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『スウィート・ホーム』(西田政史/書肆侃侃房)


『スウィート・ホーム』(西田政史/書肆侃侃房)

2017年8月刊行。
著者第二歌集。

私は著者のことを不勉強にして知らなくて初めて読みました。解説、あとがき
等をみて、へえ、ニューウェーブな人なのかあと思って読んだのですが。
ええとー。
正直いって、なるほど、ニューウェーブな感じがする、ような、気がするなるほど。
と思ったのですが、ニューウェーブとは何かということが私にちゃんとわかって
いるわけはなく。なんとなくニューウェーブってあんなそんなこんな感じという
イメージが曖昧にあるだけです。
解説で「ニューウェーブ歌人」だとあったり、「ニューウェーブのエッセンス」
とか「ニューウェーブ以降一貫したモチーフ」とかある感じは、なんか、わかる
気がする。
読みながら、ああなんかこういう感じあったなあと、凄く思う。
すごくっていうほど私は短歌読んできてないしわかってない知らないんだけど、
あーこういう感じなあ。わかる、気がする。と、思う。
ちょっと外した取り合わせとか、不意に明るい唐突さとか。宇宙とか星とか。
性欲をドライな感じで扱ってる風の装いとか。かっこよさそうな道具立て、言葉。
ちょっとサブカル。うーん。なんか、その、なんかそういう感じ。
そして多分ニューウェーブって注目集めたりの80年代、90年代くらい?
その頃には新風でかっこよくて、って感じだったのだろう、と、思うこと。
私はそれ多分落ちついたあとに短歌に興味持ったので、たんにイメージです。

こういう感じ、かっこいいし上手いなあと思いながら、読んだんだけど、
でも、なー。ちょっと、今の私にはもう無理。。。今の私の好みには全然
合わないなあと、つくづく思ったのでした。かっこよさそうな気はする。
ニューウェーブっぽいような気はする。でも今の私は全然好きになれる所がない。
むしろ気持ち悪く思ったりした。私には向いてない歌集だったなあ。


  世界よりいつも遅れてあるわれを死は花束を抱へて待てり (巻頭)

巻頭のこの一首はかっこいいなと思いました。


  きみが涙を拭ふあひだも日本はキリンのやうに佇んでゐる (p40)

  朝のカレーにのせる半熟たまごとかたまに唄つてゐる校歌とか (p50)

  さらば地球よさらばカナリア色の陽よぼくらは愛し殺し悲しむ (p98)

こういう、↑、こういう、その、こういう感じが、読みながら、うーん~~~~
ちょっと私には無理~~~となりました。
なんだかステキそうな感じはする、するんだけど、なんか、うーん。
私には向いてない歌集なんだなあと。私にはわからないんだなあと。思いました。

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