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映画 「マシュー・ボーン IN CINEMA 白鳥の湖」


*ネタバレしています。


映画 「マシュー・ボーン IN CINEMA 白鳥の湖」


 10/30に見に行った。近くではなかったので久しぶりに恵比寿ガーデンシネマまで。
 バレエなので、生舞台観るのが一番だけど、見られなかったし。うーんうーん、どうしようかなあとすごく迷ったけれども、やっぱり見に行っておいてよかった!

 白鳥が男性ダンサー! ってなんかすごいらしいという評判は前々からあるのは知りつつ、まともに全部見るのは初めて。
 古典的な「白鳥の湖」も、多分すごく大昔に、なんか多分ロシアのバレエ団のを、見に行ったことがあるような気がする……。曖昧すぎる私の記憶力……。どうなんだろう。とはいえつまりぼんやりと、なんか王子様と白鳥と恋するけど邪魔が入って悲恋なんですね、みたいなうっすらしか認識です。なので、普通にクラシカルな舞台と比べてどうこうとか、初演のころから随分時間がたってて今回のシネマ舞台がどうなのかとか、全然批評はできない。

 「新演出版で、2019年にロンドン・サドラーズウェルズ劇場で上演した公演をスクリーン上映。」というものだったそうです。王子が母との愛に葛藤し、素晴らしくセクシーハンサムな白鳥に恋するものの、パーティではつれなくされて、けれどあのパーティでの白鳥は黒鳥、ですね。また母を奪われそうで苦悩する王子、って感じ。

 舞台現代、現代というか、現代? で、同性愛の苦悩、って所。それに王子、母の愛が欲しい、が、たいぶいきすぎで、近親愛的な所までいってる感じ? だよね?
 若くて可愛い娼婦的な女の子ともつきあってみようとするけどそれは母、女王に反対されるし。まあそれはそうか。で。夜の公園の池、池かなあ。湖。で、白鳥の踊りに魅せられて、初めで心から自分を解放できて恋をして、って感じ。

 王子~苦悩しまくりすぎの王子~~~。ヘタレ王子。ピュアピュア可愛い王子。逆上しちゃう王子。王子はクラシカルに綺麗に美しく舞うって感じのさすが王子、上品な踊りで、素敵だった~。

 そして白鳥は! セクシーーーー!!!!! はあ。すごい。ハアハアしちゃう。かっこいい。色気が滴る。あれは王子参っちゃうわ当然だわ。すっごいのねえ。
 白鳥たちの群舞も男性ダンサーばかりなわけで。強い。それにとっても動物っぽいというか、獣の強さ美しさ、人ならざるもの、って感じが凄くして、迫力だったー。凄い。

 最後のシーンでは、王子のベッドの下から白鳥たちが現れたりして、ううわすっげー悪夢こわいこわいこわい、って思いながら見ました。獣だった……。

 白鳥も、王子も。儚くなって、結ばれるのは天上で、という感じ。これ、初演は1995年だそうなので、あ~同性愛の結末としてはそうなるかっていう気がする。というかまあ、もともと「白鳥の湖」が悲恋なわけだ。というか人と人ならざる者だから、なあ。

 けれど、幸せになって。今なら。幸せになる結末を;; と願ってしまう。
 でももちろん悲劇の恋も最高ですよね。あああ~。

 バレエなのでずーっと音楽の中で。踊ってて。セリフはなし。だけど、踊りが、体全体が、饒舌なんだよなあ。バレエダンサーって、ほんっと、重力が違うんじゃないのっていう、あの、素晴らしさ。
 ずっとずっと一瞬たりとも目が離せない、素晴らしい肉体。美しい。あの優美な動きにはどれほどの努力が秘められているのか。微塵も思わせない軽やかさ美しさ。ほんっと、バレエって凄い。綺麗。それにこの舞台のセクシーさ、たまらん。

 もう、全然、なんも私言葉が追いつかない。見に行けてよかった。いいなあ。ほんと、うつくしいって強いなあ。最高でした。大好き。

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