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映画 「神と共に 第一章 罪と罰」

*ネタバレしてます。


映画 「神と共に 第一章 罪と罰」


 消防士のキム・ジャホンはビル火災の現場から子ども助け、だが自分は死んでしまう。死んだことに気づかないジャボンの前に、使者が現れる。地獄で待つ裁判の弁護と護衛を務めるドクチュンとヘウォンメク。もう一人の弁護人カンニム。人を助けて壮絶な死を遂げたジャホンは貴人と呼ばれ、裁判は楽勝で生まれ変わりを認められるだろうと思われていた。
 だが、ジャホンの身内の怨霊が現れて冥界が荒れる。原因となる怨霊をつきとめるべく、下界へ行くカンニム。ジャホンの半生をたどり、家族の姿が明らかになるにつけ、ジャホンがまだ死ねない、どうしても母に一目会いたいと言っていたわけがわかる。
 ジャホンは、難病にかかり、聾者である母との貧しい暮らしの中で、母と弟を殺して心中しようとした過去があったのだ。
 あと少しで兵役が終わるところだった弟スホンは、銃の暴発で亡くなり、その死を隠蔽された恨みで怨霊と化していた。スホンもつれて冥界へ戻るカンニム。閻魔の裁きに申し開きはできるのか。

 そんなこんなで、基本的には仏教の地獄めぐりみたいな感じ。神とは??? と、まず混乱してしまった。神? 三人の使者のこと? 閻魔? 韓国映画ってキリスト教的世界観だったりするよなあという印象もあったので、いやこれは実は七つの大罪とかなんだっけ? いや違うか。神、とは?? 
 でもまあその辺はよくわかんないので気にしないとして……。

 地獄の使者の三人のキャラが、なるほど元はコミックなんですねと納得な感じ。ビジュアル最高。まさに絵になる感じ~~。若い女性、背が低めなドクチュンは弁護がんばります!ってピュアな感じ。脳筋なんだろうなー考えるなってすごく釘刺されてたもんな~、の、ヘウォンメクはでっかい両刃の武器ですらっと背も高くて、かっこいい。リーダーであるカンニムは渋い。鞭とかロープとかにもなる剣の武器もかっこいい~! ロングコートひらひらでバトルするシーンめっちゃかっこいい!やっぱロングコート最高っすね!

 審理を受けるそれぞれの地獄の場がいろいろで、砂漠だったりナイアガラ的でっかい滝のところだったり、氷原、針の森、などなど、どーんと場面の絵面が壮大で綺麗。審判する大臣?とかも個性的で見た目も素敵。

 で。まー、消防士として素晴らしい活躍をしていたジャホンは、それでもいくつかの罪に問われ、けれどもそれには善なるわけが、っていうのが語られていく。それに、母への思いが。母との思い出が。

 まあそんなこんなで次々場面は変わっていくし、バトルとか謎解きとかの要素もあるし。弟くんの死の問題が、次でもっとなんかあるのかな? あの軍隊での感じ、なんか、なんだか、それで?? なんかすっきりしない感じが。銃もってた子とか、隠蔽しようとした上官とか、どうなの。スンホくん絡みで愛憎のなんかがあったりしないの? それは私の願望か~。でもなんか、うーんどうなの。

 そして母思いのいい息子たち、みたいな感じで、まあ、いい話、まあいい話ですし。ですけど。そういういい話が私は苦手でのりきれないので、今作でのメインであるところのジャホンさんのことに好意ゼロだったので、なんか、まあ、そうかなるほどー。という低めテンションになってしまった。

 第二章の予告が最後にあったの、それがすごく面白そうで、そこが一番テンションあがった~。この第一章は三人の使者の紹介のイントロってことかなあ。三人の過去が明かされるとか、三人が生まれ変わることができるのか、とか、楽しみだ。

 今作も、ビジュアル面では大満足。個人的に話に全然のれなかっただけで。好みの問題で、んー、いい話、と、共感感動できればよかったなと自分自身を残念に思う。
 三人のキャラ、というか、カンニムとヘウォンメクは好きかなあ。ドクチュンちゃんはまあ可愛いです、けど、こういう、こういう女の子キャラいいでしょ、っていう感じのペラさって思ってしまった。まあそれも私の好みの問題で、私基本的に女性キャラに興味を持たないからなあ。
 ともあれ、第二章を見ると、こっちの見方も変わるかも。閻魔様がかっこよかったし、なんかもっとありそうで、楽しみ。今月末の公開ですね。がんばって見に行こう。

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