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映画 「スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け」

*ネタバレします。殴り書き。

 

 

映画 「スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け」

 

 昨日、20日金曜日が初日でしたね。昨日からネット見るのが怖かった~。本日、2D字幕、IMAXで見てきた。まさに、スター・ウォーズの物語にピリオドを打つ作品だった。

 

 スター・ウォーズって、ルーク・スカイウォーカーの物語だったんだ。改めてそう思いました。EP4,5,6。ルークが謎のメッセージを受け取り、囚われのお姫様を助けに、故郷を飛び出して冒険の旅に出る物語。

 超王道の物語。この、EP9も、ほんっと、超王道の物語だった。レイは自分のルーツを取り戻し、カイロ・レンは、ベン・ソロである自分を取り戻す。大きな犠牲を払ったけれど、悪の帝王を倒す。ハッピーエンドだった。超王道にハッピーエンドだった。

 行きて帰りし物語。

 それが、物語の王道。

 レイは最後に、ルークがかつて飛び出した星へ行って、ルークとレイアのライトセーバーを埋める。

 これは、ルークが出た冒険の旅からやっと、帰ってきたということだよねと思う。

 スター・ウォーズのサーガは膨大で、けれど映画で主人公はやっぱりルークなんだと、納得しました。

 かつて、こんな田舎の星でおじさんのショボイ農業継ぐなんてやだよー都会の星の大学行きたいよーとか言ってたんじゃなかったっけ、ルーク。あの二つの太陽。その星へ帰ってきたかったかっていうと、まあ、ルークに聞いたわけじゃないしな~と思ったけど、人間年を取ると若かった頃を懐かしく思い出すものだし、何者でもなくただの子どもだった頃、その家、が、ホームだと思ったりするよねえ、と、思う。

 ま、レイはルークの霊体と話して持ってきたのかもしれないかー。ま、なんにせよ。私はこのラストは、ルークの行きて帰りし物語、の、帰ってきた所だと思って感動したので。納得です。

 

 この新たな三部作の基本的な構想は最初からあったそうなので、JJ監督、あっ、スター・ウォーズって物語の王道だけど、冒険に行って、帰る、帰る所やってないじゃん? 俺、やれるのでは? って、思いついて、やるぞー!ってなったんじゃないかなあ。わかんないけど。

 そして、ファミリーネームを持たない、だたのレイ、だった彼女が、ルークとレイアの運命を継いで、最後に自分から、レイ・スカイウォーカーと自ら名乗るの、感動した。

 レイは、何者でもない、ただのガラクタ集めの貧しい女の子、としてこの三部作に登場した。今作で、え、実はパルパティーンの孫だと!?? って、何者でもないどころか物凄い宿命背負ってることがわかったわけだけれども。それでも、彼女は自分のルーツを知って、戦って、自分の運命を自分で掴んだんだなあ。

 実の血のつながりとかではなく。志というか、思い、意思、願い、のつながりを自分の運命にする。そういう、名乗りの「レイ・スカイウォーカー」だったと思う。ルークと、そして多分主にレイアの、後継者って位置づけになるんじゃないかなあ。

 

 で、カイロ・レン。怒りんぼの甘えんぼ坊やな、レイアとソロの息子。祖父ベイダー卿に心酔しちゃったり。彼は、あまりにも自らが背負っているものについて自覚しすぎて、怖くて苦しくて、たまんなかったんだろうなあと思う。まーそうだよね。スカイウォーカーの血を継ぐとか、タイヘンすぎますね。ハン・ソロはあれはあれで伝説だもんね。偉大過ぎる親ってゆープレッシャーがキツイ、ってのは当然。弱くなっちゃうのも当然。んで、そんな子どもの弱さにつけこまれて、こっちにくれば大丈夫だ~的なダークサイドの誘惑に乗っちゃったのか。

 でも単に乗っちゃっただけじゃなくて、ちゃんと訓練で強くなったんだなー。自分が銀河の支配者になっちゃうぞって。ぐいぐい成り上がってて、今作では自分が先頭に立つ実戦もやるし、ファーストオーダーの幹部会議みたいなのでもキレて場を支配しまくってました。強いぞカイロ・レン。

 

 でも、ベン・ソロである心が消えたわけじゃなかった。やっぱり結局ママなんですか~~~~って思ったけどさ。やはり、レイアの最後の呼び掛けで、心が戻るんだなあ。ハン・ソロも出てきてびっくり。霊体?ってわけでもないのか。ジェダイじゃないよね。ベンとしての心が呼んだ、ベンの力なのかなあ。大サービスシーンでしたね。殺されたのに、息子を愛してて、できないっていうベンに、できるさ、って信じてあげて。I knowも言ってたぞ。

 ともあれ、カイロ・レンは一度死にかけて、レイアの呼びかけと、レイのフォースの力で生命力分け与えますの能力で、ベン・ソロの心を取り戻すのねー。あのクロスの形のライトセイバーを捨てました。

 

 そして、最後危機に陥るレイを助けに駆け付けたりさ~。ヒーローでした;; 王子様、勇者の姿のラストだった~。今度は自分が、死んだ?瀕死? の、レイに力を分け与えて、生き返らせる。

 ようやく、見つめあい手をとり、ハグしてキスをして。あああああ~~~。助かってキス、って、またもうちょー王道~~~~! しかし、ベンもだいぶやられてたわけで、レイに生命与えて、自分は死んでしまいました。ベン・ソロ~~~;;

 けれど、カイロ・レンとして虐殺繰り返してきたわけだもんね……。心を入れ替えてめでたしめでたし、って感じにもいかないかと思うので。あれは、死ぬしかないだろうと思う。

 多分また霊体として現れることができるでしょー。

 

 カイロ・レンが背負わされ、継いだのは、ハン・ソロとレイアの息子ではあるけれど、師であるルーク後継者って感じだと思う。父殺しだし。けどまあ、ベイダー卿から連なるスカイウォーカーのすべて、でもあるかなあ。だから、レイとは魂の双子って感じだと思うんだ。

 お互い運命を感じて、最後にはキスしたけど、それはもちろん心からの愛情だと思うけど、やっぱり、ベンとレイって、ルークとレイアの位置関係なような気がする。最終決戦で使ったのが、ベンはルークの、レイはレイアのライトセーバーだったし。ほんと、いいな。魂の双子;; 血のつながりだけが重要なんじゃないっていう感じ。

 

 ポー・ダメロンが、実は昔ワルでした、みたいな感じとか今作では描かれていて、レイとはなんか相性悪いぞキャンキャンって感じに言い合ったりするのって、ハン・ソロとレイアの感じに似てると思う。レイちゃんがもしこの後だれかと結ばれるとしたら、ポーじゃないかな~、なんて思う。ま、別にそんなこんな引き継がなくていいんだけどね。

 

 フィンこそが、何者でもないただの人が、戦いに立ち上がっていくという存在だったなあ。しいて言うならランド? ハン・ソロの古い友人で。

 まあ、なんにせよ、フィンと、ポーと、レイは仲間で、彼らが出会い、レイが旅立ったことがこの三部作の始まりだった。三人が無事戻ってきて、ぎゅっと抱き合う姿にも泣かされました。可愛いな;;

 

 

 で。ハックス将軍ですが!!!! 私はねー、ハックスくんが前作で、なんかこう、可愛いいじられキャラで、けど、頑張ってる感じとかね、好きだったの。カイロ・レンと必死に張り合おうとしていたのも可愛かったじゃん。でも、今作のプロモとか予告とかに一切出てこなくてね、んんん~? ハックス将軍のことは、どうなの? 隠されてる? なんか重要な秘密?? どうなってんのー????? と、気になってたの。

 ちゃんと、今作にも出番ありましたね。そこそこありましたね。じかも、ちゃんとファーストオーダーの幹部っぽくありながら、反乱軍のスパイになってた! なんだってー!?

 なのに、その動機は、カイロ・レンが負けるところが見たいからだ、って、完全に嫉妬、私怨ですね。レンくんが最高指導者になって、自分がすっかり部下扱いなのが気に入らないっつー。まあ、まあね、そうだね、ハックス将軍、っていかにも小物扱いだったかな。そうか。けど、前まではちゃんと主要キャラだったじゃん! 今回も実はスパイの正体!って、ドラマチック! けど、やっぱりいじられキャラで、しかも、あの殺され方! カイロ・レンに殺されるでもない。さくっと。サクッと一瞬で殺されちゃったっ(o)

 あの、もう一人のジェネラルっつー感じのあのおっさんと、どっちがスパイなのかな~って感じはあったけど。けど~~~。あのおっさんにサクッと殺されてオシマイって;;

 ハックスくん;; せめてカイロ・レンに殺されてよ~~~ああああ~~~;;

 今作、ハックス将軍の扱いがほんっととっても不本意でした;; なんだよー。ハックスくんにもうちょっといい死に方を、与えて欲しかったです;;

 

 泣いたのは、えーと、エ、なんとか、あの、シスのとこへ、ポーたちが突撃していって、仲間がくるまで頑張るんだ、ってなってた所で、でもやっぱり仲間なんてこないか、ダメか、って弱気になってた所に、あーーーーっきたーーーーー!!!!!って所;;

 艦隊でなく、軍艦でなく、ただの、民間からの、いろんな星から、いろんな人(人型だけじゃない)が、とにかく駆け付けた、って感じの、反乱軍への援軍がきた所ね!

 もーーこれもベタな王道ですが。もう駄目か、と思ったところで助けがきた!という安堵、喜び、感激、勝つぞ!という興奮、最高です;;

 これ、ダンケルクじゃん、って思うよね。思わせるよね。それも相まって私、号泣;;

 仲間を助けるために、軍人じゃなくても、ただただ、助けたくて、少しでも力になりたくて、駆け付ける。それをみてファーストオーダーの側の人が、軍が来たんじゃなくて「人民です」って言ってた。ほんと、この、シス、帝国に立ち向かう、それぞれは小さな、ただの、何者でもない、けれど志に燃える、力の集結ですよ。泣くだろ。泣かされました;;

 

 そしてねー、デス・スター!の、残骸! 

 うっわ~~~出た、デス・スター。残骸だけど;; 「ローグ・ワン」以降デス・スターというだけで私は自動的に泣きます;;

 レイたちが探す、シスの星へのコンパスとなるモノがそこに隠されているってことで出てきました。

 なんでそんなとこにそんな大事そうなもの。と思ったけど、あれ建設当時は、あれこそ最高最強の砦で兵器として作りますドヤ! だったので、なんか大事なモノ置いとくかーってことだったのかなあ。まあ、わかんないけど。いいけど。

 なんでもいいけど、やっぱ、デス・スターが出てきて、私は泣いて満足しました;; 嗚呼。デス・スター;; ゲイレンパパ;; クレニック;; ほんっと。デス・スターはいいよねえ;;

 

 チューバッカ。初期のメンバーの中、一人残った彼の哀しみを深く深く思う。けれど、長寿の種族なんだっけか。多分、人間タイプと仲良くしたときから、一人残るっていう覚悟はそれなりに彼の中にあったろうなあとは思うものの、寿命ではなくハン・ソロ殺されるのを目の当たりにしたとか、離れてるうちにレイアが亡くなったとか、ほんと、チューイが何言ってるかわかんないけどほんっと、彼の心、哀しみをすごく、思ったよ。

 今作では途中囚われの身になったりして。死んだと思われたりもして。無事でよかった;;

 チューイにさー、あの、なんかこれをあげるよ、って渡されてたじゃん。あれ、何だろう?と思ったんだけど、多分、あれ、たぶん、最初の頃の、レイアが救ってくれてありがとうってルークやハン・ソロにかけてあげてたメダルなんじゃない、かな?? チューイあの時もらってなかったよな? あのメダルなのか、どうか、確証ないし、あのキャラから渡されるのはなんでかな、ハン・ソロがなんかいつか何かのカタにあのメダル預けたりしてたのかなとか想像するけど、わかんないけど、それでも、チューイにもメダル、ということだと、思っておく。

 チューイ、ミレニアムファルコンの頼れるおじいちゃんって感じになってて、ほんと、ほんっとずっといてくれて、いいキャラだよねえ。みんなを亡くして、辛いけど。けど、ドロイドたちはいるし;;

 

 その、ドロイドたち。今作でもBB8はとーっても可愛かった! D-oという、ドライヤーみたいなドロイドに充電してあげて、コンビになってたし。

 金ピカ3PO! うざいおしゃべり。何億だかの言語翻訳できる彼が、シスの言葉を翻訳するのは禁止事項で、翻訳しちゃうとメモリ失う、とか、それどういうシステム? ってわかんないんだけれども。ともかく、記憶をすべて失うって、死とほぼ同義なわけで。それでも、という感じが熱かった。そしてその後、R2D2のバックアップメモリがあって一応無事戻ったのもよかった。相変わらずのコメディw

 ドロイドたちはほんと、可愛いし役に立つし、素晴らしいよね。スター・ウォーズ世界の最高の発明の一つだと思う。一家に一台ドロイド欲しいよね。ああでもちゃんと役に立つやつが。

 レイが、BB8と再会すると、アンテナをチェックするのが可愛いんだ。最初の出会いの時、アンテナ直してあげたから。で、なんとなくいつも、アンテナよし、ってチェックしてるのかな~と思う。レイもBB8も可愛いなあ。

 

 えっとあとそうだ。レイが最後にパルパティーンと対決してたとき、あいつが私がシスのすべてだ、みたいに言ってごごごーーとパワーあびせてくるのに対抗して、レイが、私はすべてのジェダイと共にある、みたいに跳ね返していくんだけど。あそこ、すごくエンドゲームみたいだった。サノスかと思った。レイちゃんがアイアムアイアンマンって言いだしそうだった。おおーって思っちゃった。

 

 今作では、レイアを演じるキャリー・フィッシャーが亡くなっていることを、観客である私たちは知っているわけで。意外と随分沢山出番あったなあと思った。実際の撮影がどのくらいなのか、CGだとかどのくらいなのかわからないけれども。作中でもレイア将軍の死は描かれて、その死を悼むシーンは、作中の出来事でもあり、見ている私たちの思いでもある。

 新作映画をリアルタイムで見る、って、こういう同時代性があるんだなあとしみじみ実感した。

 最初は、プリンセスなのに可愛くないとか言われてた感じあったり。囚われのプリンセスだけど、自分から戦いにいっちゃう型破りなプリンセスであり。スター・ウォーズが人気あがるにつれて女優である彼女の人生とか変化あったりしただろうなーとも思ったり。まさに、レイア姫という運命を背負って、生きて、戦って、亡くなったのでは。と。勝手な思い入れを持って、死のシーンを悼みました。プリンセス・レイア。ジェネラル・レイア。そして母であるレイア。素晴らしいキャラクターだった。終わったんだな……。

 

 

 私は、スター・ウォーズの大ファンですって言えるほどではない。最初のはリアタイしてないし、テレビで見たことあって、面白いなー、という程度だったかな。EP1~3の時は、リアタイで映画館で見たわ。面白かった。ユアンくんのオビ・ワン目当てが先だったかな~。

 そして、デジタルリマスターとかで、最初の三部作を改めてみたりした、と、思う。ハン・ソロが好きですし、ダース・ベイダーが好き~~~です。

「ローグ・ワン」最初はほんとマッツ目当て、って感じだったんだけど、見て、あまりにも感動して、感動して感動して感動して、感動したんだよ。

 

 この、新たな三部作が出来るのは、楽しみだったけれども、まあ、そこそこに、くらいの感じではあった。正直、8はいまいちつまんないな~という気持ちだった。まあいっかー続編作るってそんなもんかーとも思った。けどハックスくん大好きになった。あ~ハックス将軍~~~;;

 

 そしてついに、9ですね。どうなのかなあ、って思いながら、でもすごく楽しみにしてました。見ると、なんか。何だよパルパティーンの孫ってどういうことだよ!??? とか思いつつも、ほんと、最初に書いたように、ああ、ルークの旅の終りという物語を描いたんだなあ、と、感動した。

 

 若者、次世代へのエールもしっかりあったしね。ランドがさあ、レイアのあとを託されて不安なポーに言ってあげるんだよね。不安で、なんの準備も出来てないよ、っていうポーに、俺たちだってみんなそうだった、って。準備なんかできてなくて、いきなりで、なんとかするしかなくって、やってみるんだやってきたんだ、って。

 それは結局、生存者バイアスではある。やるしかなくてやってみて、ダメで死んじゃう方だってあるんだよなー。でも、それでも。準備がすべて整った、なんて始められることはほとんどなくて、出来事はいきなりやってくるし、自分の都合なんて相手はおかまいなしだし。時はとめられない。世界をコントロールなんてできない。それでも、やってみる。やってみて、成功することだってある。終わってから、成功だって、できた、って、わかるんだよなあ。

 

 映画作りの話かもしれないし。人生そのものかも。

 次の時代を生きる、作る、人々に。エールを送った作品だと思ったよ。

 

 で、さー。そして今後10年も20年も語られて盛大に突っ込みいれられて、そうして、愛されていくんだろうなあ。スター・ウォーズ。遠い銀河の物語。ルーク・スカイウォーカーの物語。

 

 エンドロールではまた素晴らしく音楽が鳴り響いて、泣いた泣いた。泣いて泣いて、たっぷり泣いて、涙がとまるくらいまでたっぷり長くて、聞けて、すごくよかったです。IMAXで見られて、聞けて、よかった。

 明日は、3D字幕IMAXで見る予定! 楽しみ!

 

 

 

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