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横浜美術館 「石内 都 肌理と写真」


2/28(水)映画のあと、横浜美術館にも行きました。
3/4で終わっちゃうからあわてて。

「石内 都 肌理と写真」

正直私は全然知らず。でも美術館のお知らせとかポスターでひかれるものを
感じて、見ようかなあと思って。
写真、写真作家一人の作品をじっくりと眺めるのって私、初めてかもなあ。

最初はモノクロの、横須賀の街とか、廃墟だとか。
古くなった建物。塗装のひび割れ、剥がれ落ちていく鱗のような壁を撮って
いたり。
人物のヌード。老人の肌のたるみ、皺、しみ、女性の体の傷痕。ゆがみ。

「絹の夢」というコーナーでは鮮やかな着物の写真やカイコの繭だとか。

「遺されたもの」ではフリーダ・カーロ、えーとメキシコの女性画家、ね、
の、遺品や母の遺品の写真。着ている人を失った色鮮やかな洋服もまた
「肌」であるということ。
アクセサリーや、滑らかさを失った口紅とか、印象的だった。

「ひろしま」の洋服たちは、それを着ていた人が、誰なのかどう、亡くなった
のか、ということはわからなくて。でも、その虚ろを思うと、どうにも言葉が
ない。私には言葉が見つけられない。汚れ、破れ、でも可愛い模様のワンピース
があったりして、その、そう、こうして、服が残っているということは、
一瞬で影になってしまったのとは違う、その、こう……。

「肌理」という企画展のタイトルを思う。
こういう言葉を与えられて、こういう企画で年代追って見て行くと、
写真家のテーマの変遷、展開みたいなのが見えてわかりやすい気がするなあ。
私は写真とか全然わかるとは言えないんだけれども、こういう流れがある、
という企画は面白く見させてもらった。

コレクション展の方にもこの人の写真あって、「横須賀ストーリー」って
1976-1977の、街の写真があった。モノクロ。
これも、私は横須賀の街とかほとんど知らないしわからないんだけれども、
なんか、わかるって気にさせられる感じがあった。横須賀な~。米軍基地が
ある感じなあ。

コレクション展は「全部みせます!シュールな作品 シュルレアリスムの
美術と写真」というもの。
シュルレアリスム、面白いよね。見たことあるのいっぱいだけど何度見ても
楽しい。ベルメールの写真とかなあ。ほんと、なんか、うまく言えないけど
この人芸術家になってくれてよかった、と思う。
こっちも見応えたっぷり十分~~~で堪能して、すごいいろいろじっくり
見て、ものすごく疲れた。芸術と向き合うのはほんとこっちも気力がいる。


[特別展示]旅する根付 高円宮妃殿下写真展と現代根付コレクション
というのもあった。
これはミニコーナーって感じかな。
根付を、あちこちの景色の中において、根付くんたちが旅してる感じの
写真たくさん。で、本物の根付も。根付だから、ちっちゃくて可愛い~のが、
写真はおっきくて旅してる感じで、面白かった。
これって、お気に入りフィギュア連れて旅してお人形だけで写真とる、って
そういうのと同じ、と、思っていいのかしら。可愛いもの持ち歩きたいよね。
写真も撮りたいよね。
これも楽しかった。

たっぷり見てぐったり。でも見に行ってよかった。
次は「ヌード展」があるよね。すごく楽しみ。

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