« 映画 「プラハ」 | Main | 映画 「空海 KU-KAI 美しき王妃の謎」 »

映画 「グレイテスト・ショーマン」


*ネタバレ、結末まで触れています。


映画 「グレイテスト・ショーマン」


17日土曜日に見に行きました。IMAXで。


P・T・バーナム。仕立て屋の息子として貧しい暮らしの中にあったが、
父が仕事をもらっている名家の令嬢、チャリティと仲良くなり、二人は
文通を続け、成長しても気持ちに変わりはなかった。
娘二人に恵まれ、だが決して豊かとは言えない暮らし。バーナムは妻に
こんな暮らしをさせたいわけじゃない、と悔やむが、チャリティは幸せだと
思っている。
ある時、バーナムは娘たちとの会話からアイデアがひらめく。人々は奇妙な
もの、ぞっとするようなものを見たがるものだ、とペテンまがいで融資を
とりつけ、最初は物珍しいものを集めた博物館を開く。だが客を呼ぶため、
ユニークな人材を集めてショーを開くようになった。ユニーク、奇妙な、
フリークス。おぞましい、として非難も集めるがショーは大人気。
次第に富を得て立派な屋敷も手に入れるが、上流階級では成り上がりものと
つまはじきにされる。

英国出身の劇作家、フィリップ・カーライルを口説き落として芸術へ、
上流へ近づこうとする。英国の女王陛下との謁見、という栄誉を得るが、
やはり物足りない。
本物の芸術を興行したい、と、歌姫リンドに夢中になる。

自分たちは見捨てられたように感じていたバーナムサーカスのメンバー。
火事で建物を失い、家族を失いかけたバーナムはだがまた立ち上がる。
街中に高い金をかけてビルを建てるほどの資金はもうない。
郊外の広場に、テントをたて、そしてサーカスは続く。
バーナムは家族とまたやり直していく。

ばっちりミュージカル! 上映時間105分というコンパクトさなので、
ストーリーとしてはなんだかあらすじ~って感じはする。けど、でもさ、
ミュージカルだもの。歌の中にすべてがある。

歌、音楽、ショー! すっごいすっごく素晴らしい~!!!!!

バーナムはペテン師まがい、というかほとんどペテン師。それでもくじけない
諦めない、ポジティブすぎる。自分のアイデアとか自分の想いにまっすぐ。
チャリティは堅苦しい家にうんざりしていて、貧しくてもバーナムとつくる
家族に喜びを感じてる。
成功を収めていくにつれてもっと、と思ってしまうのは仕方ないことかなあ。
バーナムのショーに対して新聞では辛辣な劇評が書かれる。
オペラ歌手な歌姫を見出して本物の芸術だ、と夢中になってしまうのも、
まあ、仕方ないことかなあ。

バーナムのサーカスのメンバーは、それまでは実の家族にもうとまれ、
人々から隠れ、笑われ石投げられるような感じだったのが、ショーを演じて
メンバーになって、ほんとうの家族ができた、ここが自分たちの居場所、と
思っている。
人に笑われるならそれを金に換えてやれ。っていうバーナムの発想は、
一つの解決。
でもこれ、ちょっと深刻に考えちゃうと、見世物になるくらいしか生きる
道がないのか、という、実に、辛い、差別の歴史の産物でもあるわけで。
そういう中でもじゃあ歌が上手いとかなければダメなのかとか。そういうの、
今もやっぱ地続きな問題であるんだよな。
これはしっかり描きこむとつらい、と、私は思うので、上映時間の短さは
よかったなと思う。
「This is me !」って、すっごい素晴らしい歌で高らかに、彼ら自身の
歌として歌いあげられるの、すっごくかっこよくって。涙腺決壊。

バーナムが本物だ~って夢中になっちゃう歌姫リンドも、上流階級の生まれ
じゃないわ、ということで、彼女のソロは、決して満たされない、って
いう歌で。彼女もまた貪欲に自分の道を自分で切り開いて勝ち取ってきた
人なんだろうなっていう迫力が、凄い。欲しいものを欲しいって臆面もなく
言える女なんだよー。かっこいい。バーナムとは決別するしかなかった。

最初はお上品な退屈紳士のカーライルが、ブランコのりのアンに恋して、
ヘタレなりにもがんばってくのも定番つーかお約束っつーかでもほんと
二人可愛くてかっこよくってよかった。

キャスト、もーーーほんっと~~~にみんな凄くて、素晴らしくて、
目にご馳走。見応えあったし。ダンスも歌も最高よ。ショーもステキよ。
ショータイムだけあと30分延々見せてもらいたいよ。

で、やっぱ、主演ヒュー・ジャックマンね。いやいやおいおいダメやろ、
と山ほどつっこみたいけれども、ヒュー・ジャックマンの姿で声で動きで
笑顔で、がーっとずーーっと突っ走られて、かっこよくってたまんないもん。
最高やろ。
場を支配する力がある。華がある。
ウルヴァリンっつーアクション俳優としての代表作持ちながら、
ミュージカル俳優としてもすっごいな~とは、レミゼの時にも思ったこと
ですが。今回も、ほんっと、すっごい、歌もダンスも。凄い~~~。
そしてもちろん走るの早いーっかっこいいーってのも、凄くて、この疾走感
の快感ったらないね。大好き。改めて惚れ惚れうっとりでした。大好き。

予告の頃からこれはすごい好きになりそうと思ってた。素晴らしかった。
サントラ買った。楽曲の素晴らしさ抜群~。ミュージカルって素晴らしいね!

|

« 映画 「プラハ」 | Main | 映画 「空海 KU-KAI 美しき王妃の謎」 »

「映画・テレビ」カテゴリの記事