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映画「SAINT LAURENT サンローラン」


*結末まで触れています。


映画「SAINT LAURENT サンローラン」

イヴ・サンローラン。フランスファッション界、モードの帝王と呼ばれた男。
女性のスタイルを内面から変えたと言われる売れっ子。だが、成功の裏では
苦悩と頽廃堕落孤独の中にあった男。


ピエール・ニネくんがやってた、公認(?)なのと同時期に作られてるけど
(2014)あっちが先で、こっちは去年末公開になりました。
ちょっと遠かったので、近くでやらないかな~と待ってた。やってくれてよかった。

ギャスパー・ウリエルくんのサンローラン。「ハンニバル・ライジング」で
青ざめた美貌って感じの青年だったのが美しいまま育ってるねえ。今回のも
綺麗だった。
ニネくんのとどうしても比べて見ちゃうけど、こっちのほうがダークサイド寄り
とでもいいますか、闇を抱えてそれを周りにも零しちゃう、魔性の男って感じが
してすごい素敵だった。
ニネくんの場合天使すぎる魔性、守ってあげなくちゃってなってた。
ウリエルくんは堕天使な感じ。やっぱり危うくてステキすぎるんだ。

物語というか、ストーリーは時系列ではなく。ピエールとの関わりは少な目、
愛人(?)に溺れる感じのほうが多かったかなあ。まあなんにせよセクシーで
ステキ全裸とかあってうっとり。

サンローランがデザインを作り出し、それを実際形にして服を縫い上げていく
お針子さんとかスタッフの仕事もけっこう描かれていた。
うーん、あんなナーバスな上司の下で働くのは大変すぎるだろ、という気がする。
けれども、仕事だけれども、それ以上に芸術を作り出していく、というチーム
だったのかなあと思う。
ピリピリするけどサンローランは繊細で優しくてというのをみんなが遠巻きに
見守る感じ。何人かの腹心が、ぐいぐいスバスバ引っ張ってったのかなあ。
あんなにハラハラさせられながらも、愛され魅力があってカリスマだったのだろう。
どんなに映画化され語られても、実際のところがわかるわけじゃないけどさ。
生きているうちから伝説。生きているうちから何度も死亡説が流れたとか。
ほんと私が何も知らなくてファッション界のことも何もわからなくて、そういう
伝説の感じが実感できるわけじゃないんだけど。
近くにいて魅せられてしまった以上、虜になってしまう魔性の男だったのかなあと
想像する。
最後には死亡説を書き立てようとした新聞記者かなんかに、生きてるよほら、
って姿を見せるところで終わる。ニッと笑った顔のラストカット。綺麗だ。

晩年の老いた姿をやってたのはヘルムート・バーガーなんですってよ。
私はあんまりよく知らないとはいえさすがに名前は。確かに大変雰囲気あって
見入ってしまう人物でした。

ファッション舞台なわけで、衣装も、最後のショーも綺麗だった。
さっすがに美女山盛り出てくるし。
何よりイヴが着てる服、スーツがステキだったなあ。
眼福映画です。

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