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映画まとめてメモ

年末なので慌ててメモ。映画見に行ったのに感想メモしてないのがまだいっぱ
いあった。14本分です。
今年はよく映画見にいったなあ。複数回いったりも。「ローグ・ワン」は今の
所4回見に行った。年明けてからももう一回くらい行きたい。


*ネタバレ、結末まで触れています。


『グッバイ、サマー』

9月14日に見に行ってた。

女の子みたい、とからかわれているダニエル、14歳。転校してきたテオと仲
良くなって、夏休み、手作り自動車ハウスで旅に出かける。

男の子二人。手づくり自動車ハウス! そういうのにそそられて見にいった。
ダニエルくんがほんと美少年で、でもがっつり男の子な性格で素晴らしい。夏
の自分たちだけの家出同然の冒険旅行って、それだけでもううるっとくるよね。
でも旅の終りに待っていたのは衝撃のニュース。テオのママが死んじゃってた。
ショックだった。。。
そんなこんなの楽しもほろ苦くも、少年期の終りでもあるロードムービー。
儚い少年期を映画に閉じ込めてくれてありがとうでした。


『ジェイソン・ボーン』

10月8日に見に行ってた。

ボーンシリーズの5作目か。
静かに暮らしていたボーンに、ニッキーから知らせが届く。
だったかな。。。なんか、ほんと細かいことは忘れちゃった。CIAがまた何
かやらかしそうで、それを邪魔するボーンて感じ。監視社会つーか、スノーデ
ン事件とかベースな感じだったかな。
アリシア・ヴィキャンデルちゃんが、CIAのデキる職員だった。自分がこれ
からバリバリキャリアアップ目指すぞって感じの。クールでステキだった~。
ボーンのアクションがすっごいのは言うまでもない。カーチェイスもさっすが
のすっごい、どっかんどっかん。で、それにしても、車が丈夫すぎるんじゃな
いですかね?? と思うけど、ともあれ凄く楽しめた。アリシアちゃんの役、
何だかもっと過去にいわくありそうな感じだったので、続編があるのかなと思
ったけど、どーなんだろうな。


『ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ』

10月14日に見に行ってた。

ベテラン天才編集者マックス・パーキンズを演じるのがコリン・ファース。
まだ無名の作家トマス・ウルフを演じるのがジュード・ロウ。トマス・ウルフ
の膨大な持ち込み原稿を読んで、うちで本を出そう、という。そのためにはも
っと推敲し手直ししていかなくては。と、共に作品を磨き上げていく。

ま~この二人の夢の共演~~!お話としては、二人して作品見直して見直して
削って削って、と、延々やってるので地味。でももうともあれ二人が距離近く
反発するウルフが可愛いしクールなマックスかっこいいしで。ずっと眼福。
1920年代舞台で、ニューヨークの街とか衣装もステキだし。
ウルフの妻をニコール・キッドマンがやっていて、ウルフがマックスにとられ
てしまう、ってヒステリックになるのが、いや、もうちょっと落ち着こう?っ
て不思議だったりも。
コリンとジュードくんが、二人して朗読してくれてて、眼福な上に耳にもご馳
走って感じで大好きだった。
小説作品て、作家のものと思うけど、あんな風に編集者と二人で鍛え上げてい
ったりするのかなあ、と、うっとりした。
私がトマス・ウルフを先に読んでるとかもうちょっと知ってるとかなら、もっ
といっぱい感激どころがあったかもしれない。
破滅型な感じの作家、ウルフの孤独。それでもマックスと作品練り直した時間
はしあわせだったろうなと思う。素敵だった。


『スター・トレック BEYOND』

10月22日に見に行ってた。

私はスター・トレック、今のになってからは前作のを見ただけで、ちゃんと
全部見てるわけではない。
えーと、遠い星でなんか大変なことがあって、エンタープライズ号を捨てると
一度は思ったカークだったりスポックだったりだけれども、やっぱり仲間と共
に宇宙へ旅立つぜ!
みたいな。非常にざっくりいえばたぶん。
キャラ萌えで楽しむものなんだろうと、思う。スポックとマッコイの掛け合い
とか、カークとマッコイとかカークとスポックとか、ああ~いい~可愛い楽し
い。あとペグたんね。可愛い。
アクションや勢いはすーごく楽しかった! けどたぶん、もっとキャラに思い
入れがあればもっともえるんだろうな~。


『われらが背きし者』

10月24日に見に行ってた。

ル・カレ原作を先に読んでいた。読んだ時に、ユアンくんで映画化の予定って
訳者あとがきだかなんだかにあったような気がする。ほんとに映画化なったん
だー。
大学教授のベリーと、妻はいささか不仲。モロッコ旅行で仲を深めようとして
いる所だった。
ロシアンマフィアの会計士をしていたディマと知り合いになったベリー。密か
に英国情報部へつなぎを頼まれる。一般人である自分には無理だ、と言ったも
のの、次第に深入りしていくことになる。
お話としては原作に忠実な感じはした。けども、読んでもあんまり細かいこと
ちゃんと覚えてるわけじゃないからなあ。
巻き込まれ翻弄される一般人なユアンくんを堪能。さすが。普通な感じが似合
う。かわいいかっこいい。
そして、最後、やっぱりあのヘリが爆発しちゃうのには茫然としてしまう。
本読んでた時にも、えっ? って、ものすごく突き放された感じがした。この
突き放される感じがル・カレ、か。。。? と、茫然としちゃう。
諜報部といえどもままならぬことばかりであるよ、と、ほろ苦く思う。さすが
英国。よくわからないけども好きだ。


『ハイ・ライズ』

10月26日に見に行ってた。

トム・ヒドルストン主演。それを見にいった。ジェレミー・アイアンズも。
原作J・G・バラード?
でも読んだことはない。
SFというか、なんだろうこれ。ディストピア?
高層マンションが人々のヒエラルヒ―そのもの、みたいな感じ。そこに住む人
たちは仕事へ出かけていったりもしてるみたいだけども、次第にマンションの
中だけが世界、みたいになって、ちょっとなんだか全然よくわからなかった。
うーん。いつか本を読んでみるべきなのだろうか。うーん。わからない。
トムヒのイメージフィルムだと思って、全裸からいろいろなトムヒの素晴らし
いスタイル美しさを堪能。


『インフェルノ』

10月29日に見に行ってた。

トム・ハンクス主演の、ロバート・ラングドン教授のシリーズ3作目。
なんとなくテレビで見てきてる気がする。映画をちゃんと見にいったのは初め
てかもしれない。どうかな。

フェシリティ・ジョーンズが出ていて、ローグ・ワンの人だよなあ、と、まだ
見ぬローグ・ワンのことを思いながら見にいったのだった。

うーんと、毎度のことながら、すっごい大仰な予告を散々見て行ったので、ま
あ、なるほど、と、思った感じ。
最初、ラングドン教授がなんか痛めつけられてて記憶が、とかになってて、見
てるこっちとしても、何がどうなってる?? って全然わからなくて混乱した。
ゾブリストだかなんだか、狂信的集団が、人類壊滅させるウィルスばらまいて
地球リセットだー!みたいなことだったかな。もう忘れてるぜワタシ(^^;

後半になって、シエナが実は敵、みたいになってからの彼女がぐわっと目の色
変わる感じがすごくよかった。
まあでも、なんかわかんないけど教授が世界救っちゃうよね? と思うので、
ハラハラはそれなりにしつつも、間に合うだろうなーとは思う。あまりよい観
客にはなれなかった。


『pk』

11月2日に見に行ってた。

PKとは酔っ払いって意味らしい。
「きっと、うまくいく」がすっごくよかったしな~と思って、アーミル・カー
ンを楽しみに見に行きました。
インドの郊外。一人の裸の男。彼は宇宙人なのだ。
という始まりからして何それ?? な感じだけども、宇宙人、という「外」の
者がインド社会を、地球人を、見て、おかしいとか違和感とか指摘しまくるの
が、爽快感あって、感動もあって、という、さすがの圧倒的エンタテイメント
でありながら、社会問題にも切り込む、みたいな感じ。
いや~全裸のアーミル・カーンを堪能~。
インドの宗教問題とか階級問題とか、実感としてピンとくるわけではないけれ
ど、胡散臭くなあなあですませようとするいろんなことを、ちゃんと考えて、
もっとよい社会にするには、っていう問いかけは普遍的なものだなあと思う。

ジャグーに恋するpkだけど、ジャグーには想い人がいて、というすれ違いの
もどかしさもたっぷり。ジャグーが故郷へ、宇宙の彼方へ旅立ったpkを思っ
て本を出した、ということで終わる。でもまたpk、地球に来た所だったけど
ね~。また騒動が起きるのかな、と、うるうるのラストのあとのにっこりで締
めくくられて楽しかった。


『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』

11月12日に見に行ってた。

前作「アウトロー」がかなり地味な感じがありつつもすごくかっこよくって大
好きだったので、リーチャーのシリーズ2作目であるこれもすごく楽しみにし
てた。ただ、予告を見て、なんか前作より感じが違うみたいだなあとは思って
いて、でもまあトム・クルーズ大好きだしいっか、と思ってた。

街から街へ彷徨っているリーチャー。軍に、隠し子がいると訴えてきた女性が
いることを知ったり、これまで電話で話したことがある程度だったターナー少
佐に会いにいったら、何故か彼女は逮捕されていたり。
軍の不穏さに気づいたリーチャーはターナー少佐を助け、娘かもしれない生意
気な女の子を助け、謎を明らかにしようとする。

ってなんだか自ら積極的にトラブルに介入していくリーチャーであった。前作
とはやっぱ派手さが違うな~トム・クルーズの映画って感じになってるな~と
思ったけれども、少佐の人もかっこいい女性で、生意気少女な娘もなかなかい
いキャラしてて、とても面白かった。
軍で武器の横流しか、と思ったら、違った麻薬密輸だった、おお~!というの
も面白かった。
私、日本で翻訳されてる分は本読んでるつもりだったけどこれは原作どーなん
だろ。読んでないなあ。翻訳出てるっけ。そのうち探してみよう。


『ミュージアム』

11月16日に見に行ってた。

カエルのマスクをかぶった男が、勝手に人を死刑にする。
陰鬱な雨の日に続く残虐な殺人を捜査する刑事沢村が、犯人の罠におちる。

小栗くん主演で、尾野真千子がその妻の役で、となればそりゃー熱演だろうな
と思って見にいった。妻夫木くんが実はカエル男なのだーって。それますます
熱演だろうなと思って。
降りしきる雨で暗い画面の中の猟奇的殺人。その雰囲気どっぷりな感じ。
最初の殺人続くことよりも、罠におちて、沢村が妻子を助けるために人殺しの
一線を超えるかどうか、というぎりぎりハラハラの感じ。なるほど「セブン」
の感じかあと思う。それよりも過激さを追及って感じかなあ。実は妻子の肉を
自分が食べてしまったのではないか、と思わせるところとか。見てて、おお、
あれは人肉を喰わせただろ。。。って思ったけど、それもミスリードで。
日光アレルギーの犯人だから雨の日の殺人だったのかーとか、やっぱりみんな
すごい熱演だった、と思う。
まあでもなんか、そうか。結局は無事だったし、よかったね、というか。
この事件トラウマになってしまって、沢村の子どもが、次なる殺人犯へ育って
しまうのだろうか、という所で終わったのは不気味な余韻だったかなあ。
私個人の満足度はほどほどでした。


『この世界の片隅に』

11月16日に見に行ってた。この日、ミュージアムと二本立てで見たな。

広島に生まれ育った、普通の女の子、すず。ちょっとぼーっとした子でそのま
ま大きくなって。望まれて呉の北条家へお嫁にいって。
昭和20年代。普通の暮らし。でも日本は、戦争へ突き進んでいる時代。

こうの史代の原作漫画がとても評判良いのは知っていて、映画もきっといいも
のだろう傑作だろうとは思っていて、でもきっと辛いから見に行くのはやめよ
うかなと思ってたのだけど、あまりにもあまりにも評判がよくて見にいった。
すずさんの声を能年ちゃんのんちゃんがやっている、それも聞きたいなあと思
って。

確かに、実に辛くて。こう、場面というか、時が過ぎていって、日付が出るの。
その日付が、その日へ近づいていくのが見てるこっちとしてはわかってるから、
日付がすすむのを見るだけでたまらなくなるの。でもすずさんたちは、そこで
日常生活を送っているの。
だってそうだ。未来が見える人なんてそこにはいない。だんだん厳しくなる生
活を、それでもなんとかやりくりして、生活を、普通の生活を、続けていくし
かないんだよ。

とてもとてもよかった。のんちゃんの声も素晴らしくよかったし、絵とか、丁
寧な描写全部すごかった。終わってからほんと魂もっていかれてしみじみとほ
ろほろと泣いた。見にいってよかった。


『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』

11月26日に見に行ってた。これはその後あと2回見に行って計3回見た。

ハリー・ポッターの時代より約70年前。1920年代のニューヨークへ、
ニュート・スキャマンダーが船旅で到着する。
トランクの中には魔法生物。うっかりその中から数匹の生物が逃げ出してしま
い、ニュートは巻き添えにしたノーマジ、魔法族ではない普通の人間ジェイコ
ブ・コワルスキーを助け、仲間になる。マクーザという、アメリカ魔法界の議
会警察みたいな所のティナとその妹クイニーも仲間となって、魔法生物を捕ま
え、ニューヨークの街を騒がせている黒い影とも対峙する。

ハリポタは映画シリーズこそ全部見にいってて好きだけど、原作を読み込んで
いるわけでもなく、魔法生物の教科書を書いた人、スキャマンダー先生といっ
ても別にピンとくるわけではなかった。
でもでも、スキャマンダー先生やってるエディ・レッドメインの姿すごく可愛
いし、ジェイコブやってるのって、ドラマの「ハンニバル」でフランクリンや
ってた人ってことで、キャストを楽しみに見にいった。

ゴージャスなポケモンGOみたいな感じがするな~、と、魔法生物を捕まるわ
たわたは楽しかった。魔法生物のことが最高に大好き!でも人間嫌い無理、っ
て感じのエディくんのニュートもすっごく可愛かった。
バリキャリ目指しつつ挫折しかけのティナと、ばっちりお色気キャラっぽい妹
クイニーのキャラもよかった。クイニーちゃん、ああ見えて実はすごくいろい
ろ諦めたり頑張ったりを誰にも言えず悟られずにしてるんだろうなあと思う。

んでっ。
コリン・ファレル演じてるグレイブス長官が~かっこいいの~っ。彼に利用さ
れてしまうことになるクリーデンスくん、エズラ・ミラーくんがもう最高に凄
くいいのーっ。
ということで、どっぷりハマってしまった。
グレイブスさんは実は闇の魔法使いグリンデルバルドに入れ替わられていて、
ってことで、たぶん映画に出てきてるグレイブスさんはグリンデルバルドなん
だよね。オブキュラスだとかの、黒い闇の影みたいなのを生み出してしまった
クリーデンスくんを巡って、ラストは大バトルになってく。この壮大な戦いも
すごくかっこよかった。そしてグリンデルバルドが真の姿をあらわされると、
ジョニデだったよー。わ~。ってことで、もうこれ5部作になるって決まって
るらしく、続きが楽しみ。クリーデンスくんは死んではいないはず、と、信じ
てる。というか、たぶん今後も関わるっぽいよな。そしてダンブルドア先生が
出てくるらしいとかなんとか。楽しみだ~。

壊れた街を直していく魔法とか凄かった。ハリポタももちろん楽しかったし凄
かったんだけど、まあ彼らは一応学生で魔法を頑張って使う、って感じの所か
ら始まってたのに比べると、このシリーズはもうみんなちゃんと大人だし、プ
ロなわけで、かっこいいわ。
そしてやっぱり、学生、子どもであるハリーたちがそんなに危険な目にあいな
がら戦うってタイヘンじゃんよ。親の因果のせいで可哀想、ってちょっと思っ
てしまってたハリポタと違って、ちゃんと大人が世界を守るためにがんばって
くれるほうがいいなあと、しみじみした。

見に行く前にはまあなんとなく楽しみに、エディくん可愛いなあ、って感じだ
ったのが、見終わると自分で思いがけないほど心つかまれてしまった。クリー
デンスくんとグレイブスさんがいけない。はあ。素敵だった。


『エヴォリューション』

11月30日に見に行ってた。

同じ監督による「ネクター」というショートムービーも同時上映。18分くら
いかな。それは、女王をお世話する侍女たち、という風情で、蜂、女王蜂の世
界を人間で表している作品、らしい。っていう情報を得てから見たので、なる
ほどと思うけど、セリフも説明もなしで、ただ急にこれを見て自分がわかった
のかどうか、わからない。

「エコール」の監督さんで、あれもあんまりわかったとは言えないけどもとっ
てもとっても大好き息が詰まるほどに好きなので、今度は、少年たちが集まっ
て、集められて? いる島、というのにもうドキドキしながら見にいった。

少年たちと、その母、なのか、母ともいえないような、若い女性とだけが暮ら
す島。少年たちは緻密に健康管理されているみたい。ある時病院らしき施設に
つれていかれて、どうやら胎児を腹に埋められる。何の説明もなく繰り返され
ているらしき医療行為? 少年を孕ませる、というその感じの物凄い背徳感。
やっぱり私にはこれが何でどうなのか、とわかることはないんだけれども、と
てつもなくもえる感じはあって、ドキドキこわいしうつくしいしでとてつもな
く息苦しくなった。好き。
「ネクター」を見た後なので、なんか海の生き物の生態でこういうのあるのか
なあ?? と思ったけど、わかんない。わからなくてもいいと思う。圧倒され
凄いと思ってうっとりはしたので、見たという満足感はあった。


『シークレット・オブ・モンスター』

12月1日に見に行ってた。

「哲学者としても著名なジャン=ポール・サルトルの短編小説「一指導者の幼
年時代」をベースにした心理ミステリー」だそうで。
これは始まる前に、主人公少年のビジュアルがちょくちょく流れてきていて、
それがすっばらしく美少年で、絶対見る!!と楽しみにしていった。

外交官の家の子ども。クリスマスの劇のあとに石を投げたり、まだフランス語
がよくわからなくて、自分から話そうとはしない問題ある少年。フランス語の
家庭教師にきてる女性にはなついてる。ばあやにも。

しかし、とにかく美少年を見たい~ってそこはとてもとてもとても満足した。
ミステリなのか?? というのは正直よくわからなかった。
あとでネタバレ感想なんかを見て、あー。おかーさん不倫して子ども産んだの
ですかーと思った。子どもが成長した姿がおうちにいた?部下?だかなんだか、
の人がやってたそうで。
私、なんかそういう、ぱっと見た感じの人の顔とか覚えられないからね。。。
気づかなかったです。だから、なんかともかく不穏な気配とか癇癪持ちの少年
が彼なりにあがいていて、って感じたくらいでした。
でもそんなにもわかんないと思いつつも、美少年のみならず、衣装やお屋敷や
景色なんかで眼福映画だった。本を読むともうちょっとわかるのかなあ。でも
わからなくてもいいや、と、思ってしまう。素敵でした。


以上。映画館へ見に行ったけど感想メモってなかったやつ。もう細かいこと忘
れたりしてる。。。私の記憶力残念すぎる。。。来年はもっとちゃんと見にい
ったらすぐ感想書いておこう。反省。

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まとめてメモ

*ネタバレ、結末まで触れています。


もう年末じゃん。すっかり年末じゃん。読書日記サボったなあ。。。
今年は電子書籍利用するようになりまして、といってもそんなに読んだわけじゃ
ないけれども、ここにメモしてない気がするのでまとめて覚書。


『黄昏の彼女たち』上下(サラ・ウォーターズ/創元推理文庫)

母と二人暮らし、オールドミスとか言われちゃう感じのフランシスの屋敷へ、
間貸しする若い夫婦が越してくる。
バーバー夫妻。妻リリアンと夫レナード。明るく快活な若夫婦に気おくれして
いたフランシスだったが、次第にリリーと親しくなってゆく。

舞台は第一次世界大戦後ってことかな。戦争の後、苦しい生活をなんとかしようと
大家になることにしたものの、複雑な、屈折したフランシスの延々とした逡巡
とか、実はレズビアンであって、若い頃の過ちみたいなことを後ろめたく思って
いるとか、ハーバー夫妻の夫婦仲がうまくいってないのがわかってくるとか、
リリアンと激しく恋におちて、もののはずみで死んでしまった、殺してしまった
レナードを二人して通り魔の仕業に見せかけようと共闘し、みたいな。
だんだんもう無理、ってなっていくリリアンとしっかりしなさいよもうヤダ、って
なっていく二人の息苦しさがたっぷりでした。面白かったけども辛い。
一応、ぼろぼろになったあげくに、また二人でいることを選んだ、の、かなあ。
あんまり幸せになりましたって感じはしないけど、まあ、能天気にハッピーエンド
になるわけないし、ともかくフランシスの思考に延々つきあった感じが、読み
終わるとぐったりくるけど、面白かったかな。


『妖埼庵夜話 グッドナイトベイビー』(榎田ユウリ/角川ホラー文庫)

妖埼庵シリーズの4作目。
今回はマメくんのお話。

マメくん、可愛くて可愛がられる純粋マスコットみたいな感じて描かれてきて
いたけれども、やはりそんな単純な存在ではなかったね。
子どもの頃に虐待があって、自分の辛い心を閉じ込める黒い人格があって、それは
とても残虐で。
でも伊織さんはちゃんと、その両方の存在を愛している。
マメくんの今の友達になった人達も、両方を愛そうとしてくれている。
そんな救いの物語でした。


『悪魔のソナタ』(オスカル・デ・ミュリエル/角川文庫)

19世紀のイギリス。切り裂きジャック事件騒ぎの中。
僕、という語り手イアン・フレイはスコットランド・ヤードの警部。だが、
エディンバラに派遣される。そこでの上司、マグレイはオカルトマニア。
悪魔のヴァイオリンをめぐって連続殺人事件が起きる。

って感じだったかなー。表紙がなかなかステキで、19世紀イギリスだって、
とかに釣られて読んでみたのでした。
フレイくんがいいとこのお坊ちゃまで、なれない現場で一生懸命頑張ろうとする
んだけれども、マグレイのマイペースっぷりに翻弄されてタイヘンです、みたいな。
ん~。
なんかこう、昔の感じとして、泥、ぬかるみ、田舎タイヘン、みたいな辛さが
じっとり感じられたのはよかったかなあ。
ほんとはキャラ萌えして読み進められるとよかったんだけども、私の個人的好み
としてはあんまりひっかからなくって、正直結構退屈しながら読んだ。
シリーズになるのかな? だとしてもたぶんもう私は手にとることはない。


『ささやかな手記』(サンドリーヌ・コレット/ハヤカワポケットミステリ)


始まりと終わりに医師の注意書きが入り、テオ・ベランジェの手記という体裁の
作品。
テオは刑務所から出たばかり。恋人にも連絡をとることができず、自分が刑務所に
入る原因となった、もう動けない体となっている兄とひともめしたあと、また
逃げるように一人ひっそり人里離れた民宿に身を落ち着けた。
そして、ハイキングに出かけた先、山奥の一軒家の老人兄弟に捕らえられて、
奴隷としてこき使われることとなった。

奴隷??? 現代??? っていろいろそそられて読んでみた。
最初威勢よく反抗しようと逃げ出そうとしていたのに、先にそこで奴隷にされて
いた男に教えさとされ。
自分自身も徹底的に肉体的にも精神的にも打ちのめされていく様が凄くて、
怖かった。いや、嘘だろ、いや、まあ、小説ですしフィクションですし、って
思いながらも、こんなになったとしたら、ああああ、と、凄く辛くて読み終わる
とぐったりしてしまった。
でも、なんかこれ読んだあと暫くして、ヨーロッパのどっかの村でなんだか
奴隷にされてた人たちが助けを求め、みたいなネットニュース記事を見かけて
ええええ?? と思ったりしたよーな。
フランスの小説ですが。フランスっておっしゃれーな感じがありませんでした。
こわかった。でも、戦争とか国家的にこう、捕虜とか強制労働とか、あったり、
したんだよなあ、と、思ったりも。
尊厳を奪われるってほんと辛い。


『アメリカン・ブラッド』(ベン・サンダース/ハヤカワポケットミステリ)

マーシャルは証人保護プログラムを受けている元警官。だが、ある行方不明の
少女の写真を見てから、彼女を助けなくてはならないという思いにかられて動き
始める。

登場人物それぞれの視点に寄り添って章が次次入れ替わる。
それがなー。私の集中力と記憶力のなさの問題だと思うんだけど、ええ~と~
これ誰? お前誰? 何やってるの? なんで? って、混乱してうんざりして
ちゃんと読めなかった。行動ありきで、動機とか心情とかあとからくるんだけど、
あとからくるそれが、ええ~と~、お前誰? ってなっちゃうアホすぎる私の
記憶力にとって辛くて。
一応読み終わるまでには、大体人間関係というか、まあ、なんとなくは把握した
けれども、読み終わるまで辛かった。潜入捜査で恋仲になった彼女のことを思って
なんか走り出してしまった、の、かな。うーん。わかってないかも。
私個人にとってはハズレ作品だった。


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『髑髏の檻』(ジャック・カーリィ/文春文庫)

*ネタバレ、結末まで触れています。


『髑髏の檻』(ジャック・カーリィ/文春文庫)


カーソン刑事シリーズの第六弾。
といっても、解説によると本国ではこの前に一冊あるらしい。カーソンくんの
一人称ではない作品、とのこと。そのうち翻訳されるのだろうか。

モビール市の刑事として働き詰めだったカーソンはずっととっていなかった
長い休暇をとることにした。
運よくプレゼントに当選した、という電話に誘われてケンタッキーの山間部の
キャビンで、岩登りや山歩きでリフレッシュしていた。
だがそこでも、猟奇的な連続殺人が起き、カーソンは地元の刑事チェリーや
国立森林公園のレンジャーであるマッコイらと捜査に首を突っ込むことになる。


まあ、シリーズのお馴染みな感じとして、まーそのうちチェリーと寝るんだ
ろうな~カーソンくんは~。とか、いかにもな休暇への流れ、これは、と
思っていたらやっぱりジェレミーお兄ちゃんの差し金だったのね。ドクター・
シャルパンティエという、心理学博士みたいな人が引退生活してるらしい、
ってのは、まーこいつがきっとジェレミーね? と思ってたらそうだった、と。
ハリーとは離れているけど、電話して捜査の助けをもらったり、そういうのも
お馴染みの、って感じでさくさく読みやすい。慣れたなあ。

冒頭に、かつてジェレミーがいた矯正施設で催眠療法にかけられるという凶悪犯
の、催眠をやめさせてくれ、みたいな助けを求める所長に応えて、カーソンが
立ち会うことにしてると、その犯人がまんまと逃亡した、っていうのがあって。
結局お前かよ、ということに。
でも単独犯ではなくて、仲間がいて。そしてやっぱり彼らを操るというか犯行に
仕向けるきっかけを与えたのはジェレミーだった、という。

犯人たちは、崩壊家庭の子どもたちで。闘犬をつくるように、劣悪な環境で
戦うように仕向けられたりした過去があって、そのトラウマを清算するかの
ように過去の恨みをぶつけて殺人重ねたんだよね。
子どもの虐待、という、それは、カーソンたちもかつて酷い父親がいて、という
ことでもあって、このテーマもずっしり重い。なかなか辛かった。

ジェレミーお兄ちゃんが出てくるとやっぱ好きだなあ。
カーソン大好きお兄ちゃん。
カーソンも、お兄ちゃん危険ってすごくわかっているのに、つい支配されかけて
しまうのが、とっても、いい。
怒ったり憎んだりしながらも、警察に突き出すとかはしないんだよなあ。
この、二人の関係はほんと好きだなあ。

しかしこんだけシリーズ読んできても、どうにもカーソンくんが好きにはなれない。
まあそれでも読めるから。ジェレミーお兄ちゃんが偉大。
でもでも、カーソンくんはジェレミーのことを抱えて、抱え続けて、引き裂かれて
いる自分の心を見ないようにしてまっとうにやっていこうとしているのだ、と、
大いに私の個人的妄想ではそういう風に生きてるカーソンくん、なので、まあ、
これからも続きが出れば読みたいとは思う。

この本は2015年発行。本国では2010年刊行らしい。この続きって出てるのかな
どうなのかなあ。もしあったとしても翻訳出るのは当分ないのかな。
ジェレミーとカーソンがもっとどろどろぶつかり合う時がくるんだろうか。
どーするんだよジェレミーのこと~。そういうのが読めるといいなと、楽しみ
にしておく。

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映画「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」

*ネタバレ、結末まで触れています。


映画「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」


16日の初日。さすがに深夜のを見に行く気力も手段もなく、普通に朝の一回
目に、3D、IMAXを見に行きました。それから午後に普通の2D字幕見た。
そして昨日土曜日にも見に行きました。2D字幕。3回見て、心の叫びを殴り
書きします。

私はスターウォーズ、456はデジタルリマスターの時には映画館に見に行っ
たなあ。それまでにもテレビで見たことはあったかもしれない。123はリア
ルタイムに映画館行きました。ユアンくん目当てって感じで。面白かった。
去年の「フォースの覚醒」はもちろん楽しみにして見に行きました。
けど、アニメとか、小説とかは読んでないし、今回もパンフレットは買ってな
いし。とてもマニアであるとかファンであるとか言えない程度です。ただ好き、
というだけ。ハン・ソロとチューイのコンビ最高~!とか、アナキンがダーク
サイドへ堕ちていくのを目の当たりにするオビ=ワンっ。ぐあー。みたいな、
そういうキャラ萌えで好きです。もちろん物語の盛り上がりとか好きだし、巨
大宇宙船っ!あれこれの戦闘機、メカメカ、バトルかっこいい大好き~!ドロ
イド可愛いーっ! みたいなこともあります。まあ、そういうただの映画好き
の、正確な知識とかはなんもない妄想交じりの主観的感想です。


まずは主人公について語ろう。「フォースの覚醒」でも主人公はレイでした。
レイとフィン、というW主演ぽい感じ。初々しく可愛く、でも強くあろうとす
る彼らが新たな物語を開いていくという感じだったと思う。

今作でも主人公はジン。でも、初々しく可愛く、というよりは、したたかに独
りで強くたくましく、ズルくアウトローに、自分の事で精一杯、という女性主
人公です。反乱軍のキャシアンとW主演かな。ちんけな犯罪者として捕まって
強制労働施設送りにされそうだったジンは反乱軍によって助け出される。彼女
は実は帝国軍の究極最終兵器の開発者であるゲイレン・アーソの娘なのだ。

映画の始まりは、まだ幼いジンが、父と母に大事に愛され守られながらも、ゲ
イレンを探しにきたクレニックによって家族を奪われる所から始まる。この時、
心から大事に、愛してるよ守るよ、と、ぎゅっとジンを抱きしめるパパとママ
のことがあって本当によかった。彼女は大事に愛されていたんだ、と、ずっと
思う事ができた。

で、クレニック、帝国軍から逃げて暮らしていたらしきアーソ一家。でも見つ
かって母は殺されてパパは連れ去れてしまう。でもかねてからいつか見つかる
と備えていて、ソウ・ゲレラという、反乱軍の一員に助けを求める手はずがで
きていた。ジンが一人隠れた場所へソウがやってくる。
で、ソウに助けられて育てられたけれど、そこも16歳で捨てられたのね。
この、最初パパたちと別れた時が10歳くらいだったのかなあ? と思う。見
た感じ的に。それからしばらく、反乱軍の一員として、戦士として育って、強
くなったけど、また16歳で独りぼっちになって。
そりゃグレるよね。シニカルになるよね。「帝国の旗が翻るのを見てなんとも
思わないのか」みたいに言われるけど、「見ないふりをすればいい」って答え
ちゃうよね。父は死んだと思うようにしてる。反乱軍の大儀なんて信じられな
い。一人で生きるだけで精一杯な彼女。
でも、ゲイレンパパからのメッセージを持った帝国の荷物船パイロットが、ソ
ウを探しにきている、という情報で、反乱軍の一員ではあるけれど、過激派す
ぎて反乱軍でもはぐれ者になっているらしいソウと、つなぎをつけて欲しいと
ジンは救われてきたわけ。
その後は自由よ、と言われて、ジンは仕方なく協力する。

なんか、反乱軍もえらい回り道してるよーな気がするし、そもそもジンが捕ま
ってそこにいる、って、よくわかったな?? と思うけど、まあともあれジン
が物語に巻き込まれてくれないと話になりませんからね。

ジェダという聖なる都市。ジェダイの使い手は途絶え、帝国の支配下にあり寺
院も破壊されてしまっている都市。巨大なジェダイの石像が半ば砂に埋もれて
いる景色ははるばると辛いものがあるなあ。
で、その都市の上空には巨大なスター・デストロイヤーかな。あのデカイ三角
のやつね。あれが浮かんでて、素晴らしい。支配下だなーって一目でわかるし、
巨大だし美しいんだよなあ。
そこでとれる石、なんだっけ、なんかそれが、デス・スターのエネルギー源と
して必要らしく、採掘してるみたい。ライトセイバーにも使われるらしい。
ジンも、お守りの石としてそれ、ママにもらってるの。

ともあれそこでソウに再会できて、捨てたじゃない!ってな恨み言の一つも言
えたのだけれども、彼女と離れたのは、彼女は一人前に強い戦士だし、彼女が
ゲイレンの娘だとバレそうで利用されそうだったからなのだーみたいなことを
言われるわけです。そこで、パイロットが持ってきたゲイレンのメッセージホ
ログラムをジンは見ることができる。そのメッセージは、デス・スターの開発
に敢えて関わることによって、その中に弱点を隠した、その設計図を反乱軍に
託したい、ジン、マイスターダスト、どこにいるのか、ずっと思わない日はな
い、というような、苦悩と愛情のメッセージなのね。もう泣いちゃうよね。
パパと別れて15年。たぶん一人っきりになって10年くらいとかなのかなあ、
時間はよくわからないけれども、そうして自分一人生きるだけで精一杯だった
けれども、パパもソウも自分を大事に思っていてくれたのだ、と、知るわけ。
うる、っと感動の間もなく、ジェダは、デス・スターのテストターゲットとし
て攻撃を受け、都市が壊滅してしまうであった。
そのねー、星ごと消せるぜ、というもののちょっと実験だから都市一個でいい
よってゆー、そうして、受ける攻撃の凄まじさ。
核爆弾って感じ。
それを宇宙で眺めながらクレニック長官は「美しい」という。
実際、素晴らしくうつくしいの。たとえようのない絶望破滅の美しさ。

もう走れない、という体になっているソウは、ジンやキャシアンに行け!と叫
ぶ。ジェダの壊滅の爆風と地面がひっくりかえって襲ってくるような中、逃げ
ろと、ジンたちへ希望を託して。
ソウが、足は不格好なメカの義足だったり、なんか時々酸素吸入なのか、シュ
コーってマスクあてたりするの、ちょっとマッドマックスっぽいっつーか。ベ
イダー的でもあるのかなあ。
かつての恩人のそんな姿を目にしてジンは悲しかったろう。
でも、死を悲しむひまなんて与えられない。

カーゴパイロットのボーディ、ジェダの街で出会った盲目ながら鬼強いチアル
ートとコンビの、デカい銃ぶっぱなしまくりのベイズと一緒に、ジェダを脱出
する。
ゲイレンのいるイードゥの研究施設へ向かう。
ジンはパパを救出しにいくと思っていたけれども、キャシアンは実は殺せとい
う命令を受けていた。同じ船で同じ場所へ向かっても、別々の思惑。
イードゥに無茶な着陸をして、機体損傷。帝国の船を奪ってしまおう~、と偵
察に行くキャシアンとボーディ。でも、チアルートがキャシアンの殺気を感じ
ていて、ジンもまた出ていく。外は土砂降り。

イードゥに、裏切り者がいるだろう、って直談判にきてたクレニックが発着場
で詰問しているところに、辿り着くジン。「ファーザーッ!」って叫んだ所で、
反乱軍の攻撃隊がやってきて、ガガガガッドカドカッと爆撃。うわああん。
またしても愛する家族が死にゆく姿を目の当たりにするジン。
ジンのことを、昔と変わらずスターダストって呼んで、積もる話があるんだ、
とほんのわずかに微笑むゲイレンパパ。マッツ最高に美しいっ。ジンの腕の中
で死ぬことができたのはせめてもの幸いか;;
ここでも、悲しむまもなく、キャシアンにせかされて、逃げるしかないジン。
辛い。。。

反乱軍の拠点、ヤヴィンに戻って、デス・スターの威力に戦いて、降伏するし
かない、という評議会。ジンは、ゲイレンが仕掛けた弱点がある、それを知る
ためにデス・スターの設計図を手に入れにスカリフへ行こう、精鋭部隊を出し
てください!と力説する。デス・スターを潰すチャンスがあるんだから、今、
戦わなくてはダメだ!って。
でもゲイレンパパのメッセージとか全てジンしか見てない聞いてないことで、
確証はないし、そもそもジンはちんけな犯罪者扱いだから、評議会は言う事聞
いてくれないの。まーなー。いきなりジンにすべてをかける気にはなかなかな
れないという評議会のオトナな感じもわからないでもないけどさ~。
そんな不確かな希望だけのために戦えと? みたいに評議会の人に言われて、
反乱軍は希望に基づいて戦っている、というようなことをジンは言う。
これ、最初キャシアンに出会った頃、キャシアンが言ってたお題目なんだよね。
その言葉が、二度目にこうしてでると、切実さがぐっと違うのよ。最初は、は
っ、みたいに聞き流してたようなジンが、必死の思いでこう言うわけ。
泣くよねー。
その言葉に、ジンに、確かに心動かされた人は何人かいたけれども、評議会の
決定としてはジンの言う事は聞けない、ということで。

ジンは一人ででも行きたい、という感じになってると。チアルート、ベイズ、
ボーディは協力してくれそう。で、たった四人で何ができる? って言うと、
後ろに、キャシアンたちが、いるのーっ。
キャシアンはさあ、諜報部みたいなことらしくて。スパイとか暗殺とか汚れ仕
事をやってきた部隊の人間。その仲間も。希望を信じなきゃやってられない、
と、ジンに協力してスカリフのデータ保管センターみたいなところへ行くぞー
ってなる。
辛い時にはいつも一人だった、って、キャシアンにぽつりというジンに、キャ
シアンは「WELCOME HOME」って言うの。HOME。きみも仲間だ、
っていう字幕だったと思うけど、それな。ジンが、独りぼっちじゃなくなった。
仲間ができた。これまで奪われてきたホームを、掴んだんだなあって。泣く~。

勝手に出撃する彼らに反乱軍の管制官(?)が、聞いてないぞ、きみたちは誰
だ? って聞かれて、コードネームを適当に言うの。俺たちは、ローグ、ロー
グ・ワンだ、って。ローグって、ならず者、みたいなことらしいですね。決し
てきれいなばかりできたわけじゃない彼らの、出発。
そんなの聞いたことないぞ、って言われて、これからはあるんです、ってK-
2がさくっと返事してるの可愛かった。

スカリフは惑星全体がシールドで覆われてるらしい。帝国軍すげー。で、通れ
るゲートは一か所だけ。帝国の貨物船をイードゥの脱出の時に奪ってきてるか
ら、コードとか無効にされてなければ通れるはず、って。ここでカーゴパイロ
ットなボーディくんの本領発揮だ! 
無事、シールドを通り抜けて着陸へ向かう。でも仲間たちはこれからの戦いに
不安な顔をしているのね。そこで、ジンが、チャンスは一つずつ生まれる。絶
対にデータを見つける、って、力強く演説するのよ~~。
これはさ、ジンが確かにソウの下で、反乱軍で凄腕の戦士だったという過去が
あってのことなんだろうなあって思った。こういう風に不安になる兵士を、ソ
ウがかつては鼓舞していたのだろうし、それを見て育って、ジンも戦いの中に
身を置いていたから、わかるんだろうなって思う。

ずっと戦時下に生きてきたんだよ。ジンもキャシアンもみんなも。
ソウといい、ゲイレンといい、死んじゃう、死んじゃった、彼らを置いてく、
そういうの例えばもっと平和な社会だったらあり得ないと思うんだけど。まあ
すぐに逃げなきゃっていう切羽詰まった状況だけどね。でも、そうして、死ん
だ人間にいつまでも囚われてその場でうずくまってる暇なんてない、という、
そういう中で生きてきたんだろうなって思う。仲間は大事だし、生きるために
必死で助け合うけど、死んじゃうことも当たり前にいっぱいある。そういう、
世界だったんだなって、すごく思う。辛い。
辛いから、仲間が大事だし、これまで仲間がいなかったジンは本当に孤独だっ
たろうし、だからこそ今この仲間を大事に信じていこうという、その感じがと
てもかっこよかった。

うまいことカモフラージュして、データセンターに入り込んで。K-2の働き
がもう素晴らしくて、そして設計図を見つける。
膨大なデータの中からなんとか探し出すんだけど、それはその名前が「スター
ダスト」だったからなんだよねーっ。あああ~~ん、パパ~~~っ。

いや、もっとわかりやすい名前つけて? パパ? 娘が生きてるかどうかもわ
からない、という状況だったでしょ? ジンがそのデータを探しに行くかどう
かわかんなかったでしょ?? 運よく反乱軍へメッセージが伝わっても、設計
図探し出すのタイヘンじゃん!? でもなあ。一応、ホログラムメッセージで、
娘のことを「スターダスト」と呼んではいたので、ホログラムメッセージがち
ゃんと届けば、まあ、気が回る人なら気づけるかなあ。でもなあ。難しいでし
ょう? んも~パパったら~。

けど、スターダスト、これだ、ってジンが言った時、なんでわかる? ってキ
ャシアンに聞かれて、だってこれは私よ、って自信持って行ったジンの顔がす
っごくよかった。
パパが、希望を託して隠したデス・スターの設計図の中のメッセージ。一番大
事なそれにつける名前は私の名前だ、って自信もって信じることができるの、
すっごいステキ。

回想の夢のシーンでもさあ、小さいジンに、マイスターダストって、可愛い、
愛しい私の宝物って感じで、いつもお前を守るよって抱きしめるゲイレンパパ
のあの、最高に素敵な呼びかけ、スターダスト。何度も繰り返されたその名前
が、ここで使われてるわけですかーっ。ああもおお~~っ。
と思えたのはとってもよかったです。ジンが、パパの愛を信じてる顔。
結局ジンたちはそれが本当にデス・スターの設計図かどうか中を開いて確かめ
る余裕なくてそのまんま送信するんだよね。違ってたらどーすんだよ~~。
でも、信じたんだよね。
これがその大事な設計図だって。
送信した先できっとだれかが受信したって。届いたって。希望が届いたって、
信じたんだよね。泣く;;

まーここでもこれでもかと、スターウォーズ定番の、高い所から落っこちそう
怖い~ぶら~ん、あぶなーい! がたっぷり堪能できますね。
データアンテナの、リセットだかなんだか、なんでああいう建築デザインなの
さーっ。危ないでしょーっ。
まあ映画なので仕方ない。
クレニックに対峙して、ジンは名乗る。ゲイレン・アーソとライラの娘、と。
ちびっこい頃にクレニックと会ったことはあるんだもんねえ。ジンにとっては
憎んでも憎み足りない敵、クレニック。
キャシアンが危機一髪間に合ってクレニックを撃つ。データ送信済ませて、も
う一度とどめをさしに行こうと倒れているクレニックの方へ行こうとするジン
を、キャシアンはとめる。
ジンはさあ、今までにもたぶん人を殺してきたりはしてるだろうけれども、で
もキャシアンはもう十分だ、って、殺すのをやめさせるんだよねえ。
手を血に染める辛さは、キャシアンがもう十分に味わっているから、復讐に囚
われすぎるんじゃない、ということかなあと。
そしてジンもそう思いとどまって、キャシアンと共にその場を去る。

そしてスカリフの蒼穹に見えるデス・スター。
白い月のような。
青空に青い海に白いビーチだったりするスカリフがさあ、なんか南国リゾート
みたいな所でさー。その空に、デス・スターはとてつもなくうつくしいの;;
でも、それがもたらす絶望を、知っている。
攻撃がきて、巨大な爆発が起きる。
輝く爆撃のひかり。
それが、もう、最高に綺麗。
その光を海辺で待つ時に、ジンは、キャシアンと一緒だった。
辛い時、いつも一人だったジンが、一人じゃない。
きっと希望はどこかへ、誰かへ届いたと信じて、大事な仲間と抱き合って。
その死の瞬間は決して辛いだけじゃなかったと、思う。きれいな顔してた。
泣いた;;

これは、希望を信じる物語。
言葉で言ってしまえばなんと陳腐なことか。
だけども、この映画を見たあとで、エピソード4の「新たなる希望」という文
字を見ると、もう、もう、涙があふれて仕方ない。

いわゆる英雄譚である、1~7の物語とは違って、これはまさに外伝。フォー
スという特別な力を持つものではない、下っ端の、辺境の、生きることに必死
の、それでも希望を信じて託した兵士の物語。
レイアに届いた一枚のディスク。4が始まる時の、流れていく文字の数行で語
られただけの、反乱軍の、ジンの、小さな勝利の物語。
でもこの小さな勝利が未来への希望になったんだ、と、ほんっと切実に泣いた。
この外伝を見たことによって、私、これまでよりもっともっともっと、スタウ
ォーズの世界を愛するようになるし、フォースを信じ求める気持ちに涙するし、
正直私今まで、反乱軍へそれほど別に思い入れとかなかったけど、でもでも、
もうほんと、反乱軍がんばれって、見るようになるよ。
456って、ルークとか、ハン・ソロとかレイア姫とか、まあやっぱ反乱軍の
一員ではあるにせよ、それぞれの英雄譚だったよなあと思う。もちろんヒーロ
ーの物語の面白さ爽快さは大事で。でもその分、反乱軍がんばれ、とかじゃな
くて、ハン・ソロがんばれ~ルークしっかり~!みたいな感じで見てたのね。
でも、反乱軍に、こんな、無数のドラマがあるんだろうなって。そう思えるの
は、素晴らしい深みだと思う。この外伝で、本編の魅力増大!!ほんと、こん
なベタに泣いてしまうなんてと我ながらびっくりだけど、ほんっと、とっても、
感激だった。


ゲイレン・アーソについて語ろう。

マッツ・ミケルセン。Mads Mikkelsen。北欧の至宝。私はマッツが大好きです。
大好き大好きだ~~~~い好き~~~~っ!!!
マッツがスターウォーズに出るって!? と聞いたのはいつだったのか。一年
以上前だったのは確実。悪役なのか? やっぱ死ぬのか? どーなのどーなの、
って、ずーーーーーーーっと楽しみにしてましたっ。ぎゃあ~~っ
エンドロール、ただでさえ泣いてる所に MADS MIKKELSENの文
字が流れていって、だーっとさらに泣く羽目に。好き。好き。素晴らしかった。

ゲイレン・アーソは天才科学者。デス・スターの設計の最重要人物。だけど、
ある程度開発の進んだそれに、自分抜きでも完成させることはできるだろうと
わかってからは、捕まり、従っているフリをして、ちいさな、だが重大な弱点
を隠すことにした。それが、リアクター。そこを攻撃すれば連鎖反応で、巨大
なデス・スターといえども破壊することができる。
妻を殺され、娘は隠し、クレニック長官に連れ去られて15年。ゲイレンが送
ったメッセージによってこの「ローグ・ワン」の物語は動き始める。

これ、4でのレイア姫ポジションだと思う。レイア姫の、ホログラムメッセー
ジ、助けてオビ=ワン、っていうあれね。ゲイレンがパイロットに託したホロ
グラムメッセージ。娘を愛する思い、自分が仕掛けた小さな、だが決定的な罠
を知らせることによって、デス・スターの設計図を奪うのだ、というミッショ
ンが発動する。

囚われの姫、マッツ;; 尊い;;

出番そのものは多くないものの、まさに物語の鍵を握る人物。そして、続く4
でも、デス・スターの名とともに刻まれる重要人物。ゲイレン~~。それが、
マッツだなんて。こんな素晴らしい美しいパパだなんて。泣く;;

どうやら前日譚の小説なんかもあるみたいですが、クレニック長官に執着され、
なんかわかんないけどカーゴパイロットをたぶらかし、キャシアンに狙撃の照
準を合されながらも引き金を引くことをためらわせ(まあキャシアンがためら
ったのはジンとの関係だけど)、絶望の塊でしかないデス・スターに希望の種
を刻む男、ゲイレン。何よりも、家族を、娘を、大切に思っていたパパ、ゲイ
レン。その佇まいだけでこの重要な役割の説得力を見せるマッツ。至宝;;
素晴らしい。

もうさー。幼女とマッツの組み合わせは最高なんだよねっ。過去回想の夢の中
で、ちょっと若いゲイレンが、クレニックとも穏やかそうに、帝国軍の軍服着
てるんだよおおおお~~。あああ~~~。そしてそんなパパゲイレンが、眠れ
ないのか、って、ちびっこジンを抱き上げてベッドに入れてあげるの。
マイスターダスト。いつもお前を守るよ。ぎゅって抱きしめる、その愛おしそ
うなことといったらっ。はーーー。素晴らしい。

クレニックに見つかって、の冒頭。家族を逃がして一人対峙するゲイレン。
せっかく逃げろって送り出したのに、クレニックに妻は死んだ、って嘘ついた
のに、ライラはジンを逃がして自分は戻ってきちゃう。夫はわたさない!って。
んも~っ逃げろよっ!
でもわかる。マッツだもん。夫は渡さない!ってなっちゃうよねっ。ああ~っ。
そしてさっくり殺されちゃうんだけど、もおお~~。目の前で妻殺されるとか
が似合いすぎてしまうマッツ;; ゲイレン、辛い;;

最初は、生真面目な科学者らしく、きみの嘘はひどいな、ってクレニックにあ
しらわれるのに、捕らえられた中で、自分抜きでももう兵器は完成してしまう
と気づいた後で、あえて開発に関わり続け、自分が重要人物だと思わせ、弱点
を仕込み、と。嘘をつくことを覚えた。っていうの、実に切ない。
反乱軍の中でもゲイレン・アーソの名前は知られてる感じだったんだよね。兵
器開発の重要人物として有名になってるってことは、ゲイレンが自分の重要さ
を知らしめるように動いてきたから、ってことなんだろう。そうしてすべての
責任を自分が引きかぶり、そして罠を作るわけ。どれほどのことをして、帝国
側を騙し、取り入り、動いたのかと思うとっ。

クレニックとは長いつきあいらしいし、ずっと、学生の頃からというかなんと
いうか、そういう一度は親しかったらしい相手と、裏切りだの騙し合いだの駆
け引きだのしていたのかと思うと。うう。もえしぬ。。。嘘がつけない男だっ
たのに、この上なくしたたかに立ち回ったのかなあ。それでも心の中は死んだ
も同然で、最初は命をたつことも考えたけれども、それでも、家族を、ジンが
生きていて、いつかこの希望を託すことを信じて、願って、デス・スターの開
発を続けていたのかと。。。

その中でさー、カーゴパイロット、ボーディくんと、どう知り合って、どうい
う風にメッセージを託したのかと、ほんと、もう。ゲイレン、運命の男。
ボーディくんは命かけちゃうでしょー。
抱いたの? 抱かれてやったの?? わあああんっ
いやまあ、多分帝国軍の在り方に疑問抱いてるだかなんだかの不安の中にいた
ボーディくんを励まし、力づけて、やり直せるよ、って送り出したんだろう、
けども~。それにしてもおお~~~。
ボーディくんは、死の間際には、いっといずふぉーゆー、ゲイレン、って言っ
て満足したのよ。やったよ、ゲイレンって字幕だったと思うけど。
死の間際にはね、彼ら、自分の大事な人と寄り添う感じで散っていくわけ。
ボーディくんにとって、その時思い浮かべる相手はゲイレンだったのか、と。
それ、どんだけ、ゲイレンを愛したのか、と。。。うるる。

クレニック長官もさー。裏切り者がいるってなったら、自ら確かめに行くの。
他ならぬゲイレンのことだから。技術者を集めて、裏切り者、名乗り出ろ、っ
てやって、じゃあ連帯責任~って全員殺そうとして、でもゲイレンが、私だ!
って前に出たら、ふむ、って、ゲイレン以外の全員を射殺させちゃうんだよ。
ゲイレンだけは、生かして!ヒドイっ。
ゲイレンを、殺すよりも、そうしてお前のせいでみんな殺す、ってしたほうが
ダメージでかいもんね。そしてゲイレンのことは殺せないんだよね。バシっと、
自分で殴るんだけど、裏拳よっ。裏かよーっそんな殴り方かよーーーっ!!!
それ、浮気した妻を殴るDV夫って感じだよーっ。男同士の殴り合いとかじゃ
ないやり方だよおおおおおーーーっわああ~~っ
みんなを殺されてる時に、くっ、と目を閉じて耐える姿も。殴られて跪き、で
も、ぐっと下から睨み上げる姿も。
土砂降りの雨の中、びしょ濡れなマッツの姿が最高かっこいい美しい凄い素敵
すぎるっ。くー。わかる。みんながゲイレンに魅せられてしまうのわかるぅ~。
クレニックもまた、ゲイレンに囚われた男なのだ、と思う。

ゲイレンは、ジンの腕の中で死を迎える。その時もさ~~。さすがマッツ;;
爆風にやられて、片脚まげて、ちょっと変な体勢で倒れてるのね。だから目立
つ。クレニックもその場を去る時、ゲイレンを見つめていったし、ジンもすぐ
に駆け寄ることができる。さすがマッツ~体柔らかいんだろーなー。

雨が顔を濡らし、涙かどうかもわからない。ジンを見て、積もる話がある、っ
てそういって微かに、ほんと微かに微笑む。この、ほんと、表情が大きく変わ
るわけじゃないのに、画面全体にふわーって伝わる感じが、ほんと最高。これ
ほんと、最高にマッツらしい。さすがの死に様;;美しかった。うっとり。

4の時とかに、デス・スターってばあの一撃で、あの巨大兵器があっさり爆発
しちゃうなんてね~設計ミス!みたいな話があったと思うけど、それを実に見
事な伏線としてドラマチックに作り上げてるんだなあと感心した。今後、デス
・スターが爆破するのを見るたびに、これはゲイレンパパの愛、反乱軍に託さ
れた希望ってうるうるしてしまうこと必定。素晴らしい。ゲイレン、ほんと運
命の男。。。


クレニック長官について語ろう。

前々から、白いマントのビジュアルがとってもかっこいいな~!こいつが今回
の悪役か!? と期待大! だったんだけど、実際ほんっとかっこよかった!
いやでも、彼もまた、下っ端なんだなーって、すごく思ったのがよかった。
長官ですけど、中間管理職って感じなんだよねえ。切ない。

総督、って人? 彼は4にも出てくる人、なんだ、よな?(復習できてないの
で、ちょっと自信ないけど。昔のご本人ではなく、別の役者さんで、メイクと
かで寄せてるらしい、ような)嫌味な総督に、手柄横取りされまいと必死にな
っちゃうし、皇帝に直接会いたいとか言ってるのに全然とりあってもらえず、
結局皇帝には会えずじまいだったんだよねえ。
ベイダー卿には呼び出されて、ぐいーっていじめられたり。
ちゃんとフットワーク軽くあちこち現場に自分で行って、デス・スター開発を
彼なりにすっごい頑張ってるのねー。
クレニック長官をこうしてみることで、あ~皇帝とかベイダー卿とかって、や
っぱ帝国側の重鎮、そう簡単に会えないのか~って実感したの面白かった。

ゲイレンがいなくちゃダメなんだ、って迎えに行っちゃうし。家族を殺してお
きながら、結局デス・スターの開発任せちゃう。ほんとはゲイレンなしでも出
来たはず、ってことらしいけど、ゲイレンに執着したのはクレニックなんだろ
なあ。ゲイレンがなんだかんだで開発遅らせて遅らせて遅らせて、でもそれを
せっつきながらも許してきたのだろうし、上のほうからやんややんや言われて
たのを必死でかわして庇ってきたんだろうなあって。もお~。
一度逃がしてしまったゲイレンをつれてきてからの、15年。二人してどんな
駆け引きを演じ続けてきたのかと思うとっ。ううっ。凄い。
だからこその、あのイードゥでの雨の中の虐殺やら裏拳でのビンタやらなのか
なーーーっ。あああーーっ。こわい。すごい。どんだけの愛憎;;

最後、デス・スターが現れて、攻撃を受けるのを目の当たりにして。
デス・スターはさ、クレニックにとってゲイレンと俺の愛の結晶なわけよ;;
それで、自分は死ぬんだな、と、思う、その瞬間て。
あの絶望の完璧な美しさのデス・スターをさ、クレニックは見て、ゲイレンの
ことを思うに違いないの。
最後は大事な人と寄り添って死ぬ。クレニックにとっても、大事な人って、ゲ
イレンだったんだなって。もう。たまらんね;;


キャシアンとK-2SOについて。

キャシアンは、反乱軍の中でも汚れ仕事を引き受けさせられていた、という感
じ。情報部だっけ、諜報部だっけ。最初の登場からして、情報集めの中でヘタ
った仲間というか、情報屋として使った奴というか、ともあれ、その彼を、逃
げるに当たって足手まといになるからと、殺して自分は逃げる。でも、非情な
スパイというよりは、そうしてしまった瞬間に自分が迷子の子犬みたいな表情
をするんだよね。その、登場の、あっ、酷い、って感じと、あっ、でも辛い、
っていう感じ、とてもよかった。

6歳の時、キャシアンも何もかもなくして、反乱軍の中にいて。そうして命令
に従うしかなかった、という半生。彼もまた、ジンとたぶんそう年は違わない。
独りぼっちでなりふり構わず生きて来たジンを、ある意味自由だ、とうらやむ
気持ちになるのも、実に切ない。軍の中にいて命令に従う、以外の生き方を知
らなかったんだよなあ。それでも、ジンと行動を共にして、命令じゃなくて自
分の信じる行動を起こそう、ってなった。反乱軍は希望をもとにしてる、って、
最初に自分が言ったお題目を、本当に強く信じて願う気持ちになったんだと思
う。
彼が、ジンの側にいてくれてよかった。

でさー、キャシアンの相棒のKね! 今回のアイドルドロイドね!
もとは帝国のドロイドで、再プログラムして、その時の副作用で、なんか思い
浮かんだことをすぐ口に出しちゃうようになったんだって。
再プログラムしたのって、キャシアンなのかなー。なんだろうなー。
チューバッカにC3POのおしゃべり成分をちょっと足したようなキャラだと
思う。強いし、頼りになるし、でも皮肉でユーモラス。
最初はジンとも皮肉にやりあったりしてて、でも、最後には協力して。でも、
それは「キャシアンが言うから」って言うんだよねーっ。
キャシアンには忠実で。キャシアンを守っていく。
なんだか心すさんで暮らしてたであろうキャシアンが、Kのことは信じて大事
にして一緒に旅したりしながら軽口叩き合ったりしてたのかな~って、感じる。
Kが、彼らを守って、ガンガンに撃たれてボロボロになって、それでも別に何
の文句も言わず、グッバイ、って、死んだ所で、どっと泣いたよね;;
健気だろーっ。あんなシニカルキャラとして登場したのにーっ。
最高でした。K、すごい。かっこよかった。


チアシードとベイズについて

ドニーさんがスターウォーズ!? というのも世間をざわざわさせまくってき
たニュースだったなあ。でもごめん、あんまり私はドニーさんの素晴らしさを
知ってなくて、まともに認識してちゃんと見たのはこれが初かもしれない。
アクションが素晴らしいというお噂はかねがね、ってお噂どおり、すっごい、
すっっっごいかっこよかった!!! 盲目の戦士なわけですが、盲目だけどそ
んなの関係ないって感じで超人的に強い! 棒術ですねー!そしてさらにアー
チェリー的な? 銃になったってことなのか? がっつり撃つこともします!
見てないのに当たる!すげえ!
また美しいアクションを引き立てる衣装で素晴らしかった! ひらっと翻る裾
のうつくしいことといったら!!!凄いよお~。

チアルートとベイズは、フォースを信じる? 守る? 寺院の警護僧だかなん
だからしいけど、寺院なくなった今、あぶれもの、って感じ。街でごろついて
る感じのところ、ジンと出会って、なんとなくなりゆきで行動を共にすること
になる。フォースを信じてるチアルートは、なにかっつーと、フォースと共に
あらんことを、みたいにぶつぶつ唱えまくる。可愛い。
フォースの持ち主ではないけど、チアルート超人だろ?? って思う。でも、
フォースの持ち主ではないのだ、という悲しみ。
ジンを最初に信じてくれる感じなんだよねー。そして希望のために、信じる為
に戦う。フォースを信じている、そのチアルートの思いが、映画が進むにつれ
て、どんどん心に迫ってくる。
最初はさー、すぐぶつぶつ言い出してまったくもう、って感じだったのが、最
後には私もほんと切実に、フォースよ、って願った。助けて。助けてオビ=ワ
ンっっっ。うわああん;;

チアルートにはベイズがいつもくっついてきてくれるんだけど、その、ベイズ
としてはちょっとウンザリしつつだったり困ったなーってポーズだったりする
仲良しっぷり、チアルートの方は、ふふんって余裕でベイズが側にいるって信
じてるのが、ほんっと可愛い。
一人で出ていこうとするのにベイズがうんざり気味に、行くのか~幸運を~っ
て声かけると、幸運はいらない、お前がいるからな、ってチアルートは平然と
言っちゃうんだよ。I have you、だっけ、そういうの。なんだよなんだよ~
ベイズくんはチアルートの持ち物なのかよーーーっ!

最後、戦って、突き進んで、先に命を落としたチアルートが、フォースと共に、
と言うと、ベイズもフォースと共にって言いながら戦い抜くの。この、フォー
スを信じる、信仰、願い。うるる。故郷であるジェダを、デス・スターで壊滅
させられたんだよね。その前に寺院も奪われてる。それでも、フォースを信じ、
希求するその切実さが、たまらなかった。

これもね、ここから続く、456のね。ルークが現れて、フォースが、ジェダ
イが、復活していくことを思うとね。もうほんと。今後、フォースの力を見る
たびに、チアルートたちを思い出してうるうるくること必定。
彼ら二人はさー、たぶんきっと、もうずーっと仲良しで一緒にいて、チアルー
トがなんかふらふらするたびにベイズがくっついてって守ってたんだろうなあ
って、そういう長い付き合いを思う。フォースが、フォースがっていうたびに
ベイズは、はいはいとか言って付き合ってたのかな~と思う。それが、ほんと、
最後にはベイズもチアルートが信じるフォースを信じる、と、いう感じで口に
するのが素晴らしかった。最高だ;;


デス・スターとベイダー卿について

デス・スターって、確かに究極兵器だし、星を壊せるって、タイヘンな兵器だ
けれども、4であっさりやっつけちゃったな~という印象があるわけで。
それが、ほんと、どれほど恐ろしく絶望的な兵器であるのか、というのをまざ
まざと見せつけられて、凄かった。
それがさあ、あの、宇宙に浮かぶ白い球体なわけじゃん。攻撃する時にも光線
が出ていく感じで、かなり静かじゃん。
そして起きる、壊滅が、凄まじいことになる。まさにジェノサイド。容赦ない
殺戮と破壊。
なのに、それがたまらなくうつくしい。
ほんとに、ほんとにほんとに、スカリフの青い空に浮かんでみえたデス・スタ
ーの美しさと絶望感は物凄かった。
そしてデス・スターの設計ミスじゃん、ってなことに、ゲイレンの罠があるこ
との希望が、託されていることが。凄かった。
あのうつくしい絶望の中に、希望が隠されているんだよ。凄い。


ベイダー卿が、出ると、もう、ほんっと、ほんと、ほんっっっっとに、心臓掴
まれるっ。
最初は、えーと、なに、あの、液体満たした円筒に入ってるのね。
ああ~~~~そ~~~~だよね~~~~~っ。アナキンくんんん~~~~っ。
手も足もない、から。火傷に爛れた体だから。液体に浮かんでるのがラクなの
かな~。んもおおおお。その、ゆら~っと少しだけ姿見える感じ最高!!!
クレニックを最初は慇懃無礼丁寧に、それからくいっとフォースの力でいたぶ
るの、最高っっっああ~~っ。
ベイダー卿は恐ろしいんだった。こわい。すごい。

そして何より、最後の最後ねっ。旗艦に乗り込んで来た時の、暗闇に、赤いひ
かりが、そしてベイダー卿のシルエットが! 浮かび上がる瞬間のさいっこう
にかっこよくって恐ろしくって、やられる、っていう、絶望ねっ!!!
ほんっとあの登場の見せ方かっこよさは痺れるぅううう~~;;

もうさ、スカリフの壊滅のあとでこっち泣きまくってるのに、あのベイダー卿
の登場見て、ひいいいっ、かっこいいいいっ、うわああん、やられる、って、
さすがに声出すのは我慢したけど、大泣きするしかなかった。凄いよーあの姿
の表し方は凄いよーかっこいいよーかっこよすぎて恐怖っていう、ほんっと、
ベイダー卿だからこそ!!!
ベイダー卿が、あんなにも怖れられる存在である、という感じ、すっごくよか
った。ベイダー卿だけが、フォースを使って無双できるあの感じの、かっこよ
さ。絶望。凄い。好き。好き。かっこいい。素晴らしい。


あと、えっと、ボーディくんが、ボー・ガレット!っつって、うにょうにょと
タコ的なやつに心を読まれる、と、触手プレイされてたのがえろすすぎて、あ
あああ、それ、あの、その触手プレイは、18禁っっっ、と叫んだり。

4つ足との戦いがテンションあがるー!だったり。
俺達のXウィングがきてくれたやってくれたウェーイ!!!みたいのだったり。
トルーパーがなんか雑談してたりすると、トルーパーもなんか強制徴兵された
一般人だったりもするのかなあ、って、「フォースの覚醒」見たから思ったり。
もし中にダニクレが入ってたらどうしよう、いやいや入ってないって、と思っ
たり。
ほんと、これまで見たスターウォーズのことも思ったし、これからスターウォ
ーズを見る時に絶対この「ローグ・ワン」のことを思うようになるし。
すごくいい外伝だったなあと思う。
私はとてもとても楽しかった。好きだった。3回見に行ったけど、また見に行
きたいし、これから4見てエピソード全部見直したいって思った。

これは、信じること、希望を未来に託すことの物語。
端的に言えばなんて陳腐でシンプルなお話。
でも、私は最高に感動した。
大河ドラマだからだなあと思う。これまでのスターウォーズがあるからこそ。
これまでの、ヒーローたちの物語があるからこそ。ヒーローたちの他にも、生
きて戦っている人たちがいること。
希望、という言葉を、こんなにも切実に感じられるなんて。素晴らしかった。
みんなかっこよかった。みんな素敵だった。マッツ最高だった。大好き!

すごい、アホな感じで長く書いたなー。もし読んでくれた方いらしたら、あり
がとうございました。


*追記
さらに思い出した、まだ書きたいこと。

キャシアンとK。
スカリフで、データタワーに侵入した時、Kが操作盤でなんかしようとしてる時、
「動かないぞ!」とかってキャシアンが言うの。んで、一瞬だけぴこっと考え
る間のあと、「右手!」ってKが答えるのね。入口開ける掌紋認証みたいな所を、
倒したそこの担当者みたいな奴の手で開けようとしてて、でもそれ、左手でや
っちゃったら動かなかった、ってこと。右手、って返事するKが、実に可愛かっ
た。やれやれキャシアン、違いますよ、っていう感じ。こういううっかりさん
なミスをキャシアンがやらかしてKが訂正してっていうやりとりをよくしている
のかな~って感じ。
すごく、相棒って感じがして、好きなやり取りだったなあ。二人ともが可愛か
った。こういうちょっとしたことでつきあいの長さや関係性を感じさせるの凄
い。うまい。まんまとのせられる。


あと、クレニック。
ゲイレンと長い付き合いで、ゲイレンのことを俺はよくわかってる、って思い
こんでる感じなー。ゲイレンは嘘がつけない男だ、って、思い込んでるんだろ
うなーって思う。
だから、ゲイレンが嘘をつくことを覚えた、って、なんかこう、もう私の側に
いてくれるのはきみしかいない、みたいな感じでしおらしく目を伏せたりした
ら、そうかやっとわかってくれたか、みたいに信じてしまったのかなーっ。信
じたくてむしろ前のめりに信じてしまったのかなーーーっ。ああ~もおお~っ。
それでも、疑ったり、また信じたり、の、ゲイレンが嘘をつくことを覚えた、
と、いう、その感じ、クレニックとのそのドキドキハラハラな15年間ってっ。
二人の仲良かったころからの、裏切りからの、さらに駆け引きの、長いつきあ
いって、ああああ~。
そんなこんなの果ての、クレニックの、デス・スターの姿を目に刻んでの死の
瞬間の心を思うと。ゲイレンとの時間が走馬灯になったのではないのか。嗚呼。
ゲイレン。運命の男;;
ほんとみんないいキャラだ。素晴らしい。好き;;

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『エンジェル・メイカー』(ニック・ハーカウェイ/ハヤカワポケットミステリ)

*ネタバレ、結末まで触れています。


『エンジェル・メイカー』(ニック・ハーカウェイ/ハヤカワポケットミステリ)


ジョシュア・ジョゼフ・スポークは機械職人。特に儲かりはしない地道な仕事を
している。ジョーの父親は有名なギャングだった。古き良き時代。犯罪者たちの
王だったマシュー・“トミー・ガン”スポークの息子。だが犯罪者となるより
ジョーは祖父の仕事を引き継いだ。時計。ゼンマイ仕掛けの機械の手入れ、修理。
時に面白い仕掛けを目にするのが楽しみだった。
だがある日、祖父から引き継いだ大事なものがあるはずだ、と、追われる身になる。
修理を頼まれていた、謎の機械仕掛けの本が関係あるらしい。
その仕事を紹介してくれたビリー・フレンドは胡散臭い男だが、自分の身に危険が
ふりかかることなどかつてなかった。


そんなこんなで、ティットホイッスルだとかがラスキン主義者だとかが欲しがる
「ハコーテの書」とか、祖父祖母に纏わる過去の偉大な発明だとか、なんだかんだ
盛り沢山にもつれあい、ジョーは巻き込まれ巻き込まれ、反撃に出る。

最初、この舞台はいつなんだ?? と思ったけれど、まあその、本国で発表された
2012年くらいってことらしい。第二次世界大戦で活躍した諜報員イーディスだとか
悪の帝王(?)シェム・シェム・ツィンだとか長老も大活躍な感じ。
でもリアルな世界というわけでもなくて、ちょいちょい超テクノロジーみたいな
のがあって、だいぶファンタジーな感じでもある、かな。スチームパンクとか
こういう感じ? 違うか? SF? ん~。なんかともかく盛り沢山。

基本の大筋としては、ジョーがよくわからず作動させてしまった蜜蜂の動き出す
「理解機関」で世界を滅亡させそうなシェム・シェム・ツィンの企みを止めねば!
ということ。ギャングが世界を救う。
そもそものその機械を発明された世界大戦時代だとかと現代と両方で話が進む。
イーディスばーさん超人だな~。
イーディスの相棒であるこれも年老いたパグ犬のバスチョンもいい働きをしてる。

みっしり二段組の720頁で、ずっしりだけれど、読み出すと勢いついて
終盤に、クレイジー・ジョーと呼んでくれ、ってな感じでギャングになって
反撃だーとなると読んでるこっちもぐわーっとテンション上がる。
ちょっとノスタルジックな、悪い奴がもっと悪い奴を倒したのだ、って感じが
なかなか素敵で面白かった。

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