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映画「ワンダーウーマン」


*ネタバレ、結末まで触れています。


映画「ワンダーウーマン」

字幕、3D、IMAXで見てきた。

ダイアナのもとへ一枚の写真の原板が届く。それはかつて、ダイアナが戦った
思い出の写真。世界大戦の頃の写真だった。

てことで、ウェインさんが贈ってくれた写真からの回想。かつてアマゾネスの
楽園のような島で育ってきたダイアナ。島の唯一の子ども。女王である母に愛され
守られていたけれども、強い戦士になりたくて、厳しく訓練を積んでいた。
ある時、ドイツ軍に追われたアメリカ人パイロットが島の近くへ墜落してきた。
ダイアナが助け出したパイロット。スティーブ・トレバー。
追って来たドイツ軍とアマゾネスの戦い。
そして、ダイアナは外の世界が戦乱の中にあると知る。それは軍神アレスのせいだ、
アレスを倒し、戦いをとめなくてはならない、と決意したダイアナは、島を出る。


私はワンダーウーマンのことはよく知らなくて、バットマンVSスーパーマンの
時に現れた彼女がかっこいい!って感じで。
この映画も楽しみにしてました。
しかもなんかすっごい評判いいみたいだな~と、いうのをちらほら見かけて
しまって、なんかもっと楽しげなものかと思っていた。
そんでなんかもっとフェミニズムアイコンみたいな描かれ方なのかな~?と
思っていた。余計な思い込み駄目だよねー。

ごく普通にラブリープリンセスな物語らしさもあり、クラシカルなヒーロー譚
という感じと思いました。自分たちだけの狭い暮らし、家、しか知らなかった
お嬢さんが、いわゆる世間ってものに出てびっくりしたりファニーだったり。
戦争の残酷さに苦しんだり、自分の正義感、世界観がこんなはずじゃないって
打ち砕かれたり。
初めて出会ったスティーブが標準以上に素敵な男性で、共に戦い、恋をして、
大事な思い出になる。最後には愛を信じる。もちろん単純に恋愛ってわけじゃなく、
自己犠牲をもいとわない、人間としての愛、信念、ということですね。

ダイアナも神の子、ってことらしく、哀しみと怒りで覚醒してからはもう
すっかり神々の戦い。人間の出る幕はない~。
ダイアナが戦う姿はほんっとに美しくてかっこよくて、ガル・ガドットの姿は
まさに奇跡の誕生って感じがする~!素晴らしかった。

でもやっぱなんだかとっても辛いのは、現実の世界大戦が部隊でヒトラーがとか、
毒ガス開発してるマッドサイエンティストの女とか悪そうな将校とか、そういう
実際現実に即してる舞台なのが、なんとも。
こんなにがっつり戦争ものなのかーというのをあんまり予想してなかった。
せっかく助けた小さな村が、再度殺戮されてしまうとか、辛い。。。
ドイツ軍兵士はアレスに操られてるのよ、みたいな感じではあったけれども、
まあ悪役で。まー悪役にされちゃうのはそうなんだろうけど。けど。ドイツ軍
全員が悪人でもないだろうし、うーん。なんかちょっと現実の戦争への連想を
思ってしまって、難しいと思った。。。
ヒーローが悪い敵をやっつけるぞー!って感じではないんだなあ。
まあそこでの苦悩を経ることがワンダーウーマンとしての成長になるんだろう
けれども。

まあ、ダイアナ、神々ってことだから。スティーブとはいつか死に別れになる
しかないんだろうけれども。そのうつくしい思い出だけでいいのかなあ。ん~。
あー、スティーブ、標準以上の男^^ クリス・パインとってもよかったあ。
あれは理想的彼氏だよなあ。ダイアナには負けるけどいろいろ有能~。初めて
見た男があれって最高ですね。それが一番夢とロマンだったなあ。

ともあれ、これからジャスティスリーグだとかで、かっこよく戦ってくれる
姿を楽しみにしてる。ビギニングって感じの今作をしっかり見てよかった。


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