『イメージの進行形』(渡邉大輔/人文書院)
『イメージの進行形』(渡邉大輔/人文書院)
ソーシャル時代の映画と映像文化
2012年刊行。2010年~不定期連載されていたものがもとになっているけど、
加筆修正も沢山されているらしい。
2011年、3.11を挟んでる。けど、そのことについて殊更などうこうでは
なかったと思う。
思う、とか書いちゃうけど、がんばって読んだけども、あんまりわかった!と
いう風には思えなかった馬鹿な私。映画批評とか言説のあれこれ、ふまえて、
ということころがまず私が全然ふまえられてないので、読むのはずるずると
読んだんだけど、今こう読書日記書こうかなってなって、何がどうだったかって
書けない。。。数日前に読み終わっててそして理解したぞとしっかりした所が
ないワタシ。ほんと馬鹿なのに読んでごめんて思う。
ネット、SNSを通じて、映像表現とその観客との関係に変化が起きている。
ネットでの反応を織り込み済みで作られる作品とか、ネット通じての場を
そのまま作品に取り込んで作り上げていくとか。身体性と映像とか。
岩井俊二の『リリィ・シュシュのすべて』を重要作品として取り上げていた印象。
デジタルシネマの問題とかあたりは全然私にはわからないことで、映画を
あれこれよく見に行くけど、その上映方式? フィルムが消えたとかはなんと
なく知ってるけど、でも、だからどうなのかということは個人的に意識した
ことはなかった。上映が始まったものをただ見に行くだけだ。
私はあくまでもただただ単なる消費者だなあ。
ミニシアターとかマイナー作品が見られなくなるかもというのは寂しいけど、
でもそういうのをすごく好んで見る人間じゃないし。ん~。
Twitterでの、botがどーこーも、ちょっとなんだかわからない。
Twitterにはどっぷり浸って見てるけれども、ん~。
なんかこう、何を読んだんだ自分は。と、はなはだ情けなくなるな(^^;。
映画、映像の歴史的経緯みたいなのはまあ、なんとなく知ってる感じの所を
補強して知った感じかな。
昔はもっとざわざわわいわい、映画と語り合うように見てた、みたいなことは、
最近また発生可能上映だとか応援上映だとかいうブーム(?)が甦りなのかと
思ったり。でも最近のあれはマサラムービーの流れなのかな。
映画館のマナーも時と場合によって変わりますね。
ソーシャルで映像を作り上げていく、あるいは広まる、あるいはバラバラに
なる感じ、は、でも、わかんないなあ。
まだピンとくる感じにまで言及されてない気がするなあ。まあでも私が
全然わかんないからダメなんだなあ。
目次
はじめに
第Ⅰ部 環境分析
第一章 「映像圏」の誕生
第二章 「からだ」が/で見るヴィジュアルカルチャー
第Ⅱ部 歴史
第三章 映像圏の映画/映像史
第Ⅲ部 作品論/メディア分析
第四章 作品論―映像圏作家を読む
第五章 メディア分析―映像圏のなかのTwitter
第Ⅳ部 社会論
第六章 映像圏の「公共性」へ―「災後」社会の映画/映像論
おわりに
註
映像圏を知るためのキーワード20
あとがき
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