« 映画 「ドクター・ドリトル」 | Main | 『コリーニ事件』(フェルディナンド・フォン・シーラッハ/東京創元社) »

映画「AKIRA」


*ネタバレします。


映画「AKIRA」

 1988年、東京に爆弾が落ちる。そして第三次世界大戦。それから31年後。2019年、復興しつつある東京は翌年にオリンピック開催を控えていた。
 バイクで抗争しているまだ学生のグループ。リーダーの金田、幼馴染の鉄雄。路上で追われていた、老人のような子どもを避けて事故った鉄雄は、追手である軍に謎の子どもと共に連れ去れてしまった。
 実験体として覚醒し始める鉄雄。助けようとする金田。鉄雄の超能力は強大なパワーで暴走し始める。


 1988年の作品が、4Kリマスター、音も新たに良くなってってことらしい。IMAXは見逃してしまったなあと思ってたんだけど、せっかくなので映画館で見ようと行ってきた。
 公開当時、見に行ったのかどうかわからない……。見たことはある。深夜テレビだったのかもしれない。んー。わからない。幻魔大戦とかあったよな。と、思うんだけど、それも深夜テレビでみたのかなあ。もうはるか昔すぎて記憶がダメすぎる。

 断片的に覚えてるのはあって。老人みたいな子どもとか、終盤のパワーの暴走でぐにょぐにょ巨大化していく鉄雄とか、ものっすごく怖かった気持ちを覚えてる。今見ると、恐怖感はそれほどでもなかった。年取ったもんな~。

 舞台が2019年で、翌年オリンピック、って、去年はアキラのとおりだ今日がアキラの中のあの日、とかいろいろざわついたりもしましたね。過去の未来が凄い。そして今年東京オリンピックは延期で開催されませんが。鉄雄の暴走のせいじゃなくてよかった。

 今だから、見ると、金田、鉄雄のことだけじゃなくて、大佐がクーデター起こしてんじゃん。とか、政治家たちがヒドイとかアキラくん周りの日本政権ダメダメすぎじゃねーか、とか思った。街があんなでも庶民は頑張って暮らしてるな~。あんな事態になって、警察も軍も大変すぎだな~~。デモ、テロやってる連中の主張はなんなんだろうな~とか。デモは酷い税反対みたいなこと言ってたような気がする。通行止めになって文句言ってる魚を運送してるらしきおじさんがいるなあ、とか。超能力対戦だけど、一般人もそれなりにいろいろいますね。

 ちょっと前に、「AKIRA」めっちゃBLだ、てなネット記事を読んだんだけど。改めて見ると、ほんっとめっちゃ、テンプレともいえる幼馴染BLだった。いつも助けてくれる金田に心を拗らせまくった鉄雄。金田も拒まれても拒まれても結局いっつも助けに行くんだもんな~~。鉄雄、あんなにパワー持っても、最後には金田助けてって言っちゃうんだもんな~~~っ。

 最後あれは、東京でまたビッグバン、ブラックホールが出来て消えた、くらいの勢いだったのかなあ。でもそれにしちゃ生き残ったりしてる人もいるわけで、そこまでではないのか。
 なんにせよ壮大だった。凄かった。

 映画館で見られて最高だったのはやっぱ音! かっこいいいいいい~~~~~っ!!!
 最初のバイクチェイスな。テールランプが残像の尾をひくやつな~~~。そこにかぶってくる たましいーっ らっせーらー~~。
 音楽というかほんと、作品と音と一体に作ってるのかあと思った。

 アニメの動き。バトルとかバイクとかはむっちゃかっこいいけど、普通に歩いてるような時の動きが不思議だった。主役たちの声もなんか朴訥な感じ。でもまあそれが似合ってる気もする。ほんとは主役なんかじゃない、ただの落ちこぼれ不良少年なのだ、みたいな感じ。子どもたちもさ。子どもだった。なのにあのビジュアル。こわい。やっぱ、子どもたちが一番怖かった。

 またあんなことになって、東京オリンピックは中止だね。タイヘン。けど、開催まであと147日、で、スタジアムまだあんな建設途中で大丈夫だったのかな。もともとやはり無理だったのでは。というかあの世界、無理だったのでは。
 今の現実の東京、とかも考えちゃったなあ。タイヘンすぎる……。

 改めてちゃんと映画館で見られてよかった。かっこよかった。漫画もまた読みたい。すっごいよなあ。

 

|

« 映画 「ドクター・ドリトル」 | Main | 『コリーニ事件』(フェルディナンド・フォン・シーラッハ/東京創元社) »

映画・テレビ」カテゴリの記事