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映画 「犬ヶ島」

*ネタバレ、結末まで触れています。


映画 「犬ヶ島」

字幕で見てきた。

監督、ウェス・アンダーソン。「グランド・ブダペスト・ホテル」は見たことある。
舞台は日本、今から20年後の日本、らしく、まあざっくり近未来ということかな。
人形によるストップモーションアニメ、らしい。描いてるアニメ部分もあった。

ドッグ病? 犬インフルエンザ? 犬の病気の蔓延にかこつけて、犬たちを根絶しようとする小林市長。ウニ県メガ崎市、とかって、川崎市なんだろうか。海辺の工業地帯とか。いやまあいろいろ混ぜつつの架空の日本なんだけれども。

最初に昔の伝説、少年侍の話。猫派だった小林朝廷(だっけ)が犬を絶滅させようとしていたけれども、そこに現れた少年侍が悪い小林をやっつけて、犬たちは生き延びて、ペットになったりもして。そして現在、またしても悪い小林市長が。


なんか、なんだろうこの感じ。
英語キャストも豪華なメンバーで、でも私は声だけで誰が誰ってわかるほどでもなく。日本人キャストもね。バーテンダーな松田龍平だけは、あっ、てすぐわかったかな。外科医の渡辺謙も。
主人公、捨てられた犬、護衛犬なんだねえ、スポッツを探しに犬ヶ島へやってきた小林アタリ少年、12歳を演じているのは日系の男の子だそうで。日本語なんだけれども、やっぱちょっとなんか違う感じはあって。

物凄く、監督日本が好きなのかなあって伝わってくるわ。
日本語、漢字カタカナなんかがしっかりデザインされて中に入ってる。同時通訳とか字幕、日本語字幕英語字幕、えーと英語字幕ってわけじゃないか、画面の中に日本語英語が入ってる。英語圏の人が見る感じだとどうなんだろうって思う。日本ネイティブである私が見るこの奇妙さ、英語圏の人も思うことなのかなあ。日本人は日本語まんま喋ってる。これ吹替え版上映だと犬たちも日本語吹替えで日本人声優さんたちが喋ってるのかなあ。どうなんだろう。すごい不思議。

何かの暗喩として社会的メッセージを捉えるか、単にSF、ファンタジー、おとぎ話的に捉えるか。まあどっちでもいいだろう。あんまり暗喩―みたいには私は思いたくない。
終りには犬たちの病気を治すことができるし悪い市長も改心するし、アタリくんが市長になるし。
いろいろ無事めでたしめでたし。

犬たち、すごい、クール。
スポッツやチーフ、めっちゃかっこいい。
ちゃんと犬で。でも人間の友達だった、今は、捨てられ、いや。でも今でも飼い主を愛してる感じあるんだよねえ。これって監督の犬への信頼なんだろうか。犬好きなのかなあ。

可愛いお話、とも言いきれず。不思議~っていっていいのかどうかわからない。
ストップモーションアニメだからなのか、なんか、何、この、表現とか。動きの独特さとか。
ほんとに、この映画ならでは、かなあ。この監督ならでは、かなあ。私、うー、この、この、うう~見た感じた自分の中のぐるぐるを私言葉に出来ない。
奇妙、っていう感じ。
面白かった。うーん。単に面白かった、っていうわけにもいかない、と、思うけどけど面白かった。どうしよう。
可愛い、でもある。うん。可愛くてかっこよくて面白かった。でも、何見てきたんだろう……と思う私の中に残るこの塊。面白かったなあ。見に行ってよかった。


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