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映画「マネーモンスター」

*内容、結末まで触れています。


映画「マネーモンスター」


リー・ゲイツはテレビの投資情報バラエティの司会者。調子よく仕事をこなして
いた。ある日いつものごとく生放送が始まり、先日の株取引事故で8億の損失を
出した会社の広報にインタビューをする予定だった。
だが男が乱入し、銃を突きつけ、リーに爆弾のついたベストを着せた。
株の損失6万ドル。さらに全損失8億をよこせという。
ディレクターのパティの指示を聞きながらも、次第に加害者であり被害者の
カイルの言う事に共感していくリー。
世界へ生中継が流れる中、株取引のバグだという損失の真相を明らかにしていく。


監督ジョディ・フォスター来日で、なんかいいなあ、と。見ようかなとは思って
いたけど、よしぜひ見よう、と思って。
上映時間99分らしい。コンパクトにぎゅぎゅっと詰まっていてすごくテンポよく、
プロフェッショナルなそれぞれが仕事早くて有能でストレスなく見られてとっても
面白かった!
クラシカルで手堅い感じなんだけれども、期待を外すのも上手くて、面白い。
犯人の彼女をつれてきて説得にあたらせる、はずが、株に失敗したって知った
妊娠中の彼女の口から出てきたのは罵詈雑言w カイル可哀想にな。。。って
全世界の男どものイタイ同情が生まれる気まずさと笑い。ヒドイw
でも彼女の言う事すごいわかる正論。アホバカボケクズだよカイル。

リーが呼びかけてカイルがしくじった株価を今から買い戻そう!って呼びかけて
一瞬買いが入って株価あがるのか!? と思わせておいて結果下がるとw
リーの命の価値は。

テレビの中、テレビを見てる人、それを描きだす映画、というメタになってる
感じが現代だなあという気がする。
外に出た時野次馬が集まってて踊ったり盛り上がったりしてたり。
爆弾爆発したら周りのみんな死ぬよ? って、わかってるはずなのにわかって
ない感じ。テレビの前で面白そうに見てる人たち。

会社の勝手な投資の誤魔化し、損失で一般投資家が損をかぶった、ということで。
不正はあった。それを明らかにした。
爆弾はフェイク。
それでも、カイルは射殺されるしかなかったし、テレビの前で一時は息を飲んだ
観客たちは、すぐにこの事件を忘れるだろう。
この映画の観客である私もなんだか後ろめたく。一時の騒ぎを楽しんで、
その結果になんの責任もおうことのない、観客。ネットで騒いだり。あー。

そういう、いろんな方向から描きだしている面白さがすごくよかった。
ぎゅぎゅっとしてるのにそれぞれのキャラ、それぞれが仕事するかっこよさが
ちゃんと見えて好きだった。

さっすがのジョージ・クルーニーだしジュリア・ロバーツだった~。
ジョージ・クルーニーのヒドイ踊りとかも楽しかったw
見に行ってよかった。

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