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映画 「TENET テネット」


*ネタバレします。


映画 「TENET テネット」


 IMAX字幕で見てきました。初日! 多分皆見てなんだかんだ言いだしそう~と思って初日初回!
 読んだ本、見た映画の感想メモ書かなきゃがあるけど、また後で。とにかく今日の公開を待ってた! ので、本日見た感想メモメモ。

 とある任務で偽装テロの中、味方を助けにいく男。だが敵に捕まって、情報をもらすまえに自死を選んだ。
 しかし、目がさめる。あれはテストだったという。そして巻き込まれたのは、第三次世界大戦を止めるための任務。弾丸が銃に戻ったり、落としたものが手に戻ったりする奇妙なエントロピーの逆転現象を知らされる。だが情報はほとんどない。憶えておくべきキーワードは「テネット 主義」。
 男は、逆転する弾丸の製造元からある武器商人を割り出し、さらにロシア生まれのもっとヤバイ武器商人に至る。

 と、えーと。
 これも公開延期になって、けれど予告とかなんとかさんざんに煽られて待ってました。クリストファー・ノーラン監督最新作。ノーラン監督祭りでIMAXで「ダークナイト」「ダンケルク」「インセプション」「インターステラー」と見てきたわけです。今日のもIMAXで見てよかった大満足。映像!!! 音!!!!!!!!!! たまらんね。

 時間の逆行、とは。というのが謎っつーか、物理学とか? なんかそういう理論的なこととか難解と評判ですが、まあその、そうですね。インセプションもインターステラーも、メメントも、時間の映画だったなーと思う。ノーラン監督って時間が好きなのかな。時間、伸びるとか。
 で、今作では逆行だって。まあ正直、理屈的なことはざっくり作中で説明されてたのを聞いても、そんなん私にわかるわけはないので、作中で言ってた感じみたいなのはまあ、わからないなりに、ふーんそうなんだ、と思って丸のみで納得。根本的にバカである私は、SFやミステリ見たり読んだりしててよくわからない理屈とかあっても、ふーんそうなんだ、と、軽く流れで流して見て楽しめるタイプ。わかったのかと言われるとわかってはいない、けれど、そうなんだーと思って楽しむことは全然大丈夫。
 なので、なんだろう、なんか理屈言ってるのが気になっちゃう人には難解なのかなあ。そんなすごくいっぱい説明するわけじゃないし、さらっとセリフで言うだけだから、ふーん? くらいでいいんじゃないの。

 で。
 主人公の男、名前とくになし、なんですね。ダンケルクの時と同じようなものか。ただそこにいる主人公。protagonistという名前、つか役名、だったらしい。主人公、だって。
 作中でも、俺が「主役」なのでは? とか、俺が「主役」だ、といってた。ジョン・デビッド・ワシントンて、デンゼル・ワシントンの息子ねー。ブラッククランズマンも見たんだな私。彼と一緒になって、おおお? どうなってる? と巻き込まれた気分で見て正解なのでは。
 そして後半、最後に、お前がまさに主役で黒幕かよー! と、思う、と。

 んでも、黒幕って。なんだろう。タイムループみたいにしてたの? けど最後にインドの武器商人おばちゃんを殺した、殺したんだよね? そこで、ミッション完了って言ったと思うから、そこに至る、で、「時間からの脱出」したってことなのか。
 あの謎のアイテム、隠し通したってことなのか。うーん。

 目覚めた後に、電話してやってきたニールってのと相棒になっていくんだけれども。ロバート・パティンソン演じる、クリストファー・ノーラン監督の分身みたいな感じのやつねー。何でもやってくれていろいろ手配つけてくれて、超便利相棒なの。すごいな。というか、何者?
 何者? というのは最後の方に、本当は未来の、というか過去の?? 主役にやとわれたんだよ、って言う。ニールにとって「美しい友情」なんだって。うう~うるる~。泣かせる。ニールは出会った時には訳知りだったわけですか。
 そして、ニールのリュックのキーホルダーかなんか? あの、あれ、なんか私、日本の五円玉に紐つけてる縁起物みたいに見えただけどさ。あのリュック、って、ちょっと前に見かけた死体だった??
 主役くんは、あれに気づいて、多分、ニールは死ぬってことなんだと、たぶん、わかったんだろうと思ったんだけど。

 それって、すごい、凄く物凄く、たいへんなことじゃないか。
 ニールを雇ったのが主役くん、つまりいずれ俺のために死ぬけどやってくれ、って雇ったわけでしょう? それ、すごい。多分ニールはそれを明かされてはいない、かな、でも、うーん。察してるのかな。それでも、あんなにも全面的に協力してお役立ち相棒として一緒に戦ったわけでしょう?? 愛か……。美しい友情はあまりにもあまりにも特別じゃないか。愛か……。

 つか、これまでノーラン祭りでもさんざん見てきた、冒頭6分だかの特別映像。オペラ座でのテロのシーン。最初に助けたあの男がニールだっけ? 私が人の顔認識がいまいちなのでわからない。仲間だったってことか。黄昏に住む人、友はいない、ってなあの合言葉。それが象徴してるのか。主役とニール。二人以外に友達はいないのか?? うるる;;

 ってかニールって何者。元々は主役もニールもCIA関係ってことなのかなー。
 ニールが途中で応援呼ぶとか、最後の方の兵士いっぱいみたいなのも、CIAと米軍関係みたいなとこなのか。
 最初のテスト、ってとこで、テストに合格したのは主人公一人だ、って言われてけど、あの応援部隊とかは何なの。
 主役くんが時間行ったり来たりの中でどっかで仲間とか増援したの??
 最初にテストだ、とか言ってた、逆行する銃弾とか研究解析してたのは、CIA関係??

 やはりわからないことが多いかー。いやでもその辺そもそも説明すらなかった気がするので、なんか、わかんないけどニールは応援部隊とか呼べるんだなーって感じで丸っと納得するしかないのか。パンフとか読めばわかるのかなあ。けどパンフ買わないんで……。まあ、ま、いっか。

 途中、英国情報部に情報求めに行って、マイケル・ケインが偉い人やってたわ。さすが。そして、もっといいスーツにしろ、みたいなこと言ってて、お、「キングスマン」っすか、と思って笑っちゃった。

 そして。
 エリザベス・デビッキがヒロイン、というか、なんか、運命の女? なわけです。主役くんは、ロシアの武器商人の妻であり、今はもうすっかり愛はないものの、弱みを握られ、息子を奪われないためだけに離れられない彼女を何かと助けるの。
 最初は彼女を通じて武器商人に接近、って利用するつもりだったけど、なんか途中、彼女を守るために! みたいになっていったわ。あ、悪いロシアの武器商人はケネス・ブラナーが演じてた。地図にない街、ロシアで地下核実験してる場所で生まれた、みたいな男。
 自分がもうじき死ぬから、人類道連れにしてやる、的な。

 しかしこの頃の悪役って、結局人類が悪いんだ滅亡させてやる、って感じだねえ。まあねえ。地球にとって一番の害悪って人類って感じがするもんねえ。増えすぎた命は消去だ、みたいなことになるのかねえ。でもそれをお前に決められたくないわー。

 で、その、エリザベス・デビッキ。キャットって役名? キャットはまあなんてったってエリザベス・デビッキだから、圧倒的に美しい。そして息子を愛する母でもある。


 しかし、それ、そんなこんな丸ごと「ナイト・マネジャー」なのでは。ル・カレ原作でトムヒ主演でドラマ化したやつ。ワタシ見たからね。原作とは時代が変わってるとはいえ、かなり面白かった好きだったよ。
 ノーラン監督、あれ見て、いいじゃん、デビッキちゃんをまんまあれの感じで使おう! って思ったんでしょうか。めちゃめちゃナイト・マネジャーだ~~~ってずっと思っちゃった。まあいいけど。
 しかしエリザベス・デビッキは複雑だったのではないのかなと、勝手な想像。あれ、この役のこの感じ私ちょっと前にやったな~~って思ったりしたんじゃないのかな~。でもお似合いですし綺麗でファッションもステキで、目にゴージャスでありがとうでした。

 そもそもがスパイアクションものっぽく、007みたいなのーとかもね。
 飛行機事故らせちゃうぞ、ってのも、ダニクレボンドのカジノロワイヤルで、ボンドがぎりぎりであれは止めたけど、こっちの映画では飛行機本物を倉庫につっこませちゃうぞ!! という。確かに。CGではなく本物をつっこませて爆発! 壊れる! 燃える! ド迫力!!!!! って、すっごいよかったっす。IMAX音響で聞けて最高だった。

 
 時間の逆行とか、自分が自分と戦う、とか。謎の組織、謎の黒幕が実は自分、とか。SFアニメっぽいような、なんか、やっぱ、実写のド迫力、リアルで、ガーンと漫画みたいなことやってる~というわくわくが面白い。ノーラン監督、映画好きなんだな~~~と思う。
 世界を造るのが好きなんだなあ。
 映画監督って、そうか。世界を造る神なのだった、と、つくづく思います。やっぱりノーラン監督作品ってノーラン監督が主役。俺が見たい世界を造る。って感じでホントに造り上げてしまうから凄い。

 シーンの展開は断片的で早い。けどその分たっぷり余白があるので、妄想のしがいもあるわ~と思う。主役くんがどうやってニールを雇ったのかとか、どう、どうなの。もえる(*ノωノ) なかなか非情になりきれない、でもならざるを得ない、みたいな主役くんと、雇われて主役くんのために全力つくしちゃう、けど、なんかへらっとした感じのニール、可愛いかよ~。

 はー。
 やっぱりせめてあと一回は見に行って、結末まで知った今、最初から隅々まで見ていきたい。映画ってすごいなー。

 

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