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映画 「スパイダーマン ファー・フロム・ホーム」

*ネタバレしてます。


映画 「スパイダーマン ファー・フロム・ホーム」

 2D、字幕で見てきた。

 エンドゲームの後の世界。ヒーローたちの追悼番組、ん? なんか変……と思ったら高校の校内放送ですね。あれから8か月っていってたっけ。(記憶曖昧)
 ピーターたちは学校へ戻り、夏休みを迎えていた。科学部でヨーロッパツアーに参加。スパイダーマンスーツは荷物に入れない。休みだもん。MJにパリで告白する計画!
 しかし、メイおばさんはしっかりスーツを入れていた。
 ベニスでは謎の水の妖怪みたいなものが暴れて、丸いヘルメットかぶってるようなヒーローが撃退した。ニュースではミステリオと呼ばれるようになった。
 旅先に現れたニック・フューリーにヒーローとして助けてくれと言われる。次元の壁がひらき、異世界の怪物がこっちの地球にきたので、あっちの地球の最後のヒーローが退治しにきれくれたというのだ。だが、こっちでスバイダーマンになっては正体がバレるから困る、ピーター。わかった、とあっさり引き下がったかと思ったニュック・フューリーだが、旅行そのものに手をまわして、ピーターの次の行き先はプラハ。そして、ミステリオと共に、黒いスーツで戦うことになる。

 で、まあ、そんなこんな、展開早い! ミステリオを演じるのはジェイク・ギレンホール。で、なんか異世界のヒーローってことなんだけど、予告の時からなんだあの丸いヘルメット。ヒーロースーツも微妙に変。異世界のセンス? って思ってたら、なんと!というかやっぱり!ヴィランだったね~。
 かつてトニー・スタークに開発したVR技術?ホログラム?なんかそれカス扱いされて首になったとかで、逆恨み。スタークさんに追いやられた人々集めて、ホログラムとかドローンとか、なんかすごいとりあえずハイテクっすね? そういうので幻覚を見せてダメージも与えて、異世界からの敵を無理矢理信じ込ませたのだった。

 これさー。
 世の中、スタークさんがヒーロー。尊い犠牲、みたいになってるのを恨みに思い、今なら、人々は新たなヒーローを求めて何でも信じるぞ、という隙をついたヴィランなんだね……。
 トニー・スタークは、誰よりもヒーローとなって散ったけれど。彼の暴君っぷりっていうのも一面にはあった。トニー・スタークが聖人ではなくて、どっちかっていうとある意味結構嫌な奴、という側面。恨みをかったりしてるということ。それはそうで、理解されにくい人物であったことも魅力なんだもんね。だから。
 私は、トニーを聖人君子として祭り上げるだけじゃない感じはいいなーと思う。トニーは聖人君子じゃない。最高に魅力的な一人の男。嫌なところもだめなところも弱いところもある一人の男。だけどヒーローとして戦った男。最高なんだよスタークさんは(泣)

 スタークを継ぐ人に贈る、みたいな、イーディスっていう凄い眼鏡をもらったピーター。スターク社の通信網、テクノロジー、武器を使うことができる魔法の眼鏡。でもピーターは、その重みに耐えきれない。
 ちゃんとした経験豊富な、大人のヒーローが使うべきだ、って、ミステリオ、ベックさんに眼鏡を渡してしまう。
 その眼鏡かけてみてよ、って渡した時に、ちょっとだけ、トニー・スタークに似てるんだよね、ベック。大人だし。髭だし。
 ピーターは、まだ高校生なんだよ。ご近所、よき隣人のヒーロー。それでがんばろうってなってる。アベンジャーズに参加し、宇宙にも行ったけど。高校生じゃん。次のアイアンマンに、って期待されても、困るよね。困るでしょ。未成年だよ。お酒も飲んじゃいけないよ。スタークさんはちゃんとピーターの保護者してくれてたじゃん。なんで今みんな彼を利用しようとするんだよ~~~;;

 今回、本当に、本当に本当に、トニー・スターク、アイアンマンが生きていた世界から、彼がいなくなってしまった世界に、なったんだなあって、つくづく感じた。
 エンドゲームの戦いの後。
 世界の半分が消えて、そしれ五年後よみがえって。そして、という世界。

 一応、作中では8か月だっけか、過ぎていて、日常を取り戻しつつある感じ。けど私がエンドゲーム見たのは二か月ほど前で。スタークさんを失った悲しみはまだ落ち着かなくて。これ見に行くのも、早く見たいというよりは、でもちょっと見たくない、スタークさんを失った世界……という複雑な気持ちがあった。キャプテン・アメリカも失った世界になってるんだよねえ。

 で、ほんっと、ピーターくんが保護者を失って、傷ついてて。見てて辛くて泣いちゃった。
 ハッピーがいてくれてよかった。
 ピーターが、やっと助けを求められたのがハッピーで。トニー・スターク、アイアンマン登場の時からそばにいた人。「アイアンマン」の監督なんだねー。ピーターに、アイアンマンの代わりなんていない。誰もトニー・スタークにはなれないよ、って言ってくれるんだ。
 どこへ行く? って聞いてくれる。
 ピーターが、どこにいても彼を思う、みたいなこと言うの。世界中にトニーの姿はまだあふれてる。アイアンマンを追悼する人々はたくさんいる。トニーの最期に立ちあったピーターが辛くて寂しくないわけないのに、次のアイアンマンは? なんて聞かれまくる。
 ハッピーの前で泣きそうになる彼を、ちゃんとそのまだ子どもな所もそのまんまに、うなずいてくれるハッピーがいてよかった。

 ピーターは、世界を救わなくては、じゃなくて友達が危ないから!って新しいスーツを選ぶんだよ~~。泣いちゃう。
 スタークさんの残したファイルを開いて、自分なりのカスタマイズ? して、スーツ作っていく姿は、トニーにそっくり。ハッピーがちょっとうるっときてる。私もまた泣くだろそんなん。アイアンマンの代わりなんて無理。だけど、トニーがピーターを選んだ、信頼したのは、間違ってないよ~~;;

 がんばってがんばって、騙されてもがんばって、ピーターは第六感みたいなやつ? スパイダー・センスっていうのか? ピータームズムズって言われてたけど、それを得る。

 ミステリオのホログラムっつーか幻覚で惑わされまくるのが凄くて、何が、どう、どこまで?? 現実?? というのがぐるぐるきてすごく面白かった!
 CG技術がすっごくて、映画ってどんどんスーパーリアルになっていってると思うんだけど、このミステリオのパワーってメタ的って気がする。映画、見てる、中でさらに幻覚、が、幻覚でリアル? そういうぐるぐるが、観客としてはピーターよりさらに別次元で混乱させられるんだよねえ。面白い。凄い。

 で、まあ、ドタバタに紛れてMJに、うん、僕がスパイダーマン、って白状しちゃうし。友達巻き込んじゃうことになってタイヘン~~とか、MJを狙ってるやつが他にもいてタイヘンとか。青春ムービーもしっかりしてましたね。可愛かった。MJもホントはピーターのことが気になってました、とかさ~~。甘酸っぱいぜw

 最後のバトルの所では、なんかこう、盾もったり即席ハンマーみたいなの工夫したりして戦ってて、ああああああ~~~~アベンジャーーーーーズ!!! ってなるよね~。
 ハッピーたちも避難してく途中で、盾を投げようとして全然飛ばなくって、やっぱキャプテンすごい、みたいに言ったりしてて、あああああああ~~~~~ってなるねーっ。

 優しくて、まだヒーローの責任負うって覚悟もなくて、優しくてお人よしで騙されて、そんなピーターが傷ついてボロボロになって、それでもめちゃめちゃ頑張って、立ち向かっていく。成長物語だ。まだそんなに傷つかなくてもいいじゃん!って、トムホ見て泣いちゃう観客になったけど、でも、世界は不安で、悪い奴はいて、ヒーローが、欲しい。

 ベックとか、その仲間になってた人たちって、サノスのあれのとき消えてた方の人たちなのかなあ。首になった時から恨み持ってて、そんで、なんかわけわからないうちに、世界の危機があってトニーはいなくなってて。アイアンマンがヒーローとして祭り上げられてて、一層恨みつのらせて、今なら、ってこんなことしたのかな、と。
 人々の不安につけこむ。地球の危機がくる。ヒーローが欲しい。今なら人は信じたがってる、なんでも信じるさ、みたいに言ってたのは、フェイクニュースがはびこる昨今の状況、って感じなんだろう。人は、信じたいものを信じる。ミステリオの仕掛けた罠は、単純じゃなかった。

 エンドロール後に、MJと、スパイダーマンとして街中飛び回るデートして、ひゃっほー!って感じだったのに。スクープニュース! みたいな感じでスパイダーマンがミステリオを殺したんだ!って映像が街角のスクリーンに流れる。最後のバトルの時の状況をドローンにカメラついてて録画してたんだね? そして、殺される、みたいなのも、実際スパイダーマンがくるより前に録画しておいたのか。まさに編集によるフェイクニュース。ミステリオの仲間だった、なんかデータダウンロードしてたおっさん、あいつか。
 そして、スパイダーマンの正体は! ってスクープ流すのが、あれ、は、えっと、前のスパイダーマンの時に新聞社の編集長やってた人、だよね、あの強引でヤな感じのあのおっさんだ。ピーター・パーカーだ!って写真付きで出てしまう。
 ううあ~酷いじゃん! まだ高校生ですよ!ダメでしょーーーっ。ニュース流すほうもどうかしてる! けどなんかまあ、そうだあの中は映画の中の世界、ヒーローに関する大スキャンダルみたいなことで、う~~ん、にしても酷いぞー。

 あ~スタークさんがいれば;; こんなニュースとかなんだかんだにピーターが矢面に立たされることはなかったのに;; というかこの事件そのものを、きっとあっというまに叩き潰してくれる。というか、イーディスとか他人に渡すわけないし。ああああ;;
 トニー・スタークのいない世界が辛い。そんな中でヒーローとして戦わなくちゃいけないのが辛い;; ピーターに、もっと、誰か、仲間を;; 味方を;;

 かなりコミカルにユーモアもアクションもたっぷり~で、楽しさもあったけど、でもやっぱ、トニー・スタークがいない、ということをつくづく辛く思った作品でした……。ピーターくんが傷つくのが可哀相すぎる;;
 でも、彼はもっと成長していくだろうし。未来が、ある。酷い邪魔がきたところで終わってしまって、次回作? どうなるの? 作るんだろうね!?? って待ち遠しいような、怖いような。MJどうなっちゃうんだとか思うと、もう、辛すぎる。今のシリーズでは大丈夫なのかなあ。どうなの。あーもー。どうか、ピーターにもっと、味方を;; 保護者を;;

 で、最後の最後に、ニック・フューリー、実はスクラブ人だった、って明らかになって。タロス、だったよね? あれ、ベン・メンデルソーンがあそこだけやったの?????? 何やってんだよニック・フューリー、てめええ~~~。どっか宇宙で休憩中って感じ。あれは、何? どこ? スクラブ人のとこ? キャプテン・マーベルとこ?? それも次回作だか何かでわかるのかなあ。うーむ。ニック・フューリーめ……。

 エンドゲームの後を生きる、世界。私たち。そんな風にちゃんと思える作品でよかったし。面白かったし。ピータートムホをもっともっと好きになったよ~。どうか健やかに育ってくれ。マーベルからまだまだ離れられないかな。はあ。面白かった。

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