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特別展「寺山修司展 ひとりぼっちのあなたに」

今更の日記。11/3日(土曜日)に、神奈川近代文学館行ってきました。

「特別展「寺山修司展 ひとりぼっちのあなたに」」(2018/9/29~2018/11/25)

 イベント企画など遅ればせながら知って、ああ~~見たかった聞きたかった、というのがありつつ、ともあれ展示を見ておこうと思って。
 展示の見せ方、というか、会場が面白かったです。パネル、フラッグ? 舞台や映画写真プリントした布が吊り下げられていて、寺山修司がつくった世界をめくっていくような感じ。ことばもあちこちちりばめられていて、言葉だけではない、映像だけではない、そんな雰囲気を満喫できた。

 最初に、寺山のパスポートやコート、スーツの展示があり、ああ、現実に、リアルに、生きていた人なのか、という生々しさと、でもそれもすべて良く出来た小道具なのではという感じもして、眺めても眺めても、嘘みたい、という気持ちがする。

 最初はまだ中学生くらい? 離れている母へのハガキがある。学生の頃作った俳句同人誌がある。もちろん全て手書き。寺山の文字って一文字ずつきちんと、それがもうフォントみたいだよねえ。もちろん当時パソコンもワープロもなく、手書き当たり前なんだけれども、こういう、これ、手書きかあ、と感慨がある。
 手紙やハガキ、出したのも送られてきたのも、親密さがあってすごくいい。素敵。見せてもらってごめん、ありがとうと思う。寺山の手紙とかってすごく甘え上手というかお願い上手というか、なんか、すごく、甘えて見せる感じが、なんだろう~~~この、この子、この人、人たらしなんだろうなあと、思う。わからないけど。
 塚本のお見舞いハガキや、岡井隆の名前出ることにもえもえ。好き。すごい、ほんとこういう繋がり最高ステキ。

 演劇にも進出してって、ポスターやなんかもう凄い、あの辺のあの時代の感じの一端を見る。舞台って消えていくもので、ナマものってその場その時でならでは、なので。何が起きていたんだろうなあこの頃、って、いろいろ見聞きしてはうっすらと想像する。なんかとてつもなくエネルギーはあったんだなと思う。そんな舞台の観客に私はなりたくないな~と思うし、けどこれ体験したらすごいんだろうなとも思う。うーん。わからない……。

 寺山修司(1935~1983)、47歳で没。早すぎる、若すぎると思う。私今彼の享年と同い年かあ。彼の残した世界、言葉は圧倒的で、今読んでも強い魅力がある。私が親しみを持つのは短歌を通じてという所が大きいけれど、なんか、ほんと、こういう人がいて、あんなこんないろんなこと、やってたんだなって、とても不思議。

 しばらく前に世田谷文学館でも寺山修司の、あったよね。それを見に行った時に、寺山の手紙の魅力に撃ち抜かれて激モエして、展示ケースにはりついて眺めて読んで興奮のあまり手帳に書き写したりしたけど。今回の展示はあの時ほどではないかなあ。けど、やっぱりとってもよくって、見に行っておいてよかった。

 場所が港の見える丘公園続きで、文学館の外にもことばのオブジェがあるとのことでした。私はちょっとあんまり元気がなくなってた時なので、全部探すほどの気力はないまでも、一応、ローズガーデンで3つ、発見。最初全然わからなくて、ん~~?? まあ薔薇綺麗だしそれでいっか、とひとしきり歩いだのだけど、見つけた時に、あっ!ってすごく嬉しくなった。野外演劇みたいな雰囲気をほんのすこ~~~し、ささやか~~に感じた気がする。いい場所だな、と、改めて感じました。

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