« 『シスターズ・ブラザーズ』 (パトリック・デウィット/創元推理文庫) | Main | 映画 「ビューティフル・ボーイ」 »

映画 「ハンターキラー 潜航せよ」

*ネタバレしています。


映画 「ハンターキラー 潜航せよ」


 ロシア近海で、ロシアの潜水艦を追尾しているアメリカの潜水艦。 突然、ロシアの潜水艦で爆発が起きた。救助に向かおうとした米の潜水艦にも攻撃が。消えた二隻を探し出す任務に、ジョー・グラスが艦長となって潜水艦が差し向けられる。

 潜水艦ものは密室だから動きがすくなめ、というぼんやりとした印象があったけれども、この映画は、海だけでなく、実はロシアでクーデターを起こそうとしている悪い国防大臣がいて、この騒ぎは彼の陰謀なのだ、世界大戦を止めるためには、ロシアの大統領を救い出せ!と、ロシアの基地へ偵察に行かされてた特殊部隊が突如救出隊になり、それを潜水艦迎えに行って味方の兵士とロシアの大統領救い出せよ、ってことになって。と、海でも陸でも大変だ~っていう動き、切り替わりがすっごく面白かった! アメリカ本国のお偉いさんたち、分析官とかの作戦判断みたいなのもあり。米ソの戦いかと見えて、実は反乱起こそうとした悪い奴から世界を守る!って感じ。

 主演、ジェラルド・バトラー、共演ゲイリー・オールドマって宣伝されていて、確かにゲイリー・オールドマンは海軍のトップみたいなんだけど、なんか、全然、思ったよりダメ上司って感じで、あれ??? そんな大体的に二大スター共演みたいなもんじゃなくない? ゲイリー・オールドマンじゃなくてもよくない??? というのが一番の期待外れだったけれども。でもまあ、正直本国の政治方面とかはちょっとしたアクセントみたいなもんで、わりとまあ、いっか。

 とにかく話が早い! もうしょっぱなから、潜水艦がー!たいへん~! で、兵学校出ていないんだ、ってたたき上げ艦長ジョー・グラス(ジェラルド・バトラー)が登場で、すぐ潜水艦クルーに俺が新しい艦長だよろしくな、ってかまして、即任務。潜水艦の中の様子みせたり、クルーそれぞれの様子見せたり、で、全然余計な説明なく進む。
 特殊部隊のチームは四人。新入りの一人とたくましい隊長と、気の合う仲間たちみたいな感じなー。訓練してるところ、から即任務。ドローンの偵察じゃダメよ、ってことで現地に送り込まれるのね。タイヘンだー。

 ロシアの大統領がへき地の基地に呼び出されたのがまず陰謀の始まりだったわけで。このロシアの大統領は穏健派なのかな? なんか弱腰大統領だからダメだ、みたいに、国防大臣が、戦争中に大統領が病気になるか死亡すれば、全権が俺のもの、ってことで、戦争引き起こしちゃうぞ、おらー! みたいなことらしい。
 ちょ。待ちなさい。米ソが戦争、すなわち第三次世界大戦。ロシアの権力が欲しいからってそんな、そんなことするぅ~~???? ねーわ。いくら国防大臣が悪だくみしようったって、世界大戦起きて握る権力なんてなんもよくねーわ。って思うんだけどまあ、まあ、そこがないと話が始まらないですから、まあ、いいのか。不思議。

 でさー、実は最初に沈んだと思ってたロシアの潜水艦に艦長と合わせて3人の生きのこりがいて、救助されて、そして同じ船乗りだろう、みたいな、なんかまあそういう感じで世界の危機をとめなければ、と協力して。機雷、センサーのフィヨルドの中を抜けていく、とか。すごい、ゲーム感。
 静かにしてなくちゃ、ってところで危うくねじ回し落っことしそうになって、あああっ、とか、ヒヤヒヤハラハラドキドキ!
 
 特殊部隊は、大統領奪還に向かう途中で、殺されたと思った大統領のSP? が実は生きていたのを助けて、やはり協力して大統領を救い出そう!とか一緒に向かうことになったり。新入りくんが怪我して足手まといかよと思ったら、離れたところから狙撃!凄腕! とかなんかもう、みんなすごい!

 ガンガン話進むんだよねー。プロだ~。かっこいい~! なんか、通信とかちゃんとできてない感じなのに、特殊部隊の救出作戦と潜水艦迎えに行くのと、待ち合わせどう決めたんだろう??? まあいいっか、出会えましたし!

 そこをさらに追撃してくる戦艦が、実は助けた艦長がかつて鍛錬したクルーたちのフネなんだ、ってことで、通信、呼びかけ、一人ひとり名前を呼び掛けての、攻撃するな、とかさー。そーするんだろうな~~って思ってたけどやっぱ素敵だ!そうこなくちゃ!!!
 ロシアの海兵さんはセーラー服の軍服だったよ。可愛い^^

 米軍、ロシア、ともに海軍展開して緊迫感~とかの絵面のかっこいいこと! ぎゃ~も~こわい!たいへん!だけどフィクションだから!かっこいい!!!!!

 潜水艦という、密室で、浸水~火災~、音だけを頼りにとか、魚雷が! とか、ほんっとドキドキですっごい面白かった。深海のままならなさ、恐怖。それでも次々決断をし、進まなくてはならない。ジェラルド・バトラーかっこよかったよ~。なんもアクションしてないけど、その決断が!かっこいい!度胸!
 
 原子力潜水艦とか空母とか戦艦とかばーんと映画にしたいなあ! って思うと、そりゃやっぱ米ロの迫力じゃないとね! って感じなのだろうと思うんだけど、(たぶん他の国じゃあんな軍備のばーんとした展開にもっていけないだろう)かといってまともに米ロ対決ってのもどうかという中、一人の国防大臣の狂ったクーデター計画、で、実は米ロ共闘。悪いのは米国でもロシアでもなくあいつだ、って話にまとめてるの、うまいと思う。そしてめでたく世界の危機は回避されました。

 ガチの戦闘で死んでいく兵士やSP。そういうヒロイズムもかっこよかったですし~。見応えあったー。面白かったー。巨大な戦艦がぎゅーんとUターンする、あの傾きとかすっげーかっこいい~~~~!!! 最高でした。楽しかった。見に行ってよかった。贅沢言うとちょっと小さいスクリーンだったの残念。IMAXで最大スクリーンで見たかった。はー。めっちゃかっこよかった。大満足!

|

« 『シスターズ・ブラザーズ』 (パトリック・デウィット/創元推理文庫) | Main | 映画 「ビューティフル・ボーイ」 »

「映画・テレビ」カテゴリの記事