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『弱いつながり』(東浩紀/幻冬舎)


『弱いつながり』(東浩紀/幻冬舎)

検索ワードを探す旅

2014年刊。
語り下ろしの連載だったものを大幅に手を入れて一冊にまとめたもの、らしい。

弱いつながりというのは、家族や友人という強いつながりではなく、パーティ等
でちょっとした知り合いになった程度、のつながりだそう。パーティで知り合い
になるとか、ないなーと思うけどまあ、そういう外国な感じの用語ですかね。
まあ別にパーティとかでちょっとした知り合いになる、という世界も日本にも
もちろんあるんでしょうが。私の場合はそういうの無縁すぎる(^^;

ネットもまた実は強いつながりである、という。
SNSとか広告とか、個人へ最適化されすぎてて、むしろ狭い、という感じはわかる。
島宇宙とかいってた感じですよね。
自分から属するコミュニティを変えないと世界は狭くなる一方だ。

インターネットには無限に情報があるけれども、適切な検索ワードを持たなくては
情報にたどり着けない。同じ場所同じ毎日では新たな検索ワードを打ち込むこと
は難しい。
旅に出よう。
自分がいる場所、環境を変えよう。
そうすることでそれまでとは違う検索ワードで知らなかった世界を知るきっかけ
になるのだ。
端的に言えばそういう、旅の勧め、というか、発想や頭の切り替えの勧めかな。
語り下ろしベースというだけあって、ものすごくするっとつるっと読める。
ちょっと哲学的なことを言うと、ってところも、ほんとやさしく書いてあるので
ほほう、と、するっとわかったような気になる。
まあそれは表層だけのことなんだろうけど、そもそもこの本が観光客になろう、
というものなので、何にもしない見ない知らないより表層的なことだけでも、
ってことなんですね。
0と1は全然違う、という感じか。

ぐぐると大抵のことはなんとか探せる。けれども、この頃は下手なまとめサイト
の中から、検索の結果大分めくって、じゃないと、なかなかナマな情報には
たどり着けなかったりもして、なかなか、ぐぐれ、が万能じゃないよなあ。
でもなにはともあれ、そこに自分が検索ワードを打ち込むことからしか始まらない
わけで、旅に出たからこそこれまでぐぐろうと思ったことない、そもそも知らない
地名だのワードだのでぐぐってみよう、となるのはそうだよねえと思った。

でも旅とか行けないし。行きたいとも思わないし。
でも地元出てるし帰省だとかで移動はするし。引っ越しも今後もあると思うし。
ある程度ライフステージの変化で環境は変わってきたなあ。
観光旅行に、もう少し行けるといいかなあ。。。
この本の時点で、福島第一原発観光化の計画中なんだけど。まだそう簡単には
うまくいってないのかなあ。
チェルノブイリへのツアーは毎年? 続けてやってるみたいだけど。
それはやっぱり、行ってみる、というのはうちでテレビ見たりしてるのとは
全然違う体験であるだろう。

旅かあ。
今は無理だけどもう少し余裕が出来たらふらふらいけるといいなあ。
旅に行くだけじゃなくて、単なるマンネリひきこもりじゃなくて、時間と体を
使って、ちょっとずつでも変化を呼び込んでいこう。

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