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映画 「アリータ バトル・エンジェル」

*ネタバレしています。


映画 「アリータ バトル・エンジェル」

IMAX、3D字幕で見ました。

 未来。空中都市ザレムが浮かぶその下にはアイアンシティ。ザレムから落ちてくる屑鉄のゴミの中に、サイバー医者であるイドはサイボーグの少女の頭部を見つける。持ち帰ると、奇跡的に脳にダメージはなさそうだ。サイボーグの体を与え、目覚めた彼女にアリータという名前をつける。それは亡くした娘の名前。記憶をなくしている彼女は、だがイドの危機に恐るべき戦闘能力を発揮する。
 彼女は300年前の大戦争時に失われたはずの、最先端最強のサイバー戦士だったのだ。


 そんなこんなで、元は日本の漫画だそうです。私は読んだことない。『銃夢』、ってウィキを見るとこの映画とはだいぶ違うというか、多分、映画はそーとーアレンジしているのだろうなって感じか。
 ともあれ、なんかすっげー強い少女の姿のサイボーグ戦士とか、過去の巨大テクノロジーとか、しかし地を這うスラム街では荒っぽいモーターボールという競技、のバトルがあるとか、いろいろと、あ~なんかこういうのありますねという、お馴染みの感じ。

 けれどもさっすがのアクションとか映像とか。CG? なんかもうわかんないけどすっごいリアルに自然に、いや、サイボーグ少女だから不自然なんだけど不自然なのが自然に、演じられていて、とにかくかっこいい映像世界ですっごかった。

 脇を固めるのはオスカー俳優たちですし。イドはクリストフ・ヴァルツ。勝手に、いつ殺されてしまうのかと思いながら見てたけど、無事だったよかったよかった。父としての存在である彼を殺されてアリータが逆上、覚醒、みたいなことかと思っていたよ。
 医者の顔、父の顔で善人のようでありながら、深夜怪しげに出かけていったりして、ん? と思わせておきながら、裏の顔は犯罪者を狩る賞金ハンター、とか。本当は上、ザレムの生まれであるエリートっぽい、とか、設定もりもりキャラだった。さすがヴァルツさんが演じるわけですね。

 その妻でありやはり優れたサイバー医師であるチレンはジェニダー・コネリーだった。迫力あってお美しい。すごいなあ。
 贅沢キャストって思った。

 アリータが恋するヒューゴ。よくいるその辺の若者って感じながら、いつかザレムへ行きたいんだ、と、密かにサイボーグ化してる人を襲ってパーツ強盗してたり、悪いヤツのベクターってやつの下っ端してたりと、なかなかのチンピラっぷり。アリータとの恋で、まっとうになろうとするのだが、結局はザレムへ登ろうとしてるところで死ぬことになる。
 
 話がどこまで行くんだろう? とずっと飽きずに展開眺めました。本当の敵にはまだたどり着かない感じで終わってしまった。けどまあ仕方ないか。
 モーターボールとか、賞金ハンターとしての戦いとか、アリータの始まりの感じをかっこよく描きました!って感じ。すっごいかっこよく、バシバシに見せ場シーンたっぷりで、満足感は充分。
 
 予告編を随分前から見せられていて、最初はアリータのアニメじゃないのに大きすぎる目とか気になったのだけれども、実際見てる時にはその目に表情たっぷりだし、大部分サイボーグなわけで、不自然さも当然という感じ。
 
 そしてバトル。サイボーグだからっていうのか、ざっくざっく体バラバラになったりして、やばい。これ欠損萌えとかヤバい扉が開いてしまいそう。かっこいいすてき怖い可哀想もえる……。
 ワンちゃんが殺されちゃって。あー。イド医師ではなくワンちゃんが犠牲に、と悲しかった。ヒューゴが死んじゃってアリータは泣いちゃうけど、観客の私としては、ヒューゴは、なあ。まあなあ。と、そこにはあんまり感情移入しませんでした。

 世界観的なことは、なんで? という疑問、突っ込みはあった。漫画だともうちょっとなんか説明というか話があるのかなあ。わかんないけど。けどまあ、そういう世界なのだなってことで気にしなくても平気。なんかすごいぞかっこいいぞ~! というのは楽しかったです。3D、IMAXで見た鮮やかさも満足~!

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