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映画 「IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。」


*ネタバレしてます。


映画 「IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。」

 これは今日見てきた。

 かつて“それ”と対決した時から27年。デリーの町で子どもが消え、弱いものが襲われる事件が起きはじめた。ルーザーズのメンバーで一人町に残っていたマイクは、仲間に戻ってくるよう呼びかける。町から離れた仲間は、何故か27年前のその頃の記憶が曖昧になっていた。けれど、町に戻って懐かしくはしゃぐうちに、“それ”とのことを思い出す。誓い合ったことも。
今度こそ奴を葬り去るために、マイクは町の歴史や文献を調べて、悪を滅ぼす儀式を行う方法を見つけていた。ルーザーズはそれぞれの思い出を探り、持ち寄り、もう一度、ペニーワイズの棲む地下へ向かう。


 前作も、怖いの嫌だ~と思いつつやっぱり赤い風船とピエロに釣られて見に行ったんだけど、ええと、誰が誰だっけ、とかちゃんと覚えてないので、最初のころは、ええと~大人になった彼らは~やっぱり誰が誰だよ、と、わかんないんだけど。ベバリーは女の子一人だからわかる。多分主人公のビルもわかる。あとは~誰~? と思いつつ見てると、ちょいちょい子役の子も出て来るし(思い出探しが最初のミッションだから)、今だから思い出すそれぞれのあれこれで誰が誰、ってわかってくるように作られていた。親切設計ありがとう。

 大人になった彼らは、結構成功者っぽい。けれども問題を抱えてたりもする。町から離れてるほどに、昔のことは忘れてるらしいので、それなりに成長していってるんだなあという感じ。ただのサラリーマンみたいな人はいないみたいだった。
 
 怖くて、弱くて、マイクの呼びかけに答えられなかったスタンリー。それでも、彼の意思も届いた。
 
 結局はペニーワイズという恐怖に、心が負けるか、勝てる!と信じて戦い抜けるか、精神力の問題なのですかー。最終的には言葉攻めで、ペニーワイズちゃん、縮んであっけなく心臓握りつぶされてしまった。
 言葉攻めで勝てるのならばっ、あんな多くの犠牲を、友をなくさなくてもすんだのでは。と辛いけれども、負けない、勝つ!!! と心から信じて戦うための修行~みたいなことかなあ。恐怖に勝つには怒りも必要なのか。

 儀式のための思い出探しをする過程で、子どもの頃のトラウマを自分で克服、していくのも必要だったんだろうなあ。ルーザーズの他にいっぱい殺されていった子供たちがほんとこわい辛いけれども、ジョージィーを亡くしたのは本当に辛いけど、そのことの責めを負うのは、お兄ちゃんじゃないよ。悪いのはペニーワイズだよ;;

 ルーザーズそれぞれの成長とかも丁寧に描かれてた。
 で、やっぱホラーなのでというかなんというか。音楽怖い怖い怖い。ぎょっ、ひっ、ってびっくりするシーンもいっぱい。ペニーワイズちゃんもどばーんと出てくる。
 けど、ドーン! バーン! ダーッ! って勢いある方向のホラーなので、ひいいっ、ってびっくりしつつも、面白かった。怖いど。血とかのグロテスクは私はわりと大丈夫。
 やっぱ怖いのは心霊系の、じわじわじりじりひりひり忍び寄り絡みつかれる恐怖だなあ。モンスター的なのはいける。ペニーワイズちゃん、赤い風船ピエロモンスターは、もうかないりネタキャラにされてしまってるからねえ。怖可愛い^^

 始まりの所、ホモフォビアに襲われるゲイカップルがいて、ボコられた挙句に一人、川に投げ込まれちゃって。あああーー酷い、って思ってたら、ペニーワイズが現れて、流されてく彼を救い上げたの。お? もしかして助ける? で、ホモフォビアの奴らを喰う? と一瞬思っちゃったんだけどそんなことなかった。食い殺されたのはほっといても死んじゃうゲイの彼。あああああーー。酷い。そーだなーペニーワイズはダークヒーローとかでもなんでもなくて、単に「悪」だものなあ。そもそも子どもとって喰うんだった。容赦ねえわ。
 
 予想外だったけど、ゲイのこととかクローゼットゲイの悩みとかも、恐怖とか苦悩として扱われていた感じ。ルーザーズの中でも一人悩んでたし。現代とはいえ、ホモフォビアとかいろんな問題、苦しみ悩みあるよなあ。この映画でこういうとこもあるんだって、ほんと予想してなかった。原作にはあることなのかな。うーん~。けど、まあ、多分読まないかな。ん~。

 怖かったりびっくりだったり、ほろりとさせられたり。面白かった。ペニーワイズ、ビル・スカルスガルド今回も熱演でよかった。楽しかった。

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