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映画「白鯨との闘い」


*ネタバレ、結末まで触れています。


映画「白鯨との闘い」


メルヴィルはある男に話を聞きにきていた。エセックス号の生き残りの男。
彼は若い頃捕鯨船に乗っていた。名家の出だからというだけで船長になった
ポラードと、本来なら船長になっていたはずのオーウェンの対立ムードの中、
嵐の船出だった。


「白鯨」の映画化じゃなくて、そのための実話取材しているメルヴィルが聞く、
遭難事件の話だった。なんかこう、デカい鯨と戦うぜ!ひゃっはー!みたいなのを
勝手に想像してたので、後半はすごいダメージ受けた。。。

嵐に遭遇しても自分がエライって示したいばかりにオーウェンとは違う指示して
船を危うくしちゃう意地っ張り船長。かっとなって突っ走りやすいオーウェン。
昔からの友達マシューが間にたってお互いなだめたり。
一番下っ端、ニカーソンくんが可愛いけど、小さいからって鯨の脳髄の中に入れ、
ってされたりして、うへえ、とかいうシーンもあり。
鯨を獲るぞ!っていう盛り上がりは前半にあったけど、でもそのあとはなかなか
鯨に出会わず漁ができない苛々。ついに鯨を見つけたとおもったら、エセックス号
よりも巨大な鯨で、傷だらけでも強いやつで。船は壊される。

鯨が。こわい。
悪魔だった。。。
海の王者。海の神。人間を蹴散らす悪魔。。。こわかったよ。。。

で、遭難して漂流して、どんどん弱っていって。
怪我をして、やっと島を見つけたけど孤島すぎて助けはこない、って絶望して。
それからまた海へ。
もー。
つらい。
先に死んだ人間をたべる選択をせざるをえないとか。くじ引きで死ぬ人間を決める
とか。つらい。でもどうしようもない。
そんなこんなの中やっと救助されて。
帰ることができて。

ニカーソンくんの、ずーっと話せなかった事件の話を聞くメルヴィル。
そしてフィクション「白鯨」が生まれるのかあ。
読んだことない。いつか読んでみようかな。。。

メルヴィル役がベン・ウィショーくんで、静かな中に熱心な強情さがあって
ステキでした。
あとキリアン・マーフィ。オーウェンの友達。島に残って海へゆく仲間を
見送る横顔、目が、ほんとうにほんとうにとてつもなくうつくしかった。

ずっと海で過酷で、普通に2Dで見たのに、酔ったみたいにどんどん気分が悪く
なってしまった。
嵐の海とか、沈む船とか。鯨。迫力だった。鯨、こわかったよ。。。

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