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映画 「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」


*ネタバレしてます。


映画 「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」


4/11(水)に見てきた。
原題「Darkest Hour」
そういう感じ。ヒトラーから世界を救った男とゆー副題はなんなの。

ゲイリー・オールドマン主演。アカデミー賞とった。そっくりさんメイク
も凄くてこれもアカデミー賞とったの納得。

1940年、5月。
チャーチルは国王ジョージ6世に任命され戦時下に首相となり内閣をつくる。
ヒトラーのドイツ軍はフランス、ベルギーを侵略。
英国の陸軍ははダンケルクで包囲されている。
ドイツとの和平の道を探る外相。だが、チャーチルは降伏しないことを選ぶ。

という感じの歴史の物語。
だけども、この、地続き感。第二次世界大戦。辛い。。。
「英国王のスピーチ」と「ダンケルク」と、続けてこの時代、この時期の
映画をみてきてて、これ、が、政治側って感じか。

渋いし上手い。確実に。しかもチャーミング、可愛いなって魅力も出して
きてるのずるいわ。チャーチル、そっくり具合とか、裏ピースとか、
多分もっと歴史や人物知ってるとああ、あるある、ってなるんだろうな。
あんまり知らなくても十分面白くみられた。

ジョージ6世って愛されてた国王なんだろうか。今回演じてたのは
ベン・メンデルソーン。可愛くて素敵王様だった~!
チャーチルのこと怖いとか嫌いとかなのに、ちょっと仲良くなっていく感じが
すごくよかった。

画面全体が物凄く絵画。完璧。光と影。
議会とかさー、家庭でも街角でも、素晴らしくかっこいいの。特に宮殿。
国王とチャーチルのシーンはほんっとに豪華さも最高で素晴らしい。
美術館で眺めてるかのような気分。ああいう重厚さがあるのほんと凄いなあ。

チャーチルのタイピストとして雇われ、最初は泣いちゃう感じだったレイトン嬢
が可愛いなと思ったらリリー・ジェームズだった。可愛いわ。
彼女とチャーチルのシーンは可愛さいっぱいだった。
ゲイリー・オールドマンの目がねえ、やっぱり、すごい、語れるし可愛い。

映画で描かれるシーンは就任して一ヵ月くらいのピンポイントで、
ネバー!って盛り上がってしまうし、ダンケルクの撤退が奇跡的に成功
して盛り上がりがあるんだけど、でもこのあと終戦まであと5年。地獄だろ。
ダンケルクから敵を離すためにカレーの部隊4千人には、死ね、と、
いくら激励の電報送った所で、お前ら見殺し、っていう。ほんと、そういう。
戦争なんだ。

全体的にとても抑制してるし、渋い。決して屈しない、っていうのは
かっこいいし盛り上がるけど、そういうヒロイズムはダメ、って劇中で
いうし、和平交渉を、っていう話もある。
今、私はヒトラー最悪ってわかるしアウシュビッツとか知ってるから、あの
ドイツ軍と和平とかありえないって思うけど、まだその現場では、そこまで
ではないんだけど。けど、でも、ドイツ軍最悪感はあるよなあ。うーん。辛い。

とにかく映画として凄い上手い、しかもかっこいい面白い可愛い、って
なるんだけど、なんかこう、今の現実とか実際の歴史とか、いろいろと
思う事多くて、すごく、見ている最中も見終わってからも、ううわ~
めちゃくちゃよかったから逆に辛い、という、心めちゃくちゃにされる。

「ダンケルク」のあの撤退とか見たしなあ。
まあ、それもこれも映画だけれども。
映画で、ドラマで、かっこいいんだよ。よく出来てるお話なのだ。
だけど、凄い、リアルに迫ってくるものもあって。

見応えあって、よくて面白くて可愛くて素敵だった。けどとても苦しかった。
すごいなあ。

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