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映画 「聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア」


*ネタバレしています。


映画 「聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア」


3/7(水)に見に行きました。


外科医、スティーブンはマーティンという少年と親しくしていた。親しい、
というよりは少しぎこちない。食事を共にしたし、高価な時計をプレゼント
したり。自宅へも招待する。妻アナ、娘キム、息子ボブ。豪華な家、幸せな
家族。スティーブンの暮らしは素晴らしい日々のはずだった。
マーティンの父親を手術中のミスで死なせてしまったという秘密さえなければ。


またコリン・ファレルとニコール・キッドマンの共演を見てしまった。
二人ともさすが凄い上手いですし全然別人なので混乱はしません。
素晴らしくかっこいいし綺麗~。ニコール・キッドマンほんと綺麗~。

マーティン役は「ダンケルク」でジョージだったバリー・コーガン。
今作では、なんか、最初はちょっとなんだろうこの子、って感じで、それが
だんだん不気味で、おかしい、狂ってる、の、か?? え? 何??
という風になってきて、すごいわけがわからず、こわかった。スパゲティ
食べてるのがあんな不気味になれるなんて。怖いよ。凄いな。

鹿殺し、は、なんか、ギリシア悲劇?アウリスのイピゲネイアとかが元ネタ、
らしい、とか。生贄にされそうな娘の身代わりに鹿が殺されて救われた、
みたいな感じ、らしい。ちょっとぐぐった感じだとそういうのがあるらしい。
知らなかった。

しかしそれも知らずに見まして。いろいろとモチーフはキリスト教的な
感じがするなあ、というのは感じたものの、キリスト教も詳しくはない、
ので、まあ、ん~そういう感じがする、っていう。。。
韓国映画の「哭声(コクソン)」を連想。あれも、なんか、ええ??わから
ないけど、えっと、ええーっとー宗教的モチーフがいっぱいあるような
気がする、って、見て思ったのだった。
なんかこう不条理な死とか神なのか悪魔なのか、ってわからない感じ。

スティーブンは、マーティンに、父を殺した代りにあなたも家族を失う。
あなたは生き残る。誰か一人犠牲を選ばなくちゃいけない。でないと、三人
とも失う、と告げられる。
信じようとしないスティーブンだったが、まずは息子が、そして娘が、
マーティンの予言通りまず歩けなくなり、どんなに医学的検査をしても
原因不明。やがて息子が血の涙を流し始めると、もう時間がない、と、
目隠しをしたスティーブンは猟銃を構え、縛り付けた家族たちへぐるぐると
回って銃を発射するのだった。

なんか、この。
不条理、っていうのかなんなのか。なんか笑っちゃう、そんなやり方で
死ぬ一人を決めるのか。サイコロとかにした方がまだしも、って思う、けど、
あれ結局目隠ししてるとはいえ、スティーブンが選んで息子殺したって
感じでもあるのかなあ。全くの偶然ってわけでもない、ような。
娘は出来がよくて、妻との会話でも一人選ぶなら息子だ、みたいに
言ってた。夫婦でまだ子どもは持てるから、みたいな。その、最初は全く
マーティンのいう事なんてとりあってないのに、その、呪いみたいなことに
囚われてくるっていく感じが凄い。

夫婦二人とも医者で、冷静で、優秀で成功者で、って感じなのに。
スティーブンはマーティンを攫ってきて監禁、殴りつけたりするけど無駄で。
娘も妻も自分さえ助かれば、みたいになっていって。
一番弱きもの、ボブ。。。。でも犠牲になるならその子しかないな、って、
見てて私も思ってしまうのがほんと怖い。

最後には家族三人でいて、始まりの頃にマーティンとスティーブンといた
ダイナーで、家族、マーティンとすれ違って、終り。
ボブが身代わりの鹿になったのか、と。
リアリティの軸をどう捉えていいのかわからず。
まあ見終わってもわからなかったな。。。こわいわ。面白かった。
ほんっと、バリー・コーガンすごくよかった。

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