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映画 「アンダー・ザ・シルバーレイク」


*ネタバレ、結末まで触れています。


映画 「アンダー・ザ・シルバーレイク」

 17日(水)に見に行きました。

 「「イット・フォローズ」で世界的に注目を集めたデビッド・ロバート・ミッチェル監督」の注目作!とのことですが、私その「イット・フェローズ」を見てないので、どういうものか、よくわからないながら。リンチやヒッチコックなどの引用だかオマージュだか、悪夢版「ラ・ラ・ランド」だ!みたいな煽り文句に釣られて見ました。主演、アンドリュー・ガーフィールドっていうのも勿論目当て。

 ハリウッド。シルバーレイクって地名なんだ。その街で特に何をするでもなく暮らしてるサム。ゲームをし、陰謀論だとかオカルト、暗号大好きダメダメ青年。部屋の家賃を滞納中で追い出されそうな所。アパートの中庭(かな?)にはプールがあって、下の階の住人、若くて綺麗でセクシーな女の子が小さい犬を連れて泳ぎにくる。望遠鏡でベランダからそれを覗いて楽しむサム。セックスする相手はいるものの、その彼女とはマンネリという感じ。
 サラ、というプールで見かけた女の子と仲良くなり、部屋でいちゃつこうとしていた所に同居人たちか帰ってきて、また明日きて、と約束をして別れる。しかし翌日、サムが行くと、その部屋は引っ越しされた後だった。一枚見つけたサラの写真をもとに、消えた彼女を探し始めるサム。奇妙な暗号やパーティでサラの消息を追って、見つけたのは、カルト的な思想だった。地中に埋まって享楽を尽くし、死ぬという金持ち男と共にサラはいる。消えたのは迷いがあるとはいえ、彼女の意志でもあった。

 そんなこんなで、一応、サラを探す話、ではあるけれども、サムの妄想だかなんだか、出会っていく人とかサムが見つけた真実と思うものとか、何もかも全部が妄想ですよ~というようでもあり、まあそういうこともあるのかも、とか、なんとも判断つかない映画。
 ソングライターという謎の老人が、かっこいいヒットソングの数々を実はわしがかいたのじゃ、みたいなのとかさー。歌詞の暗号を解いたら秘密のシェルターに案内してくれるホームレスキングに会えるとか。何? 何のための暗号? サムのため? いつか気づく誰かのため? 別に意味のない気まぐれな遊び、ってことで、でもな~。まあな~。いやサムの妄想なのか。
 と、何もかもに、意味深さがあるのかどうか、ないよ別に、って感じでもあるし、さあこの作品の謎を解け、みたいなものでもあり。
 んでも、リンチほどの凄味は感じないというか、やはり、今の映画って感じなのか、オシャレ悪夢もふんわり軽い、乾ききった空虚な感じ。プールとか海? とか、何度も水に落ちるけど、湿度はあまりない。カリフォルニアって感じなのかな~ハリウッドって感じなのかなあ。
 
 アンドリュー・ガーフィールドにひたすら寄り添うカメラで、アンドリュー・ガーフィールドが普通にダメなだらしなさで、よれよれな感じのもっさり感がだらーんとした気分にさせる。脱いでお尻たっぷり鑑賞させてくれてありがとう(*ノωノ)可愛いよ~。全裸もあるよ~。別にだいじなところは映らないから大丈夫だよ~。もっさりしつつも、やっぱ可愛いし、やっぱスタイルいいし、普通っぽさがとっても魅力でした。好き。
 
 犬殺しって何だったんだ。正直途中眠くなり多分何度か瞬間うたた寝した。私はもうあんまりこういう謎めいたものを深堀するぞーって気力はないので、なんだろうこれ、とぼんやり思いつつ、わかんないけど見てよかったな、ってふんわり楽しかった。リンチに夢中になってた頃とは違うしリンチではないし。
 気になってたので見に行けてよかった。大好き~っていえるほどではないけれども、アンドリュー・ガーフィールドの細やかな演技やお尻を見られてよかったよ。


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