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『運のいい日』(バリー・ライガ/創元推理文庫)

*ネタバレ、かな? ネタバレどうのこうのって本じゃないと思うけど。

『運のいい日』(バリー・ライガ/創元推理文庫)


『さよなら、シリアルキラー』に始まる三部作、大好きだった。その前日譚な
短編集が出たので嬉しい~!と読む。日本オリジナル短編集、だそうで、
本国じゃ一冊にまとまってないものってことなのかな? 有難い。

ジャズは高校生。ハウイーはジャズの唯一の友達。コニ―はジャズの恋人。
それぞれ視点の短編三つと、保安官がビリー・デントを捕まえる「運のいい日」
という中編、って感じの4つのお話が入ってる。

これまでのを読んでいるので、ああ、こういうことが、こんな日が、あったのか
と感慨にふけりながら読んだ。いきなりこの短編集だけ読むっていうのは、
どーなんだろ。「運のいい日」は問題ないと思うけど、まあ、ジャズたちの
お話も青春高校生の断片として読めて大丈夫な気がする。
私個人的には、ああ、ああ、ああ~こんな日があって。そしてああなって、って
うるる感慨にふけりまくって、という楽しみができてよかった。

ジャズの運命はあまりにも過酷で、サイコパスシリアルキラーな父に丁重に
育てられて、そして、というのがほんともう大変すぎるだろ、と、この設定を
思えば思うほど本当に辛い気持ちになる。
でも、ジャズにはこんな友達と恋人がいるんだ、っていうの、すごく、いい。
ほんっと、青春小説だなあ。
保安官の話はくたびれた大人小説だけどさ。

三部作は、ちょっと終盤失速した気が私はしたような覚えがあるけど、でも
このシリーズ読んだのは物凄くよかった。この短編集も出てくれてほんと嬉しい。
大好き。

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