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『Perfect Quartz (完璧なる水晶) 葉山編』 (五條瑛)

*ネタバレしてます。

『Perfect Quartz (完璧なる水晶) 葉山編』 (五條瑛)


 韓国で重要な地位を得ている財閥のトップから、米国軍部へ亡命話が持ち込まれた。ヨハン、北の指導者の息子である。弟が権力の座をつぎ、海外で教育を受け育ったヨハンはどこからも厄介者扱いされる存在となっていた。
 彼を受け入れることができれば、北に隠されている何か、かつてない中核部分の情報が手に入るかもしれない。横田ではエディ自らが動き出し、葉山もそのお供をすることになった。

 かつてスパイ活動のみならず大金を稼ぎだしていたカタツムリ。国外で力を伸ばす誰も正体をしらない完璧なスパイ、「石英」。過去の秘密を追う葉山。ヨハンの亡命話は順調に進み、本人との条件の話までつめていたが、ヨハンは空港で暗殺されてしまう。
 カタツムリと石英はつまり一人の人間なのでは。本当に裏で糸をひいていたのは、引退して息子を隠れ蓑に、生贄にした京星グループの、社長。エディと葉山が詰め寄ってもその男の信念はみじんもゆるがないのだった。


 2018年10月刊行、でいいのかな。アマゾン電子書籍での個人出版。私はオンデマンド印刷の本で買いました。
 『スパイは楽園に戯れる』というのが2016年に出てるね? 雑誌連載時は「パーフェクト・クォーツ」というタイトルだったらしい。んで、本は読んでる、けど、あんまりちゃんと覚えてないな~私~。ヨハンの亡命話、この本は楽園とはまた全然違う感じ、か。こんながっつりと新作書き下ろし? お話としてはスリー・アゲーツだっけ、なんかそれから直後っぽい気がするけど。スリー・アゲーツももうかなり昔だよね? 読んだ、のは覚えてるけど内容をきちんとは覚えてない。うう。全部読み直して読みふける一ヵ月とか作りたい……。

 それはともかくも。韓国での大統領の不正で政治的大問題だとか、金、なんとか、あの、彼が空港で暗殺だかなんだかされた、あの事件、が、織り込まれていて、さっすがハードでリアルな問題の裏の裏の裏では何かが、みたいなのすっごく読み応えあって面白かった。さすが。ほんと。これ個人出版しなくちゃダメなの? 通らないの? 私はまあ何にもわからないんだけど。ともあれ、なんであれ、読めてよかったー!すごい面白い。


 んで。話が面白いのは勿論ですが。キャラもえもしまくってしまうので、今回、エディが葉山くんと一緒にお仕事~! わ~! とか思ってたら、すごい想像以上に、一緒に、い、い、一緒に、すごい、一緒にいて、エディ優しい……。葉山くんは相変わらずこの上司最悪って感じでいるけれどもっ。でもなにこの、二人のらぶらぶ……同人かな? 夢か……あ~~~。

 一緒に高級ホテルにお泊りで、お食事で、プールで。葉山くんてば溺れかけて助けられてその時思わず噛みつくとかなにそれ!えっろ~~~~(*ノωノ) まあお出かけもお食事も仕事絡みですが。あまりにも、妄想的シュチュエーション~~~。
 そしてヨハン暗殺の報道にショックでエディのマンション行っちゃう葉山くんな。雪が降ってきてもう遅いから泊まっていけ、ってな!!!!! な、な、なにこの、ゆ、夢……妄想が公式様からご褒美で降ってきた……(*ノωノ)
 そしておまけショートは髭剃り~~~~~~~っっっ!!!!! めっちゃ大好きなやつさいこうえろす。命あずけちゃうやつやんけーーーっああああああ~~~。
 はあ。
 めちゃめちゃかっこいい。凄い。すごい、ご馳走さまでした……。

 この本が出てくれてよかった。読めてよかった。しあわせ。ありがとうございます。次~続き~もっと~~~読みたいですっ。あるんですよね「半島の猫目石」!? 読みたい~~。待ってます……。

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