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「前衛短歌が忘れたもの」永田和宏×三枝昂之

今更の日記。10/29日(月曜日)に、日本歌人クラブ創立70周年 記念シンポジウム―歌の力を次の地平へ というのに行ってきました。@中野サンプラザ。13時~17時。+懇親会。
 お話聞いてすごく面白かった。自分の覚書メモ。でももうだいぶ忘れてるかもだしそもそも個人的主観メモなので、発言等勝手に思い違いしているかもしれません。ごめん。

 日本歌人クラブ、東京ブロック優良歌集表彰式、というのが第一の目的。本多真弓さんの『猫は踏まずに』が受賞されたののお祝いに。おめでとうございます^^

 そして 対談「前衛短歌が忘れたもの」永田和宏×三枝昂之 

 まずはこのお二人が、長年の友である、というお話など。永田さんは京都、三枝さんは関東で学生時代から同人誌等で短歌活動していてそれぞれに主張があって、対決しよう!みたいなこともあったらしい。別に対決はしなかったようだけれども。
 戦後、短歌俳句は第二芸術論にいかに対抗するか、で試行錯誤していた。戦後の、伝統否定な政策の中、短歌は生き延びられるのか。あの時、滅びてもよかったかもしれない、短歌。

 ちょうど前衛短歌が勢いあった頃、お二人もそんなこんなをやってたけれども、それはやがて勢いを失い。なんか、短歌の総合誌が前衛一色みたいな頃から、編集長が変わったりしたりかなんかで、ぱたっと紙面の様子が変わったりしたらしい。
 前衛短歌は、虚構、というか、生活のリアルをおいといて、思想運動だったような感じかなあ。
 そして歳月は流れ、今、お二人はそれぞれに、家族や生活を歌ったりしている。
 歌集が編年体で出ることとか、そういうのに、いろんな背景の意味があるんだなあと思う。編年体もいいものですよ、みたいに言うようになってる感じがふふって面白かった。

 前衛短歌流行りのリアルタイムに直面していた人のお話を聞けて面白かったし。お二人の話で聞く塚本や岡井隆の様子って、なんだか新鮮なような気がする。
 私はあんまり短歌の会とか不勉強で出かけていったりしてなくて、未来じゃない人の、もちろん本人でもない人の語る、岡井隆の感じとか、新鮮~へ~~、ってすごく面白かったなあ。岡井さんはばりばり社会詠の左翼っぽいばかりじゃなくて、不意に自分の中の右翼みたいな歌も出して、なんだこれこいつ!?みたいに思ったりだとか。偏らないバランスというか俯瞰的なものあった感じか。
 そして、ずっとずっと長く友である相手がいるっていうの、すごく素敵だ。お互い、あいつが俺の歌を読むだろう、と、信頼している感じ、とてもいい。羨ましいし。お二人の本をもっと読んでみよう。こんな機会に行けてよかった。ありがとうございました。

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