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映画「マグニフィセント・セブン」

*ネタバレ、結末まで触れています。


映画「マグニフィセント・セブン」

29日(日)に見に行った。

「荒野の七人」のリメイクというか、「荒野の七人」「七人の侍」原案にした
作品、ってこと、らしい。「七人の侍」は見てすっごく面白かったな~。
「荒野の七人」はテレビでちらほら見た気がするけどちゃんとは覚えてない。
まあでも基本的に、悪いヤツに虐げられているローカルな人々を、外からきた
凄腕の七人が守り助けてひとまず解決、という構造ですね。

「マグニフィセント・セブン」は、メンバーが黒人ありアジア人ありメキシカン
やネイティブアメリカン(?ていうのかな)ありで、そういうのが今時な配慮、
なのかなと思うけれども、そのへん私が鈍感で申し訳なくて、そういう人種の
違いみたいなことはあまりわからない。
それぞれのキャラ立ち、設定として見た目の要素もあるんだなーという感じ。

で。これは、西部。開拓した土地を、金鉱目当ての横暴なやつに奪われそうに
なっている村人たちがいて、土地の権利書売り渡せよ、ってやつに抗議した者は
さっくり殺されてしまったりする。
夫を殺された女が先頭にたって、傭兵ってわけじゃないけど、助けにきてくれと
なんか、流れ者法執行官みたいな人に頼んで、って感じで始まる。

リーダーはその、賞金稼ぎみたいな法執行官? な、デンゼル・ワシントンが
演じるサム。
最後のところで、金持ちの悪い奴に実は昔家族を殺されていた、みたいな因縁が
あったって話をしてた。サムには個人的に村人助けるというか、あいつを殺す
みたいな動機があったってことになるのかね。

酒飲んでばっかりでギャンブラーで手品が得意なファラデー。クリス・プラット
が演じてる。ちゃらい感じがとっても可愛い。さすが。
敵のガトリング砲を潰しにいくぜ、とダイナマイト隠し持って近づいていく、
最高に派手にかっこいい死に様でした。

あとはやっぱ、イーサン・ホークのグッドナイトとイ・ビョンホンのビリー。
この二人はいつも一緒。イ・ビョンホンの憂い顔さすが~かっこいい~~。
グッドナイトは銃の名手で南北戦争で大活躍したらしいけれども、今は過去に
苦しんでいるっぽい。ビリーはアジア系ってことで差別されてたけどビシっと
仕返しするナイフの名手。俺が行くところにはこいつも行く、って、ビリーは
グッドナイトといつも一緒。
フクロウがないてる、みたいな幻聴に悩まされたりしてるらしいグッドナイト。
最初は一見、グッドナイトのほうがビリーより優位なのかなと思わせるけど、
実はグッドナイトのほうが弱っててビリーに助けられているのかなあという感じ。
二人は恋人な関係なのかどうか、というのはなんの説明もされてないけれども、
まーそーであってもなくても、ともかく二人いつでも一緒だ、という感じがね。
吸ってる煙草、って煙草じゃなくてアヘンらしいし。
共依存。。。素敵。。。結局互いを思いながら死ぬ;;

連想したのはテリー・ホワイトの『真夜中の相棒』。戦争で傷付き、支え合う
しかなかった二人。まっとうに生きるとかもうできない二人。まー全然違う
けれども、もう逃げ出すことも出来ないほどに、二人でいるしかないという感じ。
こんながっつりな西部劇の中でこういうコンビが描かれてるのかと、もえたね。

マット・ボマーが出てるらしいって思ってわくわく楽しみに見にいったら、
おっ、最初から出てきたぞ!って思ってたら、さくっと殺されてしまった。嗚呼。
ん~~。助けを求めにいく村人役かなあと思ってたけど、それ、妻の方かー。
まあでも、あんなハンサムな夫だもんね。殺されたら復讐に燃えるなそれは。
と納得の、相変わらずの最高にハンサムなマットであった。

それぞれの登場人物かっこよかったし、銃撃戦もガンガンバリバリでかっこいいし
ナイフや弓もかっこいい~~っし、それぞれの仕草とかもさー、かっこいいし。
面白かった。

で、もちろんこれもすごく面白かったし、その上改めて「七人の侍」って、
めっちゃめちゃすっごい驚異的に面白かったな、ってしみじみ思った。
「七人の侍」実に日本映画で、でもこんだけ普遍的に面白い力持ってて、
ほんと凄い面白かったな~~とびっくりする。
「荒野の七人」も、ちゃんとじっくり見るべきか。なんにせよ、凄腕の流れ者って、
ロマンだねえ。好き。

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