『臨床の詩学』(春日武彦/医学書院)
『臨床の詩学』(春日武彦/医学書院)
医療当事者として、患者との面接の時のなんでもないように思える会話、言葉の
エピソード交えての、言葉が詩の力を持つ不思議、みたいなことを書いてる、
エッセイ、かなあ。
こんなにも沢山の本を読んでいて覚えていて適切にというかなんというか、
エピソードと作品の引用と、書けるんだなあ、と感心。そんなにちゃんと沢山の
本の内容を、覚えてるんだなあ。
私、記憶力が、ないから。。。
まあ、自分と比べても仕方ないわ頭の出来が違いすぎるわ。
精神が大変になっちゃう人達とこんなやり取りしてて大変だなあと思ったり、
人はなんだかいろんな、ほんっといろんな風になっちゃったりするんだなあと
思ったり、でもそれでも回復したり、折り合いつける方法を見つけたり、
単純に年をとってパワーがなくなるとか、あ~狂気に陥るにもパワーがいる、
と思ったり。
ほんとにいろんなことがあるなあって思う。
なんかもう、いろいろあって仕方ないんだなって思う。
言葉の力というか、詩的な力というのはあると思う。
でもそれって簡単には操れなくて、まあ、だから素晴らしいでもなり尊いでもなり。
たくさんの言葉とか、たくさんの在り様を、知って自分の中でふっとした時に
力にできるといいな。
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