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ずるいなあ

 

 岡井隆の訃報を知ったのは7月11日。
 ツイッターのDMと、第一報のニュースを見て、え? えっ??? という反応しかできなかった。

 ごく個人的に、ごくごく個人の覚書に、書きます。

 教えてくれた本多さんに、DMで今電話していい? と送って、返事がこないうちに電話してしまった。
 あわただしくショックの中いろんな作業におわれている本多さんと少しだけ喋って、亡くなったのは10日と聞いた。喋ってぼろっと涙が出て、また忙しい本多さんに、お邪魔しちゃってごめんなさい、ありがとう、と、すぐ切りました。本当に本当にありがとうございます。大変で、すごく大変で、それでもなんだかんだ対処してくださるの、申し訳なさと感謝しかない。ありがとうございます。
 
 かねて御病気の回復につとめてらっしゃること、骨折で入院されたことなど未来を見て知っていたし、ご高齢であるのでいずれはと思うのは思っていても、でもまあまだまだでしょう、って思ってた。まだでしょう。まだまだでしょう。もう一度、未来の何かの機会にお目にかかれるだろうと思ってた。歌も出るようになったし、後記も書いてこられた。黒木さん今までありがとう、と、選歌欄復帰すると思っていたの。
 でも結局訃報は突然で。なんの心構えもなかったです。え? としか、言えず。

 ニュースと、様々な人たちのお悔やみだとか思い出だとか追悼などがあり、けれど私は何も言えず。気の利いた追悼文も何も書けない。未来への詠草にしのぶ歌を一つ書いて送った。7/15日締め切りの歌稿は岡井先生宛に出す最後になるんだなあと思いました。来月からはどこに送るんだろう、私の歌。

 訃報を知った翌日が割付の日で、コロナ対策に配慮しつつの作業。がんばって早起きで行きました。人に会って、少し喋ったり泣いたり笑ったりもして、何より一冊の未来を形にする作業をもくもくとして、そうしてやることがあるのはよかったな。

 割付後に会議があり。私はへとへとで帰路につく。訃報、割付作業と会議があったのも、岡井先生、このタイミング、この日だからいろんな対処や打ち合わせができるという天の配材だったのではないかと思った。

 それから数日後にはうちの事情でしばらく地元に行ってたりで、これといって物思いに沈む余裕もなく。ただ淡々と、もう岡井隆がいないせかいになったんだなと、思います。
 ふ、と涙が出たりもする。けれど、ついにその日がきたのは仕方ないなと思う。

 多分2005年が私が未来に出るようになった年。入会してから欠詠してない。ただ毎月、岡井隆に歌と、ちょっと一言お手紙を送ることができるのが、私の毎月の核だった。歌はだめなままだったな。岡井先生に毎月お手紙を出す、毎月「岡井隆様」と宛名を書く、毎月、岡井隆が見るんだと思いながら歌稿を書いて送る日々が、終わったんだなあ。この二年くらい? もっとだっけ、は、代選の黒木さんに回っていたとはいえ、私は「岡井隆様」と送ってたの。
 終わったんだな。

 まだ全然、何がどうとか、素敵な思い出や追悼文だとかは、書けない。ずっと書けない。毎年バレンタインには歌稿と一緒にチョコを送ってました。締め切りが毎月15日だからさ、二月はバレンタインじゃん。岡井先生はチョコレートがお好き。召し上がって一休みされたのだろうな、と、自己満足にひたるのでした。もう次のバレンタインには送れないんだ。

 スマホのカメラロールにいくつか写真があるので、貼っちゃう。一応、公の場で写真禁止じゃないからいいかな~と思って撮らせてもらったやつ。岡井隆めっちゃかっこいい~。
 古いスマホの時のとか画像も悪いしいい写真でもないのですが。

 私が勝手に個人的に撮ったものです、一切の保存転載お断りです

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岡山大会に行った時の。 米田さんも写ってる。撮っておいてよかった……。

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お一人で待ってるところもとっちゃった。

 

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これは遠くから盗撮しちゃったやつ。わ~なんかお二人が喋ってるな~って感じがあまりに素敵で撮ってしまった。

 

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お弁当。ゴージャス^^

 

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懇親会の最初に鏡割りをしたんですねえ。地元の誰かえらい人とだっけ。鏡割りしたあと何かが気になって戻って酒樽のぞき込んだ岡井隆がめっちゃ可愛いすき素敵と思って撮った気がする。

 

 

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未来年間賞もらった時の。新年会の時の懇親会時、挨拶してらっしゃる岡井さん。岡井隆の名前で賞状貰えて感動した。すごくすごく嬉しかった。ちょっとうるっとした。この時しかないと思って、2ショット撮ってもらった。一生の思い出。

 

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たかしおっかけで講演会だとかにも行ったなあ。

 

 

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ながらみ書房の授賞式のご挨拶だったか、講評だかをなさってる所。

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岡井隆の話を聞いてる受賞者、黒瀬さんと小川さんを撮っちゃった。

 

 

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富山大会に行った時。

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講話してる時だっけ、最初の挨拶だっけ、の岡井さん。

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岡井大島の並びに痺れるんだよ。大会や新年会や作品批評会にずっと並んでて欲しかった。

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お弁当。富山はほんとその後の飲み会だとかでも美味しいものばかりいただきました。

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夕暮れ。懇親会前のご挨拶の岡井さん。この写真、背景のきれいさや夕暮れのひかりの感じ、すごく素敵で、撮れてよかった。

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二日目の朝、会が始まる前に富山のお城の周り散歩した時の。

 関東で大会やる時にはスタッフとしてひーひーなってるので写真とったり楽しんだりの余裕がほとんどないので、地方に旅できて、少しはお手伝いもさせていただくけれど、単純に参加者として楽しむことができるのはすごく有難くて楽しかったです。あ、入会始めの頃にも、松山で大会あって、その時も現地スタッフとしてあんまり役立たずながらちょこちょこしてました。

 松山大会の時、台風がきそうで、誰も来られないんじゃないかとひやひやしたんだよねえ。前日入りの空港に迎えに行く車に乗ってって、岡井先生たちをお迎えできてすっごく嬉しかった。もし誰も来られなくて、ゲストに松本健一さんをお招きしてたと思うんだけど、ゲストが来られなくなったとしても、僕一人でも講演できるよ、大丈夫、というようににこやかにおっしゃって下さったのを覚えてます。緊張して心配しまくってた私達を安心させてくれて、すごくほっとしたなあ。

 いろんな、小さな思い出がたくさんある。勿論私は接する時間は短くて、岡井さんと他の人が雑談するのを聞いてときめいた~、とか、そういう程度で。それでもそういうささやかな思い出が、私の一生の宝物です。

 自分なりに、短歌を知って岡井隆を知って未来に入って、なんとかがんばったり諦めたりもうちょっと頑張ったり、で、短歌をよむ日がこんなに続けられるとは、あんまり思ってなかったのだけど。岡井隆に毎月歌を送ることが、大事だったんです。

 岡井先生、ありがとうございました。

 

 

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