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『フロスト始末』上下(R・D・ウィングフィールド/創元推理文庫)


*ネタバレ、結末まで触れています。


『フロスト始末』上下(R・D・ウィングフィールド/創元推理文庫)


今年出た本だけど、2008年に書かれたフロストシリーズの終り、かな。
ウィングフィールドの訃報を知った時にはもう最終巻出ないのかなと思ってた。
2007年ですか。え。訃報からもう10年すぎたってことなのか。
時の流れって。。。

で、今年これが出て、わああついにー!と思ったものの、これで終わりかと思うと
勿体ない。。。としばらく寝かせてしまい。読むのも少しずつにしました。
電書のせいで集中力が続きづらいという個人的な事情もあり。


お話は。
12歳の女の子が姿を消したこと。人間の足首が犬に咥えられて見つかったこと。
えーとあとスーパーマーケットが脅迫されて振り込めと指定された口座から
少しずつ金が引き出されてしまうこと。妻を殺したと言い出す肉屋の男。
フロストの経費ちょろまかしが証拠つきで見つけられて、デントン署から今度こそ
追い出されそうになっていること。等等。もっといろいろあったかも。
今回も事件盛り沢山で、フロスト警部は大忙し。いよいよ追い出されるとなって
昔を思い出したり死んだ妻を思ったりとかなり感傷的になったりもしている。
相変わらず上司は口先だけのこずるい奴らだし事件は押し付けられる手柄はとられる、
そんなこんなのボロボロな日々なので、フロスト~ちょっとちゃんと休んだ方が
いいよ、休みなよーと言いたい。

しかし、女の子の誘拐、殺害の様子が収められたビデオが送りつけられてきて、
シリアス度が増す。
学校関係者の犯人とか、いろいろ卑劣で辛い。
フロストのふざけた様子とかドタバタでなんとか片付けていく感じ、やっぱ
物凄くすごいうまい。

でもなんか、これで終りって思っちゃうからか、フロスト自身もかなり感傷的に
なっちゃってるしてるせいか、辛い、切ない気分で読んだ。
女の子がスナッフフィルムの犠牲者となってるとか、めちゃくちゃ酷いもんなあ。

フロストが移動になって終わるのかなと思ったら、途中でやな奴が死んじゃうし、
おかげで証拠隠滅することができることになって、フロストはまんまと移動を
断ってやるって所で終わった。
ひとまず、フロストは相変わらずでやってくんだろうなって思える終りで、
よかった。

寂しい気持ち。
でも読み続けて、読めてよかった。

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