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『めくるめく短歌たち』 (錦見映理子/書肆侃侃房)

 『めくるめく短歌たち』 (錦見映理子/書肆侃侃房)


 2018年12月21日刊。
 NHK短歌に連載していた「えりこ日記」と、他と、穂村弘との特別対談つき。

 雑誌連載の時にちょこっと立ち読み(ごめんなさい)したことはあった。短いエッセイ集でとっても読みやすくて、紹介されている短歌や歌人友達とか、恋の話もみんな優しく思えました。
 好きな短歌とか好きな友達とか、好きな人、好きな事、好きだったあれこれ、作者の大事なことを、素敵なお茶とか飲みながらお喋りして教えてくれているみたいな読み物だと思う。

 昨日未来の新年会がありまして。楽しかったけど疲れたってのもあって、ベッドに籠って読んじゃった。そんな無気力ゴロゴロ状態な私にも読んで優しくされた気がする、って思わせてくれて、いい本だな~。

 基本的には短歌にまつわる思い出話。歌人の友達。こんなに素敵な友達とのたくさんの思い出がとってもいいなあ羨ましいなあと思う。それは作者が出かけていったり会いにいったり、率直に話をしたりしていくからこその瞬間瞬間で、そういう出来事をおすそ分けみたいに見せてもらえた気持ちになる。そして、短歌っていいなあ。短歌やってるっていいなあと思った。
 自分も短歌やってるじゃん、と思うのだった。昨日もいっぱい歌人にあって、おお~なんか感動、という感じがあったりした。けど、あれ、なんか、自分、全然ちゃんとできてないと反省したり。

 勿論ね、とてもうまく素敵に読ませるように描いて見せてくれているのだ。誠実な筆致に惹かれました。穂村さんとの対談も面白かった。小説書くのと短歌とで苦しかったりもしたのかあと知って、でもちゃんとそれがすごくいいものとして世界に届けられて素晴らしいって思う。
 ほんの少しですが私も知っている方のエピソードもあって、読みながらすごく声が聞こえてくる感じで面白かった。

 紹介されてる歌もたくさん、どれも魅力的。この日記に引用はしない。エッセイと一緒に読んでますます素敵だから。それぞれに歌集を読んだりして好きになるとのはまたちょっと違う、丸ごとを読めて、よかったです。

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