見込みがある星をめざす。


 壮大なSF。けど根本は家族愛なんだよね。私は、公開当時(2014年かあ)見に行った時には、あんまりそう好きでもなくて。リバイバル上映では、当時認識できてなかったティモシー・シャラメ、ヤングな息子演じてるのを見よう~って思いました。
 でも今見直すと以前見た時よりずっと面白く感じられた。初見では、おおおおお~?? なんだどうなるんだ、って振り回される感じが、二度目三度目鑑賞だと結末までわかってる分落ち着いて見て面白いのか。

 なんかね、ガチガチのSF、って思って見てたのが、途中、愛よ。みたいになるのが、は????? って混乱しちゃうんだった。でもまあ、そうか愛か。と、今の方がちょっと落ち着いて見られたな。
 重力が強いと時間が伸びるとか、いまいちやっぱわからないんだけど、まあ、そういってるからそうなんですねとこれも丸のみ。
 クーパーの、行きて帰りし物語だなあ。そしてまた旅立つ。物語づくりとしては王道なんだなというのもよくわかる。

 あと今作の萌えキャラは柱の塊みたいなロボットちゃんたち~。形状変化も面白くて、やっぱよかった。好きだった。相棒~。

 そしてやっぱりマット・デイモンが、ダークサイドに落ちてるのが可哀相で。火星ではジャガイモつくって正気を保ったのに;;と違う映画を連想してつらくなっちゃうよねー。

 10歳の頃のマーフを演じてるマッケンジー・フォイが、ほんっと美少女かつ賢そうで最高だなあとかも改めてよかった。
 あとやっぱマイケル・ケインが。ノーラン監督ほんと好きなのね。この壮大な計画たてた教授で、でも、死の間際に、嘘だったんだ、って告げていくの、あまりにもあまりにも酷くて凄い。人類の英知の権化みたいに穏やかな人格者みたいな雰囲気持ちながら、現人類は見捨てて遠いどこかの星にもっていった受精卵たちの人類の繁栄、未来を託す、プランB。
 実際移住可能な惑星があるかどうかも確証はないわけで、プランBだって夢物語だけど、プランAがいけるはずっていう嘘で娘までも欺いてクーパーたちを送り出すの、良心的な悪魔みたいな所業。
 何もしないよりはほんのわずかでも希望を託す、ということなのか。でもなー。

 そもそもこの世界、で、食糧難だから農業以外に知識、学びを排除してるっていうのが無理筋過ぎると思うんだけどどうなんだろう。実際もう死の未来しかないってなると目の前の食糧のことしか考えられなくなるのか。けど、子どもたちにせっかくの科学やなんかを教えてないと、希望もひらめきもなくなるじゃん。かろうじて反逆児的なクーパーとマーフがいてよかったね、というか。まー。だから主役になるわけだけど、んー。

 でも今、教育とかどんどんないがしろにされつつある気がする日本よ……て気分で見ると、なんか……。異常気象とかもいっぱいだし。この映画のリアルがフィクションのリアルじゃないリアリティに思えて、たいへん……。
 教育は大事;; できるだけ沢山の人間に教育してみなきゃ、天才になれるかどうかわからないものね。人類の英知がこれからも受け継がれて、ごく一部の天才が現れて人類の未来を切り開いてくれますように……。

 

 

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