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映画「ザ・ウォーク」


*結末まで触れています。


映画「ザ・ウォーク」

IMAX、3Dで見た。

フィリップは少年の頃見たサーカスで綱渡りに魅せられる。飽きず練習を重ねる
フィリップに呆れて家から追い出されるほどに。
大道芸をしている時に、同じく歌って人々を集めていたアニーと出会う。
新聞で見たNYの世界一高いビル、ツインタワーのワールドトレードセンタービル
の間にワイヤーを張り、そこを渡りたい。そんな夢をアニーと語り合ううちに、
仲間が出来てビルの完成直前の8月、計画を実行すべくアメリカへ渡る。

フランスの若者たちが、アメリカに渡り、また仲間を集めて途方もない計画、
綱渡りの計画を実行する! 
単純に言えばバカバカしいようなその計画が、命がけであること、計画通りには
いかないこと、仲間集めの苦労、不測の事態の中諦めずやり遂げること。
青春映画だな~と思った。
無許可の犯罪行為にあたるわけで、秘密の計画を進めていくのはスリリング。
綱渡り。
でもビルの高さは110階。目がくらむ。
これは~3Dで、ひ~~~や~~~~こわい~~~というのを味わってよかった。

仲間の一人に、高所恐怖症な数学教師、英語はいまいち、なジェフ、だっけ、
がいて、彼がでも最終局面ではフィリップを支えることになるわけで、
ああ~~怖いよねえ~~~可哀想~でもがんばれ~~~って、可愛くてすごい
応援したよ。
フィリップがワイヤーを歩き出すと、背後で無言で(集中の邪魔しないように)
ひゃっはーやったー!って密かにはしゃいでたのが可愛かった。
警備員から隠れてその前にフィリップと二人息を潜めててねー。
高い所1メートルでもパニックになるってゆーのにねー。フィリップを支える。
可愛いぞきみたち。

フィリップを演じるジョセフ・ゴードン=レビットが回想して語る、という
スタイルで、話はテンポよく進む。ひょろっとほっそりしてるけれどもちゃんと
筋肉ある、すごくきれいな体でスタイルでステキだった。ナイスな裸シーンも
あったよ^^ バランスよさそうな体というか。
で、フランス人だから最初は舞台フランスだし、フランス語と英語、両方が
大事な感じの話でフランス語喋ってた。フランス語のニュアンスとかわからない
んだけれども、これは、可愛い、可愛いだろ絶対、って感じはわかる。
フィリップが実行日が近づくにつれてナーバスになってクレイジーになって、
でもなんだかやっぱり愛されちゃって行く、っていう、あーなんか愛される
んだろうなあ可愛いなあ、と思えてとてもよかった。

綱渡りの師匠、パパ・ルディもいいキャラだった。
みんながそれぞれいいキャラだった。

予定通りにはいかなかったけれども、とにかく綱渡り始める!となって。
渡り切った!と思ったら、もう一度戻っていく。そんなことをしてるうちに
両方に警察きちゃうし、それなのにその綱の上で自由だ、とかって何度も歩き、
ポーズをとり、ねそべったりしちゃって、も~~~~~っ。
はやく~やめて~ひ~~~も~~~、早く戻って~~~って何度も何度も思った。
これが実話か。やめろよもう~バカ~~~。

でも、無事にショーは終わって、もちろん捕まるけれども、喝采を浴びる。
なんだか見てた人に喜びと興奮を与えたんだなっていうの、わかる。
すごい馬鹿で、すごい。アーティストなんだなあ。

そして、ワールドトレードセンターはちょっと愛される存在になる。
そして、フィリップは無期限パスを特別にもらう。屋上展望に行けるパス。
綱渡りは二度とするなよ、と釘をさされながら、期限のところに「永遠」と
記されたパスをもらう。

この出来事は1970年代か。
永遠、と記されたパスはもう使えない。あのツインタワーはもうない。
9.11の日に、壊れた。
それを私はリアルタイムで見たんだ。
ことさらにそのことは何も言ってない映画だけれども、見るものはそのことを
思わずにはいられない。
二つのビルに光があたってひかり、やがてゆっくり闇に消える。切ない終幕。

青春映画だ~って思い、馬鹿だ若者たちよ、って感じでもあり、それぞれの
人物の魅力があり。切ない。
時の流れを思う。
3Dでひゃ~っていうのはもちろん、いい映画見たなって満足でした。

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