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映画 「マティアス&マキシム」


*ネタバレします。


映画 「マティアス&マキシム」


 マティアス、マキシム、リヴェット、フランク、シャリフ、などなど、大人になっていても仲良し男子たち。バカンスかな? わいわいお泊りしてる時に、リヴェットの妹エリカが仲間と作っている映画のキャストがドタキャンになり、二人、出演してくれない? と頼んできた。マキシムはまあいいけど、と承諾。もう一人は、ちょっとした罰ゲームでマティアスになった。
 エリカの映画は印象派? 的な、シーンの断片、らしい。男二人のディープキスの絵が欲しい、と。仕方なく、キスしたマティアスとマキシム。
 ただの素人の映画のための、ただのキス。けれど、二人の心にはどうしようもない波が立つ。

 グザヴィエ・ドラン監督。ドランはマキシムとして演じてもいて。舞台はカナダ。ケベック。フランス語と英語。監督の地元? 本拠地? で、自身の20代ラストの記念的作品、らしい。自伝ではないしプライベートでもないけど、仲良し仲間と作ったって感じらしい。
 「君の名前で僕を呼んで」に感動して、ラブストーリーを作ろう、とした映画なんだって。なるほど、触発されたのかなあというイメージはあった。ピアノ曲いっぱいとか。
 でも、やっぱさすがドラン監督。ただ二人の恋ってだけじゃない、母と息子もありだし。カナダ? の社会とかを私がほとんど知らないので、わかんないなあと思う所も多々。社会。世界。
 でもほんっと。その中で恋の瞬間の苦しさ切なさが物凄くて、呼吸とまってしまう。んあーーーーーーっ。

 これといって何の説明もないので映し出されてることから読み取るしかないんだけど、わーーーっとした中に見えることが多い。いっぱい。

 多分ご近所で仲良し友達たち。子どもの頃からのつきあいみたい。特にマティアスとマキシムは仲良しみたい。エリカにいっつもくっついてんじゃん、って言われてた。
 でも彼ら、30歳になったところ、らしい。マティアス、マットって呼ばれてる、マットは弁護士。ちゃんとスーツを着て。昇進の話を持ち掛けられたりもして。でも断りかけてた。なんだろ。そこでの出世には興味ないって感じかな。彼女、妻なのか、な、そういう相手もいて、人生順調そう。仲間うちでは、言葉にうるさい、頭よさげなのが鼻につく、って感じ。でもまあ仲良し。
 マキシムは、マックスって呼ばれてたかな。ドラン監督が演じてる方。顔に目立つ赤っぽい痣がある。しがないバーテンらしい。もうすぐオーストラリアへ旅立つところ。二年間かな? ワーキングホリデーみたいな感じ? あっちでもとりあえずバーテンやって、仕事探す、とか。

 マックスの母親が、ひどいというかこわいというか。多分ドラッグで身を持ち崩したのかなあ。多分、もともとは、あのちょっとハイソっぽいママ友たちの世界にいたの、だろうなあ。マティアス、マキシム、ちびっこの頃からの友達だから。多分、ある程度のいい暮らしはしてるご近所だったのだろう。マックスの母親、今は一人じゃほっとけないから、マックスは叔母に青年後見人を頼んでた。
 あたしのお金っ、とかママがキレたりしてたから、多分、一応それなりにお金もあるんじゃないかな。それとも保護みたいなのもらってるかなんかなのか? 支給を管理できない感じ? わかんないけど。ママはもうちっともよりつかない弟の方を可愛がってる感。マックスはこの家から、母から、逃れたくてオーストラリア行くんだろうなあ。

 やっぱりドラン監督。母と息子の関係がえぐいじゃないの。
 こういう多分底辺な感じの社会、それがそういう感じでただある、ってところを当たり前に描くんだな。

 で、そんなどん詰まりっぽい所から脱出しようとしてるマキシム。でも、あのキスのあと、ぎこちなくなってしまったマティアスのことが気になってる。
 マティアスは何もかもに上の空になってしまってる。マキシムのことが気になる。でも、それが何なのかわかんない、って感じ。八つ当たりもして、お別れパーティだかでうまくふるまえなくて、喧嘩したり。でも仲直りしたり。男子たち~って感じだなー。

 これ、モノローグも説明も何もなくて、何やってんだよってはっきりわかんないんだけど、でもねえ。ずっと仲間で友達でいて、でも、たまたまキスして。それで、あれは、何。キスして、欲情した? 苦しかった? 切なかった?
 映画のシーンとして撮影したキスのことは見せないんだよ。はっきり絵として見せないの~~~。も~~監督~~~っ。
 で、キスして。友達としてではない感情に気づいてしまった、いや気づいてなんかいない、でも、でも、何なんだ。って、マティアスが自分の気持ちを把握できないコントロールできない感が、リアルなのか。

 喧嘩の時に、痣野郎みたいなこと言って、友達全員からドン引きされて突き放されるとかさ。マットは堅物でちょっと性格悪いみたいな感じなんだよね。多分ヘテロで多分正義とか常識とかマッチョな思考の人物なんだろうと思う。でも、マキシムのことが気になって気持ち持て余しちゃうんだなあ。
 素直になれよおおおおおおおっっっ。

 パーティのあとの勢いみたいな激しいキスはとってもセクシーで切なくてここは息がとまった。んでもセックスまではいかなくて、また二人離れてしまう。逃げるみたいに。
 そんで別々に無茶して。
 素直になれってばよおおおおおーーーーっ;;

 でも心が、自分の心なのに、簡単にはどうしようもない、っていうの、ほんっと。恋ってやつは……。

 オーストラリアに行くにあたって、なんか、推薦状がいるとかで。何? 何の推薦状?? 私にはわからなかったんだけど、なか、そういう制度なのかな。で、マックスはマットの父に頼んでもらってて、でもそれがなかなか届かないからって、マット通してではなく直接連絡をとってみる。
 すると、三週間前にはメールで送ってますよ、という返事。
 それを聞いて泣いちゃうマキシム。

 マティアスが、マキシムを行かせたくなくて、推薦状をすんなり渡さなかった、って、ことかな? なんなんだよ素直になれよおおおおおお~~~~。

 ラストシーンでは、出発の荷造りして家を出たマキシムを、友達と、マティアスが迎えにきてたけど。あれ、マティアスがやっと素直にすきっていいにきてたのかな~どうなの~マキシムは旅立ったの? マティアスとくっつくの? 観客に委ねるスタイルですかーーーっ。
 でもなんか笑顔な感じの終りだったから、もし旅立ったとしてもマティアスの所へ帰ってくるのかなと、思った。

 これはゲイとかのセクシャリティの映画じゃなくて、誰もが思い当たるラブストーリーなんだよみたいに監督いってたけど。友情からの恋、これは恋? みたいなゆらぎ、戸惑い、胸キュンの苦しさの映画ってことか。
 でもまあ、舞台は2019年とはいえ。同性愛でいいのかの戸惑いは異性愛よりハードル高いってところでもあって。
 胸キュン苦しくて、さすがの激しさと強さだった。

 音楽が楽しく使われてたり、男子のノリのわっちゃわっちゃとか、勢いとかすごくあって、やっぱり強い。そしてやっぱり、母というものの描かれ方が、いろいろと、えぐい。マキシムの母だけじゃなくて、なんか、マダームたちのきゃっはっはみたいなかしましさとかもねえ。
 ドラン監督作品、なんか、どうなの。素直に大好き! みたいなんじゃないのに、気になって見て、好きだけど好きじゃないみたいな気持ちになって、強さにねじ伏せられる感じがして、複雑。
 それこそ、「君の名前で僕を呼んで」は、好き大好き大好き大好きって心から言うけど、これは、どうなの。でも。比べるもんじゃないか、全然違うけど。でも。あーでもやっぱすごく好きでもある。複雑。
 ともあれキスシーン、最高でした……。
 いいものを見た。

 

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『今昔百鬼拾遺 月』 (京極夏彦/講談社文庫)


*ネタバレします。


『今昔百鬼拾遺 月』 (京極夏彦/講談社文庫)

 鬼
 河童
 天狗

 三つのお話が一冊になっている、分厚いやつ。ちょっと前に読み終わり。

 それぞれに単独で文庫出てたみたい。講談社、角川、新潮の文庫で、それをまとめて一冊にしたのがこれ、ですか。なんとなく、以前講談社ともめて手を切ったみたいな感じだった気がするんだけど、あれはどうだったんだろうなあ。帯の京極堂のシリーズのタイトルずらりの最後に近日刊行予定で ヌエの碑 って出てるけど。(ヌエが環境依存文字で出せぬ)

 ともあれ。三つのお話。探偵役、というか、事件を解き明かす側が、中禅寺敦子と呉美由紀。呉さんて、絡新婦の事件の時の学園にいた女の子、ね。正直あんまりちゃんともう覚えてない。記憶が曖昧でごめん。一時はほんっとドはまりして分厚くても何回も読み返したけど、あれ、出たのが1996年? 二十年以上昔かあ……。

 で。まあ。正直私は中禅寺敦子というキャラにあまり興味がなくて、そーいえばそれぞれが単独の本で出てた時にちょっと手に取ってはみたものの、うーん。と思って読んでなかったのでした。今回、分厚いやつ~ってなって出て、やっぱ読もうかなと。

 「鬼」は、昭和の辻斬りに連続して切り殺される事件が美由紀の編入先の学校のそばで起きる。そして美由紀の友達だったハル子が殺されてしまった。また、友人を亡くした美由紀が、古本屋か探偵に頼りたかったところ、他の事件で不在のため、敦子が話を聞くことになった。
 で、なんだかんだの因縁を辿った果て、実は犯人はハル子で、ハル子をとめたかった母が誤って殺してしまった、という顛末。
 なるほど。たいへんだ。

 そして、女学生の美由紀と記者である敦子は年の離れているなりに友達になった。

 「河童」は、男の尻をのぞき見する不審者がいるらしい。美由紀の友達同士の会話から河童のことが語られ、美由紀が夏休みに親戚の所へ遊びにいってたところに、死体があがって。研究にきていた多々良先生も発見者になって。担当の敦子もやってきた。
 とかなんとかで、偽造宝石とかも絡みーの、戦後の混乱の闇みたいなのがありましたねという感じ。

 「天狗」は、お嬢様登場。探偵たちが強姦魔のぼんぼんの縁談ぶっ壊した事件あったなあ。その時の婚約者だったお嬢様、美弥子さんが、探偵事務所を訪ねていて、たまたま美由紀も挨拶しようかなと寄ってみたけど探偵は留守で。美弥子さんのお友達が高尾山で行方不明になったのを見つけたいとかなんとかで。
 身代わり殺人かな? 娘を逃がしたい父親が死体を用意したみたいな、無茶苦茶でした。ひどいな。

 事件やストーリーは凝ってて面白かった。いっときハマりまくったせいもあって、分厚くても読み始めれば面白いしするするするーっと読める。
 ただまあ、やっぱ、これ、一応舞台は昭和中期? 戦後間もないところであるものの、語られているのは完全に2010年代の我々読者への言葉で、またしても随分たっぷりと、演説を読みました。
 言葉。価値観。思い込みの解体。
 そういうのに痺れていたものの、私もすっかり年をとり、延々語られてる言葉に新鮮味もありがたみもあんまり、まあ。まあそうだなという感じに読むので、ふむー、と読んで終り。

 キャラが京極堂や榎木津さんだったら、もうちょっともえもえして読むかなあ。どうだろう。今になるとそうでもなくなるのか。んー。古本屋と探偵がちゃんと出てくる話を読みたい~読ませてくれ~と思っているけど、実際新作出たらどうなんだろうなあ。やっぱり面白いと思えるのかどうか。わからない。わからないから読みたい。新刊、お待ちしてます……。

 

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映画 「鵞鳥湖の夜」


*ネタバレします。


映画 「鵞鳥湖の夜」


 チョウ・ザーノンはバイク泥棒の一員。メンバーの中ではベテランの方だが、刑務所へ行っていたブランクがある。
 泥棒同士、縄張り争いがあり、一度は話し合いで担当地区を分けるはずだったが、不満を訴える猫目、猫耳のチームと対立。銃撃、怪我などでたんなる落とし前では済まなくなる。
 逃亡中に警官を殺してしまったチョウ。最後に妻に会いたいと願い、自分にかけられた警察の報奨金を妻子に残そうとしていた。
 だが妻は現れず、代わりに別の女が来る。頼まれて、と。彼女はアイアイ。水浴嬢という湖での売春嬢たちの一人だった。


 以前に「薄氷の殺人」を見た、その監督の作品。正直私は「薄氷の殺人」をあんまりわからなくて、見たのは憶えてるけど記憶曖昧、でもなんだかすごく映像というか映画、絵、ひかりと闇、雰囲気独特だった気がする、という印象。ディアオ・イーナン監督。
 で、これはどうなんだろう私にとって面白いのかどうかーと思いつつ、見に行ったのでした。
 すごく面白かった。

 面白かった。と、面白いっていうか。これもまた物凄く雰囲気が独特に、すさまじくて引き込まれた。映像。闇。雨。ネオン。シルエット。あーこの監督らしさなんだろうなと感じさせる画面づくりがあって、それが素敵で凄い。
 雨、水辺で、じっとり重く厭な気配がみっしりまとわりつくようで、嫌。いやなんだけど、すごいうつくしい。雰囲気、映画の中の空気、この作品だからこその空気がむんむん伝わってくるの。すごい。

 色気があるんだなあ。
 動物的。刹那的。夜の動物園も印象的だったし、サーカスの一部みたいなのもステキだった。
 鵞鳥湖周辺、というあの街の感じも凄かった。猥雑な街。開発がすすめられそうで取り残されてるような、曖昧な空虚感。それでもそこに人はいて、暮らして、流れて、いく。

 警官もヤクザもあまり変わらないように見える。警官、ちゃんと捜査するんだなあ。警官殺されたからか。チンピラたち刹那的すぎてわけわからん。みんな未来とか希望とかないのかー。

 そんな中、チョウの妻とアイアイが、最後にはささやかに希望をもって歩いていく感じでよかった。
 アイアイ、チョウになんかちょっとほだされちゃうのわかる。チョウ、なーんか色気あるもんなあ。ちょっとストイックさがあって。でも色気あるよな~。でもなー。クズだろ。うん。駄目な男だけどなんかいい男なの。よかった。
 妻が、どうしようもないのも、アイアイがどうしようもないのも、ほんと、ひしひしとわかる。

 報奨金を結局得ることができたアイアイ。ちゃんと妻と山分けにするのかな。一緒に商売でも始めることができるのか。分け合ってバイバイするのか。わかんないけど、残った女二人が歩いていくの、とてもよかった。見に行ってよかったな。ちょっとくすっと笑っちゃうとこもあったり。うっとりしたり。細々としたところまですごく見応えあった。
 中国ノワール映画? かっこいいです。

 

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『FiND ME』(アンドレ・アシマン/マグノリアブックス)


*ネタバレします。


『FiND ME』(アンドレ・アシマン/マグノリアブックス)


 息子、エリオに会うためにローマへ向かう列車に乗っている父、サミュエル。偶然近くの席に座った女性、ミランダと会話し、そして恋におちていく。
 エリオは音楽学校で教えるピアニストになっていた。日曜の教会でのコンサートで、ミシェルというかなり年上の男と出会う。食事をして、別れて、でも会いたくて再会して、恋におちていた。

 『君の名前で僕を呼んで』の続編! ってことで、ドキドキワクワクで翻訳出るのをまっていました~!
 読み終わったのはしばらく前。正直、こういう続編を期待していたわけではなかった……。

 映画にまずドハマリして、大好きで、原作小説も読んでみたんだった。で、それは楽しんだんだけど、あれはあれで、わりと映画のその後のほうまでちょこっと描かれていて、それで、続編が出るって知ったあと、どうして? どうなるの?? と、不思議だったんだよね。でもまあ著者が興がのって書きたくなったってことは、エリオとオリヴァーの物語、その後の彼らが描かれるのだろうと思って、ドキドキワクワクだったんだよー。

 んで。読み始めて、おお? あの仲良しラブラブだったと思った両親が別れたんですね、ということで、エリオのパパの話から始まる。へー。と思って読んでると、えーと~。パパの恋物語はいったいどこまで続くの? とページをパラパラしてしまう。一冊の半分近くはパパの若い恋人との出会いとのめりこみの話でしたね……。まあいいけどさ。若い女の子とこの年になって本物の恋に!? みたいなのは、まあ、それはまあそれでいいですが。
 惚れっぽい、というわけでもないか、その、出会って、恋して、のめり込んで本気になって、という勢いが、父子で似てるな~。とでも思えばいいのか。ふーむ。

 で。エリオの話にやっと、なった。と思ったら、エリオの恋物語で、相手はまた父のように年の離れた素敵な紳士で、エリオは夢中になってしまう、と。
 まあ。ん~~。まあ、それはまあいいですけど。素敵ですけど。エリオにだって恋人が出来てそれは素敵でよかったねと思うんだけど。けど~~~~~~~~。
 エリオは今も心の中にオリヴァーとの恋が一番大事な感じに残ってはいて、でも、ミシェルと恋して、ついでになんか過去の因縁めいた楽譜の謎解きを一緒にしたりして、まあ、楽しそうで幸せそうでよかったねとは。思う。思うけどねえ。

 で。
 オリヴァーの話にもなって、これはまあちょっとなんだけど。結婚して子どももいて。というのは前作でも知ってたしいいんだけど。大学教授になってて。で、また若い友人たちのことをちょっと好きになってたりして。でも、みたいな。

 みんなそれぞれの場所でそれぞれに恋をしていて、みたいなのねー。まー。それは、まあ、そうなんですねと、それでいいんだけど。

 そんな風にバラバラに人生を過ごした後に、やっぱり一緒になった、エリオとオリヴァーでした。と。それ、ほんと最後の方で、ページ数もちょっとだけなの。ちゃうやろ、そこんところもっと詳しく!!!!!!! 
 んで、なんか、子育てもどきとかするのかなーとか、なんか。そーいうの~? そういうのは期待してなかったんだけど~。
 エリオとオリヴァーが運命の恋人って、そういう、なんか、そういうことを、もっと詳しく……;;

 ま。
 作者は作者なので。
 こういう続編書きたくなったわけですかーということに文句はないです。ただの一読者としては、そっかーとしか。


 映画も続編あるってことだけど、映画は映画で別物になるのかなあ。別物であってほしい。でもほんとに続編できるかどうか、わからないけどな。映画産業もコロナ禍でタイヘンだし。でもまたアミハマちゃんとシャラメたんで、二人で、二人の物語を作って欲しいよ……。監督お願いします;;

 

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映画 「TENET テネット」(二回目)


*ネタバレしています。


映画 「TENET テネット」(二回目)


 二回目行ってきた。
 いろいろな考察だとかネタバレ解説!みたいなブログ記事を読んだりしてて、んでもあんまりわかった、って気持ちでもなくて、うーん。
 けどまあ、結局、考えるより感じろ、ですなー。と思う。理屈をわかろうとしてもちょっと。私には……( ;∀;)
 てことで、前に、もう一回見るときにちゃんと見ようと思ってた、リュックについてた、五円玉みたいだった赤い紐のストラップ?飾り? が、ニールなんだよね? って所。
 最後のスタルスク12の地下で主人公を死体になって待ってた兵士、あれはニールで間違いない、ねー。ラストに主人公と別れてアイブスと戻る時のリュックであの飾りがしっかりと。

 んでもこれ、冒頭のオペラハウスの時、初めて主人公か逆行する弾丸見る、助けられる兵士もあの飾りつけてたんだよねえ。あれもニール?? スタルスク12の爆発事件の話聞くの、同じ日ってことだったよね。同じ日に、ニールはオペラハウスまでも行ってたの? 逆行使えばいけるのか?? それともあれは主人公?? なんかオペラ劇場のシーンが一番わかんない。。。

 あれが主人公にとっては最初、始まり。
 あの時はCIAの任務として行ってたんだよ、な? 合言葉はCIAが取り決めてた合言葉? でもあれTENETの合言葉なのでは。黄昏の住人。暗闇に友人はいない。みたいな。
 後々にTENET組織を造るのは主人公、なんだよね。黒幕は俺だったのかーと。
 TENETはCIAの中の特別組織みたいなことなのかなあ。
 オペラ劇場で助けようとしてた誰か、は。CIAのスパイの誰か? 彼が荷物として持ってたのがプルトニウム241、ってアルゴリズムの一部だったよね。あの四角っぽいやつ。あれを主人公が確保して持って行って、でも敵に捕まって奪われて。で。ウクライナ軍に奪われた、みたいなことで。

 あれはー。何。
 主人公がスタルスク12で取り返したあと、またあそこに持ってって、みたいなことなのかな。んーー。
 主人公の動きとしては、スタルスクで自分が黒幕ってはっきりしてから、CIAに戻って秘密部隊作った、ってこと、か、なあ。TENETって主人公一人が一から作り出すにはたいへんすぎるよね。未来からのあの、回転扉みたいな、逆行装置が現れて、みたいなことは密かにCIAとかも把握してて、逆行する銃弾とかなんか、最初の方に研究してた女性が言ってたあの辺は、CIA? で、主人公がスタルスクのあとその謎みたいなのを話して逆行、10分だけじゃない数年がかりの挟み撃ち作戦計画して、ってことなのか、なー。

 オペラ劇場でのスパイとかは未来の主人公があれが始まり、って過去の経験から計画したの、かなー。アルゴリズムを知るもの、プリヤの抹殺まで込み、なのか。
 でもプリヤも主人公が巻き込んだのでは。セイターのほうなんだっけか。プリヤ。武器商人。。。
 オペラ劇場の作戦が一番わかんねえ気がする。けどまあ、あれも未来の主人公が、俺の始まり、みたいな計画したの、だろう。この映画の始まりから終りまでが、未来の主人公の経験と計画、って感じかなあ。

 
 つくづく、未来の主人公がニールを見つけて、リクルートして、一体、どうやってそんな、あんな、あんなにも、ニールの信頼勝ち得て仲良し友情築いていったのかと。もえる(*ノωノ)
 ニールが人類の未来のために犠牲になっちゃうか。と、あんなヘラっとしちゃうのは、でも結局人類の未来のためにとかより、主人公との友情信頼のために、なんでしょう。人類の未来はつながるかもだけど自分は死んじゃうかもだけど、まあいっか、って、あんなに万能協力者になっちゃうんでしょ~~~~~。愛か。。。愛しかない。。。(*ノωノ)

 なんか謎というかネット考察というか噂では、ニールはキャットの息子マックスくんの未来の姿とかいうのも見たけど。私はそうとは思えないけど。何から何まで映画の中に因縁求めなくてよくない?? ニールはニールで良くない? いいよね。私の中ではマックス説は腑に落ちなかったのでなし。
 ニールはニールなんだよ。主人公の友達;;
 主人公くん、TENETつくるにあたって、真っ先にニールを探したよねえ。
 そんな簡単に見つかるのかなあ。物理は修士だぜ、とか言ってたから、大学とか探したのかなあ。やっぱCIAの力使って、とかいうことじゃないと、主人公くん一人では無理だよねと思う。で、CIAにスカウトして、一緒に任務とかこなして、仲良しになって、って、そんで任務中は飲まないからってソーダ水じゃなくてダイエットコークばっか飲むようになるんでしょう~。ニールの言葉の影響がニールに戻っていくのか。

 セイターはさ、自分の未来の希望がなくて、未来からの援助あって私設軍みたいの作ってた、ってことなのか。スタルスクにアルゴリズム隠すのはセイターの私設軍ってことなのか。
 スタルスクの戦闘って敵は誰なんや。と最初思ってたけど、セイターがアルゴリズム隠すってことなわけで、あの壮大な戦闘って。TENET組織が時間挟み撃ちの二部隊送り込んでるからタイヘンになってるって感じ、かなあ。


 なんかでもまあ、理屈はいまいちだけど、楽しめたのでいいや。
 ニールと主人公くんが。友情が;; というか、主人公くんの業が深い。たまたま運命に選ばれてしまった、生真面目で善良な男。ほんと、どんな思いでニールを勧誘したんだよおおおお~~~あああ~~~;; ニールもなんでまたそんなに懐いちゃったんだよおおおお。はあ。ビューティフルフレンドシップ;;


 キャットは、二回目見てもやっぱ、デビッキ様おうつくしい、素晴らしいスタイル。というのと、ナイトマネジャー。。。。って、どうしても、そうだった。。。。ナイトマネジャー、面白かったよね。
 
 今日は近場の映画館行ったので、IMAXではなかったので、もう一回くらいIMAX見に行きたいかもな~。映像が音が。今日見てもそれはもうよかったんだけど、IMAXのほうがやっぱクリアかなあ。この映画はやっぱ映像体験!て気がする。ノーラン監督神がこんな世界造ってみたよ、どう~? 凄いでしょ~? っていうのを見せてもらう感じだ。理屈に関しては、ええと~まあ、私はもういい~。考察すっきりできなくても楽しかったので。
 ノーラン監督の思考の中ってどうなってんだろう。。。監督になって映画作りつづけてくれてありがとう。。。

 

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映画 「インターステラー」


*ネタバレします。


映画 「インターステラー」


 15日に見に行きました。IMAXで。リバイバル上映ありがとう~。ノーラン祭りは全部行けた。よかった。

 近未来。異常気象続き、人類は食糧難のさなか。生産できる農作物は限られており、生きるのに精いっぱいで、科学や文明は大きく後退している世界。
 クーパーはかつて宇宙飛行士だったのかな。パイロットでエンジニア。墜落事故を起こして以来、父の農場で農作業をするしかない日々。息子と娘がいる。息子はいい子に育ってる。地に足をつけた生活をしていきそう。でも10歳の娘、マーフはクーパーに似て科学とかに興味あるらしい。学校では月面着陸などが教科書から削られている中、アポロ計画の話なんかをして問題児だからってクーパーは先生に呼び出されたりする。
 
 部屋に幽霊がいる、というマーフ。本棚の本が落とされたり、砂嵐の埃が規則的なコードを表していたり。幽霊がモールス信号を送ってる? いや、バイナリ信号だ。
 とかなんとかで、暗号をといたクーパーとマーフは、示された座標の場所へ行く。そこは、隠れたかつてのNASAの施設だった。
 土星の近くにワームホールが現れていて、そこを抜けて別の銀河へ行けるという。
 人類の未来のために、移住できる惑星を探す計画が進められており、クーパーはパイロットとして宇宙へ旅立つことになる。
 おいていかないで、と泣くマーフと別れて、人類の、何より子どもたちの未来のために、先行した科学者たちの信号から、移住可能の見込みがある星をめざす。


 壮大なSF。けど根本は家族愛なんだよね。私は、公開当時(2014年かあ)見に行った時には、あんまりそう好きでもなくて。リバイバル上映では、当時認識できてなかったティモシー・シャラメ、ヤングな息子演じてるのを見よう~って思いました。
 でも今見直すと以前見た時よりずっと面白く感じられた。初見では、おおおおお~?? なんだどうなるんだ、って振り回される感じが、二度目三度目鑑賞だと結末までわかってる分落ち着いて見て面白いのか。

 なんかね、ガチガチのSF、って思って見てたのが、途中、愛よ。みたいになるのが、は????? って混乱しちゃうんだった。でもまあ、そうか愛か。と、今の方がちょっと落ち着いて見られたな。
 重力が強いと時間が伸びるとか、いまいちやっぱわからないんだけど、まあ、そういってるからそうなんですねとこれも丸のみ。
 クーパーの、行きて帰りし物語だなあ。そしてまた旅立つ。物語づくりとしては王道なんだなというのもよくわかる。

 あと今作の萌えキャラは柱の塊みたいなロボットちゃんたち~。形状変化も面白くて、やっぱよかった。好きだった。相棒~。

 そしてやっぱりマット・デイモンが、ダークサイドに落ちてるのが可哀相で。火星ではジャガイモつくって正気を保ったのに;;と違う映画を連想してつらくなっちゃうよねー。

 10歳の頃のマーフを演じてるマッケンジー・フォイが、ほんっと美少女かつ賢そうで最高だなあとかも改めてよかった。
 あとやっぱマイケル・ケインが。ノーラン監督ほんと好きなのね。この壮大な計画たてた教授で、でも、死の間際に、嘘だったんだ、って告げていくの、あまりにもあまりにも酷くて凄い。人類の英知の権化みたいに穏やかな人格者みたいな雰囲気持ちながら、現人類は見捨てて遠いどこかの星にもっていった受精卵たちの人類の繁栄、未来を託す、プランB。
 実際移住可能な惑星があるかどうかも確証はないわけで、プランBだって夢物語だけど、プランAがいけるはずっていう嘘で娘までも欺いてクーパーたちを送り出すの、良心的な悪魔みたいな所業。
 何もしないよりはほんのわずかでも希望を託す、ということなのか。でもなー。

 そもそもこの世界、で、食糧難だから農業以外に知識、学びを排除してるっていうのが無理筋過ぎると思うんだけどどうなんだろう。実際もう死の未来しかないってなると目の前の食糧のことしか考えられなくなるのか。けど、子どもたちにせっかくの科学やなんかを教えてないと、希望もひらめきもなくなるじゃん。かろうじて反逆児的なクーパーとマーフがいてよかったね、というか。まー。だから主役になるわけだけど、んー。

 でも今、教育とかどんどんないがしろにされつつある気がする日本よ……て気分で見ると、なんか……。異常気象とかもいっぱいだし。この映画のリアルがフィクションのリアルじゃないリアリティに思えて、たいへん……。
 教育は大事;; できるだけ沢山の人間に教育してみなきゃ、天才になれるかどうかわからないものね。人類の英知がこれからも受け継がれて、ごく一部の天才が現れて人類の未来を切り開いてくれますように……。

 

 

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映画 「TENET テネット」


*ネタバレします。


映画 「TENET テネット」


 IMAX字幕で見てきました。初日! 多分皆見てなんだかんだ言いだしそう~と思って初日初回!
 読んだ本、見た映画の感想メモ書かなきゃがあるけど、また後で。とにかく今日の公開を待ってた! ので、本日見た感想メモメモ。

 とある任務で偽装テロの中、味方を助けにいく男。だが敵に捕まって、情報をもらすまえに自死を選んだ。
 しかし、目がさめる。あれはテストだったという。そして巻き込まれたのは、第三次世界大戦を止めるための任務。弾丸が銃に戻ったり、落としたものが手に戻ったりする奇妙なエントロピーの逆転現象を知らされる。だが情報はほとんどない。憶えておくべきキーワードは「テネット 主義」。
 男は、逆転する弾丸の製造元からある武器商人を割り出し、さらにロシア生まれのもっとヤバイ武器商人に至る。

 と、えーと。
 これも公開延期になって、けれど予告とかなんとかさんざんに煽られて待ってました。クリストファー・ノーラン監督最新作。ノーラン監督祭りでIMAXで「ダークナイト」「ダンケルク」「インセプション」「インターステラー」と見てきたわけです。今日のもIMAXで見てよかった大満足。映像!!! 音!!!!!!!!!! たまらんね。

 時間の逆行、とは。というのが謎っつーか、物理学とか? なんかそういう理論的なこととか難解と評判ですが、まあその、そうですね。インセプションもインターステラーも、メメントも、時間の映画だったなーと思う。ノーラン監督って時間が好きなのかな。時間、伸びるとか。
 で、今作では逆行だって。まあ正直、理屈的なことはざっくり作中で説明されてたのを聞いても、そんなん私にわかるわけはないので、作中で言ってた感じみたいなのはまあ、わからないなりに、ふーんそうなんだ、と思って丸のみで納得。根本的にバカである私は、SFやミステリ見たり読んだりしててよくわからない理屈とかあっても、ふーんそうなんだ、と、軽く流れで流して見て楽しめるタイプ。わかったのかと言われるとわかってはいない、けれど、そうなんだーと思って楽しむことは全然大丈夫。
 なので、なんだろう、なんか理屈言ってるのが気になっちゃう人には難解なのかなあ。そんなすごくいっぱい説明するわけじゃないし、さらっとセリフで言うだけだから、ふーん? くらいでいいんじゃないの。

 で。
 主人公の男、名前とくになし、なんですね。ダンケルクの時と同じようなものか。ただそこにいる主人公。protagonistという名前、つか役名、だったらしい。主人公、だって。
 作中でも、俺が「主役」なのでは? とか、俺が「主役」だ、といってた。ジョン・デビッド・ワシントンて、デンゼル・ワシントンの息子ねー。ブラッククランズマンも見たんだな私。彼と一緒になって、おおお? どうなってる? と巻き込まれた気分で見て正解なのでは。
 そして後半、最後に、お前がまさに主役で黒幕かよー! と、思う、と。

 んでも、黒幕って。なんだろう。タイムループみたいにしてたの? けど最後にインドの武器商人おばちゃんを殺した、殺したんだよね? そこで、ミッション完了って言ったと思うから、そこに至る、で、「時間からの脱出」したってことなのか。
 あの謎のアイテム、隠し通したってことなのか。うーん。

 目覚めた後に、電話してやってきたニールってのと相棒になっていくんだけれども。ロバート・パティンソン演じる、クリストファー・ノーラン監督の分身みたいな感じのやつねー。何でもやってくれていろいろ手配つけてくれて、超便利相棒なの。すごいな。というか、何者?
 何者? というのは最後の方に、本当は未来の、というか過去の?? 主役にやとわれたんだよ、って言う。ニールにとって「美しい友情」なんだって。うう~うるる~。泣かせる。ニールは出会った時には訳知りだったわけですか。
 そして、ニールのリュックのキーホルダーかなんか? あの、あれ、なんか私、日本の五円玉に紐つけてる縁起物みたいに見えただけどさ。あのリュック、って、ちょっと前に見かけた死体だった??
 主役くんは、あれに気づいて、多分、ニールは死ぬってことなんだと、たぶん、わかったんだろうと思ったんだけど。

 それって、すごい、凄く物凄く、たいへんなことじゃないか。
 ニールを雇ったのが主役くん、つまりいずれ俺のために死ぬけどやってくれ、って雇ったわけでしょう? それ、すごい。多分ニールはそれを明かされてはいない、かな、でも、うーん。察してるのかな。それでも、あんなにも全面的に協力してお役立ち相棒として一緒に戦ったわけでしょう?? 愛か……。美しい友情はあまりにもあまりにも特別じゃないか。愛か……。

 つか、これまでノーラン祭りでもさんざん見てきた、冒頭6分だかの特別映像。オペラ座でのテロのシーン。最初に助けたあの男がニールだっけ? 私が人の顔認識がいまいちなのでわからない。仲間だったってことか。黄昏に住む人、友はいない、ってなあの合言葉。それが象徴してるのか。主役とニール。二人以外に友達はいないのか?? うるる;;

 ってかニールって何者。元々は主役もニールもCIA関係ってことなのかなー。
 ニールが途中で応援呼ぶとか、最後の方の兵士いっぱいみたいなのも、CIAと米軍関係みたいなとこなのか。
 最初のテスト、ってとこで、テストに合格したのは主人公一人だ、って言われてけど、あの応援部隊とかは何なの。
 主役くんが時間行ったり来たりの中でどっかで仲間とか増援したの??
 最初にテストだ、とか言ってた、逆行する銃弾とか研究解析してたのは、CIA関係??

 やはりわからないことが多いかー。いやでもその辺そもそも説明すらなかった気がするので、なんか、わかんないけどニールは応援部隊とか呼べるんだなーって感じで丸っと納得するしかないのか。パンフとか読めばわかるのかなあ。けどパンフ買わないんで……。まあ、ま、いっか。

 途中、英国情報部に情報求めに行って、マイケル・ケインが偉い人やってたわ。さすが。そして、もっといいスーツにしろ、みたいなこと言ってて、お、「キングスマン」っすか、と思って笑っちゃった。

 そして。
 エリザベス・デビッキがヒロイン、というか、なんか、運命の女? なわけです。主役くんは、ロシアの武器商人の妻であり、今はもうすっかり愛はないものの、弱みを握られ、息子を奪われないためだけに離れられない彼女を何かと助けるの。
 最初は彼女を通じて武器商人に接近、って利用するつもりだったけど、なんか途中、彼女を守るために! みたいになっていったわ。あ、悪いロシアの武器商人はケネス・ブラナーが演じてた。地図にない街、ロシアで地下核実験してる場所で生まれた、みたいな男。
 自分がもうじき死ぬから、人類道連れにしてやる、的な。

 しかしこの頃の悪役って、結局人類が悪いんだ滅亡させてやる、って感じだねえ。まあねえ。地球にとって一番の害悪って人類って感じがするもんねえ。増えすぎた命は消去だ、みたいなことになるのかねえ。でもそれをお前に決められたくないわー。

 で、その、エリザベス・デビッキ。キャットって役名? キャットはまあなんてったってエリザベス・デビッキだから、圧倒的に美しい。そして息子を愛する母でもある。


 しかし、それ、そんなこんな丸ごと「ナイト・マネジャー」なのでは。ル・カレ原作でトムヒ主演でドラマ化したやつ。ワタシ見たからね。原作とは時代が変わってるとはいえ、かなり面白かった好きだったよ。
 ノーラン監督、あれ見て、いいじゃん、デビッキちゃんをまんまあれの感じで使おう! って思ったんでしょうか。めちゃめちゃナイト・マネジャーだ~~~ってずっと思っちゃった。まあいいけど。
 しかしエリザベス・デビッキは複雑だったのではないのかなと、勝手な想像。あれ、この役のこの感じ私ちょっと前にやったな~~って思ったりしたんじゃないのかな~。でもお似合いですし綺麗でファッションもステキで、目にゴージャスでありがとうでした。

 そもそもがスパイアクションものっぽく、007みたいなのーとかもね。
 飛行機事故らせちゃうぞ、ってのも、ダニクレボンドのカジノロワイヤルで、ボンドがぎりぎりであれは止めたけど、こっちの映画では飛行機本物を倉庫につっこませちゃうぞ!! という。確かに。CGではなく本物をつっこませて爆発! 壊れる! 燃える! ド迫力!!!!! って、すっごいよかったっす。IMAX音響で聞けて最高だった。

 
 時間の逆行とか、自分が自分と戦う、とか。謎の組織、謎の黒幕が実は自分、とか。SFアニメっぽいような、なんか、やっぱ、実写のド迫力、リアルで、ガーンと漫画みたいなことやってる~というわくわくが面白い。ノーラン監督、映画好きなんだな~~~と思う。
 世界を造るのが好きなんだなあ。
 映画監督って、そうか。世界を造る神なのだった、と、つくづく思います。やっぱりノーラン監督作品ってノーラン監督が主役。俺が見たい世界を造る。って感じでホントに造り上げてしまうから凄い。

 シーンの展開は断片的で早い。けどその分たっぷり余白があるので、妄想のしがいもあるわ~と思う。主役くんがどうやってニールを雇ったのかとか、どう、どうなの。もえる(*ノωノ) なかなか非情になりきれない、でもならざるを得ない、みたいな主役くんと、雇われて主役くんのために全力つくしちゃう、けど、なんかへらっとした感じのニール、可愛いかよ~。

 はー。
 やっぱりせめてあと一回は見に行って、結末まで知った今、最初から隅々まで見ていきたい。映画ってすごいなー。

 

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