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映画 「レディ・プレイヤー1」


*ネタバレ、結末まで触れています。


映画 「レディ・プレイヤー1」


21日(土)に、字幕、3D、IMAXで見てきた。


2045年。ウェイド・ワッツはトレーラーが積み上がったような集合住宅地に
おばさんと住んでいた。荒廃した世界。人々はVRの世界に逃げ込み、現実から
目をそむけようとしていた。
ウェイドもそんな一人。ジェームズ・ハリデーが開発した「OASIS(オアシス)」
の世界ではパーシヴァルというアバターで友達に会い、ゲームやレースに
参加して、コインさえうまく稼げばなんでもできる自由を楽しんでいた。

ハリデーが亡くなり、彼が隠したイースターエッグを見つけて三つの鍵を
集めれば、彼の遺産、このオアシスの世界を引き継ぐことができる。
オアシスを利益獲得のために手に入れようとしている企業IOIのメンバーに
負けずに自分たちの世界を守らなくては。
パーシヴァルはハリデーの考え、心に寄り添って、ゲームのヒントを得て、
隠された鍵を手に入れていく。

つまらない現実。わくわくするゲームの世界。ゲームの中でなら超人にだって
なれる。誰よりも早くクリアして、大金を、世界を手に入れろ!
という、この映画自体がゲームみたいなことなんだけれども、そこで仲間を
得て、恋人も得て、子どもたちが未来を受け継ぐ。という、実にクラシカルな
成長物語だった。
世界やアイテムが懐かしい80年代ポップサブカルなのが、優しいよね。
スピルバーグ監督の、というか多分今の中高年のノスタルジーに優しい。
それでいてテクニックは最先端で、今のサブカル好きとかにも優しい、と思う。

利益目的の悪い大人から僕らの世界を守るんだ!
基本的にはそんな所で、ただただスクリーンの中に入り込んで、小ネタの
数々や、すっごい華麗な映像世界や、謎解きのわくわくや、そうだったのか!
という納得を味わってとっても楽しい。

ネタの全部がわかるわけじゃないけれども、すごくいろいろとたくさんある
ので一つや二つは必ずわかるし、ちょっとでもわかると楽しいし、わからなく
ても全然楽しい。
なんといっても最終決戦、メカゴジラかよー!ってびっくりしたし、そこに
参戦する日本人くんが「俺はガンダムでいく!」って、ここだけは日本語で
呟いて、ガンダムが~!メカゴジラと戦ってるのは胸アツにならざるを得ない!

最後の鍵をハリデーから受け取って。結局ハリデーは、現実には生きづらくて、
ただゲームを楽しみたかったし楽しんでほしいんだ、ってこと。
それでも、現実には現実にしかないことがあるから、現実も大事、ってこと。
いろいろと全方向に優しいなあと思う。
ハリデーを演じてるマーク・ライランスね、あのぼそっととぼけたような、
ぶっきらぼうな、しかしなんともチャーミングな、喋り方たまんないね。
もじゃもじゃ頭のおっさんよ。生きづらい。でも、愛してるものが世界に
あったんだね。
恋。友情~~~。

ハリデーライブラリの管理人が親友、で。それがサイモン・ペグがやってて、
その声の演じ分けもステキだった。

で、何より、悪いヤツ代表なノーラン・ソレント。ベン・メンデルソーンが
演じててすごく可愛さがあってたまらん。パスワードを紙に書いて貼ってるの
ダメですよw 巨悪の大ボスって感じじゃなくて、大企業の中間管理職的な
立場なわけで、そういうのもなあ。もうすっかりいいオトナな方である私は
若者たちよ、がんばれ、と思いつつも、ノーランもがんばれ、って思う。
まあダメなんだけど。

3Dメガネをかけて、クリアにリアルなスクリーンに入り込む感じがあって、
これは3Dで見てよかったなあ。
音楽も好きなのいっぱいあったし。楽しかった^^


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