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映画「ヘイル、シーザー!」

*内容、結末まで触れています。


映画「ヘイル、シーザー!」

1950年代。ハリウッド。
壮大なローマとキリスト教の始まりを描く映画の撮影中、主演俳優がいなくなった。
映画スタジオのトラブルシュータ―は、女優の尻ぬぐいから大根俳優をあて
がわれた監督の愚痴の聞き役まであらゆる揉め事を処理していく。
何でも屋の腕を買われて航空会社からのスカウト話がきているが、映画なんて
浮かれた夢稼業とけなされることに納得いかない。
堅実な人生か、今の仕事を愛するか。
一夜のうちに起こる様々な出来事。


コーエン兄弟監督最新作! みたいなことですが、正直私はあんまり監督作への
こだわりや思い入れはない。
かなり前からちらほらスチール見かけた、セーラー姿のチャニング・テイタムが
なんかめっちゃ可愛い?? 何これ?? って気になってたのでした。
歌って踊れるミュージカルスターを演じてて、さすが~!上手い!可愛い~!

一応主演は、ジョージ・クルーニーってことなのかな?
大物映画スターだけれども、どことなく間抜けで、誘拐されてもぼんやりだし、
誘拐したのは共産主義かぶれの脚本家組合みたいな感じだったけど、おしゃべり
するうちにそっちに共感していっちゃったり。日和もの~。最後には何でも屋に
ビシバシビンタされて目が覚めた、みたいな。それでも名演かと思いきや
セリフ忘れた、とか。大スターだけどもダメダメくんでもっさりしてて、すごく
馬鹿っぽくてよかった。

きらきら人魚姿で現れたスカーレット・ヨハンソンも、ステージ裏じゃ我儘
ビッチで迫力あってステキ。
大物監督のレイフ・ファインズもソフトなS、って感じがすごくよかった。
ティルダ様もなんか強烈な記者役だった。
いろいろと楽しい。さすが豪華キャスト。

一応、一番の黒幕はミュージカルスターチャニング・テイタムってことかなあ。
潜水艦にのってソ連に亡命していってしまった。身代金を手土産にしてくの
かと思ったら、金には執着ないみたいだった。ワンコが飛びついて来たら
ちゃんと犬を抱いて去っていった。きゃ~。素敵よ~!

始まりの頃はなんだかいろいろな出来事が、あちこちで??? よくわからず
不思議だったんだけど、終わってみればなんとなくめでたしめでたしな感じで
楽しかったな~と思う。
ハリウッドのレッドパージみたいなこととかあんまり私が背景とか知らないし
よい観客ではない。それでもあちこち、映画の華麗な舞台を見たり、その背後を
のぞいたりの気分は楽しい。
大笑いするものじゃなくて、くす、ニヤ、ってする感じ。
最初のなんだかぐちゃぐちゃな感じ~が、終盤ほほーってわかってくるのは
快感だった。
あー、演技できないロデオ芸人俳優くんのことがちょっとわからなかったなあ。
何か見逃したかなあ。ん~。
ともあれ、楽しく見終わったのでした。

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