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『特捜部Q―吊るされた少女―』(ユッシ・エーズラ・オールスン/ハヤカワポケットミステリ)

*ネタバレ、結末まで触れています。


『特捜部Q―吊るされた少女―』(ユッシ・エーズラ・オールスン/ハヤカワポケットミステリ)


特捜部に電話がかかってきた。ボーンホルム島の警官から特捜部へ事件の解決を
願うものだったらしいが、カールが断ろうとするとあっけなく電話は切られた。
そしてその警官、ハーバーザードは退官の送別会の場で銃口を自分に向け、死んだ。
彼が執拗に17年追い続けた事件は、17歳の少女が事故で跳ね飛ばされ、木に
ひっかかった状態で発見されたもの。ハーバーザードだけが事件だとして手がかり
を集め続けていた。
ハーバーザードの死を知らされたカールたちは島へ向かった。

シリーズの6作目。
やっぱり地名とか名前とか感覚があんまりわかんないんだけど、マッツ好きに
なった今、デンマークもコペンハーゲンもますます素敵うっとりな街で、
なんかわかんないけどいいな~~っともえもえで読んだ。

アサド、ローセと三人で島へ渡って、ハーバーザードの執念に付き合って17年
前の事件捜査に乗り出し、彼の残した資料を再検討し、と、三人、と、ゴードン
もやっかいがられながらも参加してのチームの仕事っぷりは凄くて、みんな
どんだけ有能なんだ、とも思うし、ハーバーザード何やってたんだ、とも思う。
でもだんだん事件が見えてくるにつれて、時間が必要だったのか、と思うことも
あったりして。難しい。

同時に、太陽信仰みたいな、スピリチュアルな感じの新興宗教団体のカリスマ、
アトゥと、彼に執着してるピルヨの物語が描かれる。
ピルヨはアトゥを愛してる、子どもが欲しいと願っているのに、アトゥには
便利な事務方相棒、って感じで手を出してもらえないので、焦りまくってて、
アトゥに近づく女を葬っていく。ピルヨ。。。哀れだよ怖いよ。
このピルヨの動きが、過去からだんだん特捜部の現在へと時間が繋がっていく
怒涛の終盤の勢いがやっぱりすごくドキドキハラハラして、カールってば~
アサドってば~~早く気づいて!と盛り上がる。面白かった。
でもまたピルヨも、アトゥも真犯人だったのかよ妻、も、みんな死んでしまって
なかなか重い気分に。
しかもハーバーザードは実は真相に気付きながら認められなかったのか。。。と、
書置き見つけたりして、カールたちまで危うく死にかけたのに、な、なんだよ、
ハーバーザードしっかりしてくれよ、というどんよりした気持ちになった。
辛いなあ。

かつてカールたちが襲われ、ハーディが重傷を負った事件にちょっと進展が
あったり、カールのいとこのロニーが死んでロニーが残した手記が何か過去の
カールとともに父を殺したみたいな罪を告白するようなものだったりで、
カール関係のあれこれもじわじわとあり。
でも正直じわじわとしかないので、何だっけ。。。とあんまりよく把握できて
ないなあ。いずれそういうのもじっくり一冊でまとめて描かれるのか?
早く読ませて~。

あと、アサドが何者なんだ、というのも。サイードという名前を使っていた
とか、ちょっとだけ過去ネタがあったけどこれも全然まだわからない。
今回の最後のほうでは、カールもアサドも捕まって縛られて太陽発電の電気
ショックで焼かれかけ、みたいなことになって、それをなんとかアサドが
耐えてカールを守ろうとしてて、健気でいいやつ、なんだけど。

そしてローセはストレスだか催眠療法の影響だかで、駄目になったような感じ?
妹だとかが電話に出てた。ローセの別人格というよりはほんとに別人の妹、
なんだろうと思う。次、どうなってるのかな? ローセも、大丈夫なのか
人格とか複雑すぎるんじゃないのか、なんか、ローセの話もじっくり描かれる
時はくるのか、どうなんだろう。

たぶんこれはシリーズ10作の予定、だったような気がするから、あと四冊、
でるのかなあ? アサドやローセ、カールの事件、いろいろじっくりたっぷり
描いて欲しい。次~次を早く出して読ませて欲しい~。

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映画「スター・ウォーズ フォースの覚醒」

*ネタバレ、結末まで触れています。


映画「スター・ウォーズ フォースの覚醒」IMAX、3Dで見た。


はるかな銀河の彼方―

てことで、エピソード7ですね。6から30年後ってことらしい。
私はマニアってわけではなく、まあ普通に好き、くらいです。いやでも
ハン・ソロとチューイは好き。大好き。アナキンとユアンオビワン好き。大好き。
と、まあその、やましい目で見てますごめんなさい。
R2D2好き。今回BB-8が~めっちゃ可愛いいいいいい~~~~!!!
ってな、いろいろキャラ萌えもあります。
シリーズは全部見てるけど細々とは覚えてない、くらい。
それでもやっぱり新作はネタバレくらう前に見よう!というくらいには大好きです。
19日土曜日の午後に行ってきました。

主人公はレイという、ジャクーという砂漠の多い星でジャンク拾いして一人
生きている女の子。
かつてその星から攫われてきてストームトルーパーとなっていたFN-***
記号のような名前で呼ばれる彼は、初めての戦闘で戦いきれず、レジスタンスの
パイロットを助けてしまう。そして名前をつけてもらう。フィン。
助けられたパイロットはポー・ダメロン。ファイースト・オーダーからある情報を
守ろうとしていた。BB-8にメモリを託し、逃がす。
それは、姿を消した最後のジェダイ、ルーク・スカイウォーカーを探すための
ヒントが隠された地図だった。

そんなこんなで、レイとフィンが出会い。彼らがファルコン号で星を飛び出し
宇宙でハン・ソロに出会い。かつての帝国軍みたいな? ファースト・オーダー
でダース・ベイダーを継ぐものであるらしいカイロ・レンに出会い。
レジスタンスに参加し、デス・スターよりもさらに巨大な星のような兵器を
叩き潰す戦いへ。

って、映画行く前日の金曜ロードショーでエピソード4やってたのを見たんだけど、
映画見ながら、あれこれ昨日見た話だ。。。と、思ったよね~。
あれから30年とからしいけど、4のリメイクかと思わせるほど、基本的には
あのスターウォーズが帰ってきたー!世界観同じ! って、ファンサービスが
たっぷりだなあと思いました。
監督、J・J・エイブラムス。
これほどの世界的大人気作品の続編、として、反感買わないようにリメイク、
細々と改変しつつのリメイクをうまく仕上げたんだね、という感じ。

ベイダー卿なき今、それを継ぐカイロ・レン。彼が、実は若造、途中でマスク
とったりしちゃうし、実はレイアとハン・ソロの息子で、グレちゃったコだ、
とわかるわけなんですが。お。かっこいいじゃん。と思うものの、でも、
グレた馬鹿息子かと思うと、えーと、なんか、しっかりしろよ、と言いたくなるw

スターウォーズは、父と息子の物語なんだよねえ。
苦しみ悩み迷いの中の若者が、旅立つ、成長していく物語。それを支え、導く
大人の物語。
でも大体わりと大人が失敗しちゃうというか、駄目な感じなんだよねー。
若者が希望へ向かい、大人は見送る。
それはでもとてもまっとうで頼もしい世界だなあと思う。
未来は若者のために開かれるのが素晴らしい。

レイが、そんなあっさりフォース使いこなす感じでいいの? とか、フィンは
今んとこ役立たず、とか、ハン・ソロとチューイが中盤ほぼ主役!さすが!
とか、ツッコミどころもたっぷりな気がする。伏線もたっぷりなのかな。

でもやっぱりさすがの超大作で。迫力ある~~~! やっぱ楽しい~~^^
のは間違いないので、これから何度も何度も繰り返し沢山の人に見られて
突っ込まれて、たっぷり楽しみ与えてくれるんだろうな~と思う。
レイとフィンが、爽やかにかっこよくてとても好感持てるのがすごくよかった。

そして、最後にはルークの元へレイが辿り着く。
ルークはジェダイとしてレイを修行させ導くのか、むしろひっそり逃げ出してる
ルークをレイこそが立ち直らせるのか。
もうほんと早く続きを見せてくれ! と、期待持たせて終り~。
二年後? 遠い~。と、思うけど、またすぐなんだろうかねえ。
ハン・ソロはあれでほんとに死んじゃったのかなあ。。。次はもう出番なし?
また霊体みたいな感じで出る? でもジェダイじゃないからダメかなあ?
もうほんと馬鹿息子め。うう~。

さて今回、スターウォーズだ~わ~い! という、世の中の大盛り上がりが凄くて、
そんなにみんなスターウォーズファンなのか?? というのが不思議で面白かった。
来年は、外伝だか番外編だかの、ローグワンっていうのがあるわけで。そこに
マッツが出てるわけで。この世界的大盛り上がり大騒ぎの渦中にマッツが。。。
と思うとなんかもう今からドキドキしちゃう。
今回のロンドンプレミアにもマッツがきてるって写真でうっひゃあ~!って
なったけど。あああ~~~。ドキドキ~。

ダニエル・クレイグがストームトルーパーの中の人やってるらしいとか、
他にもいろいろ中の人やってる有名人がいるらしい。わかんなかったけど。
ダニクレはどうやらレイに最初に操られちゃう見張りのあいつだったらしい、よ。
なるほどそっかあ。
もう一回見に行きたい。。。ずるい策略め。。。

あとやっぱ、IMAX、3Dで、巨大戦艦とかどーーーん!とくるのはすっごい迫力
でよかったあ。宇宙空間での広がり、飛び出し、奥行き、楽しかった。

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『残酷な神が支配する』全10巻(萩尾望都/小学館文庫)

*結末まで触れています。


『残酷な神が支配する』全10巻(萩尾望都/小学館文庫)


母と二人ボストンで暮らしているジェルミ。母の再婚相手グレッグはイギリスの
お金持ちで、夢のようだと母サンドラは浮かれていた。サンドラが幸せになること
を心から願うジェルミはグレッグの要求を断れない。グレッグはサンドラを愛して
いるという以上にジェルミを求めてきた。


前々から凄いという評判は知っていたけれども手が出せなかった漫画。
ハンニバル好きなら絶対ハマる、みたいな話を見て、ついうっかり全巻購入。

子どもが辛い目にあうのは、辛くて苦手。。。とはいえ、すっごくいい。
グレッグがジェルミの弱み、母を思う気持ちにつけこんで性的虐待繰り返して
いくのだけれど、表面上グレッグは完璧な紳士で、ジェルミ以外には誰も正体を
知らず、一人思いつめ追いつめられていくジェルミがもう、辛くて。
しっかし性的虐待行為にに超もえるーっと思ってしまう自分の背徳感も凄くて、
ああ~っも~~っ、と、いろんな感情ゆさぶられまくって読み終えるのが大変
だった。もえる。けど、やっぱ子どもはダメだ。。。大人でやってくれ。。。

全巻購入という贅沢のおかげで、読み始めるとやめられずに、半日で一気読み。
連載は9年くらいだったようで、特に前半あたり、連載読んでいた読者の人は
地獄だったんじゃないかと思う。凄い。

ジェルミが本当にグレッグを殺したのか、ジェルミがやらなくても事故だったのか、
わからないけれど。でもジェルミは自分がやったと思うことに変わりなくて。
グレッグがいなくなったあとにも、強烈なトラウマの影響、支配が凄くて、
繰り返し繰り返し苦しみは続いて、辛い。
イアンがわかってくれようとしたり、でも否定されたり、でも、でも、それでも
向き合い続けたり。

MOZU絡みで、「オメラスから歩み去る人々」をわりと最近読んだこともあって、
ジェルミはオメラスの子どもだ、と思った。
ジェルミが一人我慢すれば、サンドラは幸せで、家族が平和で、グレッグは
他のみんなには優しい人で。
ジェルミはそんな思いに苦しむ。
でも、ジェルミはそこから逃れ、生きる方へ進むことができた。
萩尾望都が描く、オメラスの子どもを助け、生きることができるかという試みの
作品であるように感じた。
「オメラスから歩み去る人々」を読んだ時にはあんまりわからないもやっとした
ものが残っただけだったのだけれど、こういうの読んで。少しクリアになる。
この子どもを、たすけられるのか。たすけられるのか。

あと、「風と木の詩」も思い出す。ジェルミとイアンが二人だけじゃなくて
よかった。
かなり丁寧に人物配置されて、なんとか二人の助けになる大人がいた。
一応は専門家のセラピーとか。ただ話を聞いてくれるだけでも、外部へ開かれ
てジェルミとイアン二人だけの世界で閉じていなくてよかった。
もちろん何の助けにもならない大人も。
思うに、昔のジュネとか、それこそ風木の頃だったらジェルミをなんとか生きる
方へいかせるのはできなかったのかもしれないと思う。ジルベールは死ぬしか
なかった。
ジェルミもほんとにほんとに辛くて厳しくて、でも、最後には希望が感じられて
やっぱり辛いけれど、きっと少しずつよくなると思える。

やはり世界は残酷で、この漫画は物語で、ジェルミは15歳から19歳になって。
生き延びることができたけど、現実世界にもっと小さいころから虐待にさらされる
こともあるだろうし生きのびるほうに歩き出せないこともあるだろうし、という
のを知っている。
読み終わってしばらくたつけど、思うと茫然としてしまって辛くてでも
どうしようもなくて少しだけ涙が滲む。
オメラスの子どもを知って。私は歩み去る住人に、なれない。目を閉じてる。

こんな物語をちゃんと最後まで描き切ったのは本当に凄くてこわい。
萩尾望都が凄いのはもちろん知ってたけど、本当に本当に、改めて凄い。
読んでよかったです。

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『007 サンダーボール作戦』(イアン・フレミング/ハヤカワ文庫)

*結末まで触れています。
*映画「スペクター」に多少触れています。


『007 サンダーボール作戦』(イアン・フレミング/ハヤカワ文庫)


ボンドはMの勧めで自然治療院でしばらく療養することになる。
そこで偶然居合わせたいけすかない男の素性を調べさせると、リッペ伯爵と
いうその男は中国の犯罪組織の一員であることがわかった。
リッペ伯爵を痛めつけたボンドは、MI6に戻ると、重大な事件が起きたこと
を知る。原子爆弾が盗まれ、それをたてに政府が金を払うよう要求されていた。
その対応に当たる作戦名はサンダーボール作戦。
ボンドはMの命を受けてあやふやな情報を確かめるべく、密かにバハマへ飛ぶ。
そこでCIAのライターと共に原子爆弾を隠したと思われるヨットの持ち主に
狙いを定めた。


映画の「スペクター」の前に読んでおこうかと思ったんだけど読み終わらない
うちに映画に気をとられちゃって。
これはなんかいろいろ問題ありな本らしいけど(版権がどーのこーの)
悪の組織スペクターが出てくる最初の作品ってことで。シリーズえは8作目か。

今回の映画「スペクター」とはもちろん全然違う話だけれども、スペクターの
集会のところの感じなんかは雰囲気あるなーと思った。これまでの007の
映画をあまり見てないしこの作品の映画化のも見てないんで、単にいつもそういう
雰囲気なのかもしれない。

この前までの、ロシアの秘密組織スメルシュに変わって、より幅広い悪の組織
ということらしい。

エルンスト・スタウロ・ブロフェルドという人物も。
戦前戦中に情報握ってスパイ活動みたいなこともして富を得て、密かに仲間を
集め、さらにどんどん金儲けしていこう、って感じ。悪のカリスマって感じ。
映画「スペクター」とは全然人物設定違う。別にボンドと縁もゆかりもない。
そこら辺はまあ仕方ないか。でもヴァルツさんのオーベルハウザー最高だから
映画は映画でまた続いて欲しいなあ。

で、ボンドはバハマで、海に潜ったり女たらしたりして爆弾仕掛けるのを阻止
して世界を救う。といっても、アメリカの原子力潜水艦の後ろ盾があり、たった
一人のスーパーヒーローってわけじゃないよね。
そーだボンド海軍中佐だし。潜水艦から泳いで行って水中格闘戦、かっこいい。
小説読むと、結構ちゃんとボンドって組織の一員だなって思う。
んで最終的には病院運び込まれて女の無事を確かめる、みたいな。
超人じゃないよねえという感じが原作は好きだな。まあ十分超人的大活躍では
あると思うけどね。

この本の最初のほう、自然療法にMがはまって、ボンドにおすすめしちゃって
嫌々ながらもそこで自然療法受けて、終わる頃にはボンドもハマった、というの
可笑しかった。
1961年の作品で、こう、デトックスだとかスローフードとか、白い砂糖はダメ
とか、そいういうのってそんな前から流行ってたんだね。そして胡散臭く思われ
でもいいものとしてはまる人ははまってしまうと。
まあその前に酒浸りみたいな生活してたボンドが規則正しい毎日、マッサージ
健康的な食事、ってなったら、おおなんだか調子がいい!ってなっちゃうのは
当然かな。
ボンドの生活、みたいなのがちらほら見えるのが原作小説面白い。

ダニクレボンドとウィショーくんQもMに勧められて強制休暇だ!って一緒に
自然療法行っちゃえばいいのに。
映画の中で、マドレーヌ博士のところへ最初に行った時、あその治療院?は
ちょっと金持ちのための自然療法院っぽいよーな感じがしないでもないから、
この作品踏まえてたりするのかなあ。関係ないか。
Qが注文してあげてた消化酵素シェイク、それをトイレへ流しとけってボンド、
ああいうやりとり好きだった。りありぃりありぃへいとゆー、だよ!可愛かった。
ああ。
ついダニクレボンドとウィショーくんQだと妄想してしまう。。。
そんな妄想の種になるこの本も読んでよかった。

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映画「007 スペクター」

*ネタバレ、結末まで触れています。
時々私の個人的妄想も。
長くなった。。。書きなぐり。


映画「007 スペクター」


 メキシコ。死者の日。巨大な骸骨の人形、死者の扮装をした人々の祭り。
そこで一人の男をつけて、ボンドは狙いをつけた。だが建物が爆破され、人混
みの中の追いかけっこ。男を助けにきたヘリへ乗り込むボンドは男を叩きのめ
し、最中にその指から指輪を奪う。蛸の印のある銀の指環。

 先行上映に二回行って、今日初日、3回目見た。
 そんなこんなのド派手オープニング。も~~最初っからどっかーんと惜しみ
なく、死者の日の壮大さもかっこいいし、骸骨の仮面、衣装のボンド登場も最
高にかっこいい。素晴らしい。ああ~~かっこいいかっこいいかっこいいっ!

 「スカイフォール」からの続き、ってことで、これもまた「慰めの報酬」的
位置づけになるのかな。正直言えば、映画作品としては「スカイフォール」に
劣るんじゃないかな~というのも、「慰めの報酬」的な感じかと。でも「スカ
イフォール」があまりにも劇的最高ドラマだったからもうこれは仕方ないんじ
ゃないかと思う。シリアスよりはちょっとユーモア多目な感じに切り替えてる
のも、これまでのシリーズ集大成な感じも、「スカイフォール」での大成功ゆ
えの余裕というか、遊びな気がする。俺たちで007らしさを目いっぱい楽し
んでやってみようぜ!ってノリがあったんじゃないでしょうか。やっぱりなあ、
今007らしいことするとなんだかもうパロディっぽく感じてしまう。かっこ
いい車、ゴージャスな美女とセックス、銃撃戦格闘戦、どっかんどっかん!
それはもうやっぱりパロディめいてしまうのは仕方なくて、そこはそれで開き
直ってめいっぱい本気でそういうことしてやるぜ!という気合があるような、
気がする。
 それがなんだかステレオタイプでつまんない、とも言える。けど、ああ~ん
もう~~それでもかっこいいいいい~!って好きになれるかどうか。個人の好
みになるんだろうと思う。私は、好き!!!!!
 二回目はIMAXで見たんだけど、巨大スクリーンの巨大ボンドは!神々し
いって思った。かっこよさの権化!圧倒的!圧倒的かっこよさで007ごっこ
されたらもう、もう、最高だよ。007のパロディもカウンターもいろいろ面
白いけど、本家はこれだ!ってされたら、もう、かっこいいです最高です。

 サム・スミスの歌声は最高ですし。その切ないメロディの中、黄金の蛸とか
蛸に絡まれる美女とか。触手プレイ!? こんなにめいっぱい触手プレイ!?
おおお~。って、私は喜んじゃう。蛸wwって喜んじゃう。その触手、ボンド
に絡んでくれないの?もっと!って思った。最後にはボンドの銃に絡んでたの
で、あー、銃は男根ですから、と脳内変換して喜んだよ。ゲス人間です。
オーベルハウザーなヴァルツさんの顔が髑髏なのとかもう最高にベタで好き。
これまでの敵やキャラが一瞬うつるところで、マッツのシッフルが映ったのに
狂喜。シッフルは本編でも名前出たし最後の時にも写真出たし嬉しかった。

 ボンドは実はMからのビデオメッセージを受け取っていて、彼女に頼まれた
男を探し、殺し、謎の組織を追っていたのだ!
 ってことで、最初のボンドガール、ボンドウーマンっていってるのか。ルチ
アに出会う。ローマね。モニカ・ベルッチはイタリアの至宝と呼ばれているの?
喪服が美しいゴージャス美女です。50代のボンドガールって話題だったよう
だけど、あんなゴージャズ美女であるんだからマジ年齢なんて些細なことでし
ょ。話題にされてたわりには出番はちょこっとだけ。「ボンド。ジェイムズ・
ボンド」の名乗りを受ける、あのキスすれすれの間近な会話で、ほろっと一筋
涙がこぼれたのが震えるほどうつくしかった。凄い。

 ルチアに組織の集会を聞き出したボンドは先に奪った指輪見せてその集会に
潜り込み成功。なんか世界中で悪巧みしてる報告会みたい。で、ボンドが殺し
た男(ルチアの夫)の空席に誰がつくか、みたいな話し合い、のはずがぶち殺
し、があって。そしてシルエットだったボスが、「ジェイムズ」と呼びかけて
顔が見えるようになる。
 きゃー!きたー!! ヴァルツさんかっこいい~!オーベルハウザーはボン
ドを知ってるようだけど、誰? ってことはちょっとひっぱって。
 カーチェイス~! おっかけてくるジャガーも最高かっこいい~~~!

 で、そうだ。ローマに行く前に、MI6に戻ってて、Mにお叱りを受けたり、
Qのラボによって血管にちくっと、ナノマシンみたいなもの? を入れられて
世界中どこにいても生体データを把握します、みたいにひもつけられてたボン
ド。Cにも一度ご対面してた。
 Qはウィショーくん。「スカイフォール」の時から登場で、可愛くて可愛く
てたまんないんだけど、今回は出番増えてた~。それにボンドとすっかり信頼
関係を築いているようでした。いつの間にだよ!それ薄い本でたっぷり妄想し
てた感じが実際あったってことですかそうなんですか!と詰め寄りたい。

 「スカイフォール」のつづき、とはいえ、直後というよりは、多少時間あい
てる感じかなあ。ボンドはアパート持ってるし(すんごい高級マンションみた
い)Mのメッセージ後にいろいろ動いてメキシコであんな騒ぎで、ってことで
数カ月くらいはたってるの、かな。その間に? Qと、ボンドは、すっかり仲
良しに? マネーペニーとも仲良しに? 凄くいい~~。
 「スペクター」を見るにあたって、ダニクレボンドのシリーズ3作見直した
んだけど、凄くボンドが孤独である、というのがひしひしと感じられてね。次
次とボンドの前から人が死に消えてゆくの。敵はともかく、親しくした人もね。
「スペクター」の予告で、マドレーヌに「いつも孤独」って言われてるシーン
が流れてたけど、ほんと、いつも孤独に一人で立つって感じ。
 でもね「スカイフォール」の時にね、Qに出会って。マネーペニーがいて、
マロリーもMを守るために共に戦った、ってことがあって。Mはああなってし
まったけれど、でも、Mがボンドに仲間を残してくれたんだ、って思った。だ
からいつも孤独じゃない。もちろん孤独だけど、でも、「スカイフォール」の
あと、ボンドには仲間がいるんだよ。と、私は心の中で叫んでたの。
 誰も信用しないボンド。でも、Mが出会わせてくれたQとマネーペニーと、
マロリー(M)は信用したんだね、と思う。Mがくれた仲間だから。本能つか、
勘だよ、っていってたけど、そういうことかなと思う。

 で、そう、その、いつの間にか仲良しQに、いい車でしょう、って見せられ
た車。かっこいい。でもこれは009に渡ります、って言われちゃう。
 でもさー、あれさー、わざわざボンドに見せるわけじゃん。ホントはボンド
のために作ってたと思うんだよね! ボンドがメキシコの騒ぎのせいで停職、
任務から離れろ、ってなったじゃん。だからなんかの任務を引き継いだ009
が、車使うことになって、もう~~せっかくあなたのためにこんな素敵な車を
作ったのに!馬鹿ボンド!って感じでQはわざわざ見せたんだと思うんだよー。
なんか仕掛けのスイッチも、わざわざ、いかにもな感じのパチパチ動かすスイ
ッチ!でしょ。あれQがボンドは古くさいガジェットがお好みでしょう?って
遊びで作ったスイッチだと思うんだよね~。今時だったらタッチパネルでしょ。
マネーペニーに電話~ってしてたのはタッチパネルでするスマホ的な感じだっ
たじゃん。環境、009用、ってのも、まあ経費で作った車だからいろいろに
変更できますよーって方便なお遊びセッティングだったんじゃないのか~。
 でも自慢して見せちゃったから、ボンドにちゃっかり盗まれました。代りに
よく冷えた、あれはシャンパンかな~。酒一本残していったボンド。
 朝出勤してきたQがめっちゃ可愛くて可愛くてだった!コーヒー片手に!モ
ーニン、とか部下に挨拶しちゃって! 部下、部下だよね。課長なんだよねQ。
あのあと、待ってた009にどんな言い訳したんだろ~~。ああ可愛い。代車
にできるやつあったのかなあ。まああるか。使える車一台だけってことはない
よね。はー。
 ボンドに、僕を消してくれ、って言われて、僕はMの部下なのに!ってなり
ながらも、ローンと猫2匹いるのに!って言いながらも、24、じゃなくて4
8時間あげるってなったり、腕時計に密かに細工して渡してあげたり。アラー
ム、ってそんな言い方ですぐ通じ合っちゃうの? なんでそんなに通じ合う仲
になってるの。わ~も~。仲良しめ。
「絵葉書を送るよ」「やめてください」の会話も最高よかった。可愛い。ボン
ドの余裕も、こいつ、ってなりながらも言う事聞いちゃうQも。最高。

 そんなこんなで盗んだ車でカーチェイスのボンド。弾が装填されてなかった
り音楽にムカついたりしながらも最終的には飛び出して逃げて車は川の底へ。
あ~。後にQに会った時にはたった5億の車ですからって嫌味言われてたw
 
 マネーペニーちゃんの優秀な調べがあって、ペイルキングはミスターホワイ
ト、あいつか、ってなってホワイトを追うことに。カジロワと慰めを見ておい
た方がいいところですね。
 すごく寒そうな雪山の、ガランとした別荘みたいなところで、死にかけのホ
ワイト。メキシコのヘマのせいで組織から毒を盛られたらしい、ね。何かを隠
してる、とボンドに問い詰められて、娘のことを話す。娘を助ける、というボ
ンドに「アメリカン」というヒントを与えて自殺。
 そしてボンドはホワイトの娘、マドレーヌ・スワン博士のところへ。なんか
これも雪山の上で、別世界で穏やかに診療を、みたいな、大金持ち向けの診療
所みたいなことなのかねえ。お父さんが亡くなった、と教えて、マドレーヌに
接触するも、信用しない、ってそっけなく追い出されるボンド。

 と、そこにやってくるQ。最近仕事のストレスが凄くて、って嫌味言うQ、
めっちゃめちゃ可愛いいいい~!
 ここで、予告でも流れた、あいりありぃりありぃへいとゆー、って、言うQ。
うわあああ可愛いいいい~! またそう言われて、さんきゅー、って返すボン
ド!なんでだよ!にこやかにしちゃって! ボンドが多少なりともにこやかな
顔するのって、Q、と、マネーペニーにも少し、かな。あー。これが信用して
る顔なのかあ、と思う。なんだかんだ言いながらボンドの頼みを断らないQ。
指輪を預かって調べる、って先にホテルに戻る。マドレーヌ攫われそうになる。
ボンドは飛行機で追っかけてつっこんでまた派手な追っかけっこでした。

 Qも、帰りのロープウェイで怪しげな男に掴まりそうになるけど、なんとか
逃げた。偉い!ちゃんと状況読んで逃げたりできるのねQ!偉い!可愛い!
 指輪を調べたら、なんかさくっとパソコン一つでDNA照合とかもできてた。
どんだけハイテク?? まあともあれ、それで、ル・シッフル、シルヴァ、グ
リーン。ホワイト、などなど、これまでの敵が繋がり、背後に大きな組織が?
ってことがわかる。どんだけQ優秀なんだ! MI6のデータベースみたいな
ことが優秀なのかな。それを結び付ける証拠、の、指輪、だとか。うっすらそ
れを察してボンドに頼んだMがさすがだ、みたいなことも言ってたかな。
 で、それを聞いてて、その組織の名前は「スペクター」ってマドレーヌが教
えてくれる。

 これ、Qのホテルの部屋にボンドとマドレーヌがきて、ってところで、Qが
ボンドと二人だけで話したい、とか言うのがもう可愛くて可愛くて~~。彼女
は知ってるから、ってボンドは取り合わないんだけど、Qがちょっとむっとし
たように思うのは私の頭が腐ってるせいでしょうか。うんたぶん。
 そんなこんなで、Qがんばって雪山くんだりまできたのに、もうすぐロンド
ンに帰れ、って言われちゃう。ボンドひどーい。Qちゃんがんばったのに。

 そしてボンドとマドレーヌは、ホワイトが残したヒント、「アメリカン」へ。
それはホテルの名前だった。ホワイトたち家族が、記念日をすごしたホテル。
そこで何か隠されているのでは、と、ホテルの部屋を破壊していくボンドwヒ
ドイw
 見つからない~と思ってたけど隠し部屋を発見。そこは過去が封じられた部
屋って感じ。マドレーヌは自分の子どもの頃からの写真が飾ってあるのを見つ
ける。殺し屋なんて嫌い、と父と断絶していた心が少しほぐれる感じ。ボンド
は、積み上がったビデオテープの見出しに、ヴェスパーの尋問、とあるのを見
つける。しばし手をとめるボンド。マドレーヌに聞かれてなんでもない、って
それを放置するけど、でも、やっぱりヴェスパーは特別、ってことなんだよね。
切ない。
衛星電話で追ってたんだ、っていってたけど、衛星電話でマークするってどう
いうことなのかは、私にはわからない。。。けどまあ、ともあれそこで、秘密
基地かなんかの座標ゲット。何もない砂漠へ向かいます。

 そして、ないもない砂漠のはずだけど、列車で行けるらしい。列車の中で、
きみも自分を守れるように、と、銃の扱いを教えようとするボンド。でも銃は
嫌い、ってマドレーヌは銃をとろうとしない。しつこく教えようとすると、お
もむろに銃をとり、弾倉抜いて、初弾も抜いて、置く。銃の取り扱いなんて十
分わかってんのね。これもなかなか切ない。
すごい豪華列車ってわけじゃないけど、素敵な列車の旅。ここで、白いディナ
ージャケット。マドレーヌは銀のドレス。おめかしして食堂車。かっこいい。
しかしそのかっこいいディナージャケットも、敵の襲撃で格闘、ボロボロにさ
れちゃうボンド。痛そう~怖い~危ない~~ってところで、マドレーヌが銃を
撃って敵の撃退に手を貸す。彼女も戦える女って見せつけるのね。

 しかしその勢いでせっくすへもつれこむのは、ちょっと、その、いいけど、
やっぱクラシカルな感じですねー。でもそれでもいい。その勢い大事ね!ボン
ドのほうは彼女に脱がされてくけど、シャツどまり、マドレーヌのドレスは全
然脱がされてない。そういうのが今風? なんか、ボンドはわりと一目で女を
見定める、気に入るってキャラだとしても、マドレーヌは、勢いだけでいいの
か、と心配しちゃうね。まああんだけ非日常に突然放り込まれたらいろいろ仕
方ないっていうのがリアルかもしれないかなあ。わかんないけど。
 ラストシーンで、ボンドがオーベルハウザーを撃つかどうか、の時に、結局
弾切れだ、みたいな感じで撃たずに、マドレーヌの方へ行くだよね。その、銃
から弾倉落として初弾も抜いて、のやり方がこの列車でマドレーヌがやったの
と同じ。そして銃を捨てる。
 マドレーヌは戦える女。マドレーヌは銃を嫌う女、というキャラ付けの、か
なり重要なポイントがこの列車のシーンだったのねと思った。
 列車で戦うってのは「ロシアから愛をこめて」の映画であったのかな? 以
前のボンドシリーズを私はよく知らないのでなんとなくしかわかんないんだけ
ど。白いタキシードも久しぶりらしいし、オマージュももっと詳しければいろ
いろ見つけられるのかもしれない。

 で、砂漠にぽつんと、ボロボロの駅。そこに降りて待ってると、ロールスロ
イスが迎えに来る。迎えに来るって確信がボンドたちにはあったのか、な。な
んでだ。尾行されてることはわかってるからか。列車でも襲われたしね。んー。
ま、それでご招待されて秘密基地到着~。

 オーベルハウザーとご対面。なんかわざわざお着替え用意されてるし、隕石
もったいぶって見せられるし。ボンドへの嫌味で、00セクション解散になる
ところ生中継で見せられるし、ホワイトが自殺したところをマドレーヌに見せ
つけようとするし。オーベルハウザーの尋常ならぬボンドへの執着。
 孤児になった少年ボンドを、ひきとってたおうちの子で、ふた冬っていって
たかなあ、だから二年くらい? 兄弟のようにしてた時間があったのね。
 青い瞳の傷ついた少年、ボンドと、自分の父が絆を結ぶのが許せなくて父親
を殺した、って、話か? どんだけ病んでる少年だったんだよフランツくん。
父と一緒に登山事故で亡くなったことになってたフランツ・オーベルハウザー
くんは、今はプロフェルドと名乗っている。母の姓だよ、って。これも、昔か
らのシリーズファンにはお馴染みなのかな。スペクターのボスとしての名前。

 いやもう。お兄ちゃんよ。孤児だったボンドとどんな時間を過ごしたんだろ
う。ボンドと仲良しになった父親を殺すって、どういう経緯なんだよ~。父を
とられたくなかった? ボンドと父との間に何かあった? 何をどうこじらせ
て、そんなにまでボンドに執着してるのか、もう、凄い妄想してしまう。
 私をつくったのはある意味お前だよ。お前を苦しめてきたのはすべて私だよ。
って言っちゃうオーベルハウザーお兄ちゃん。ボンドの方はすっかり忘れてた
っぽいのに。ものすごいこじらせた片思いが凄い。もえる。
 私だ。Meィ~!って言った時のヴァルツさん最高にかっこよくて大好き。

 わざわざ、細い針で脳をいじってやる! ってボンドを拘束しての拷問。な
にかを聞き出すとかじゃなく、ただ拷問。うう。これ、真っ白な中で色素が薄
い感じ~な、白いボンド、透き通る青い目のボンドが、本当にうつくしい。最
高の拷問部屋だね。オーベルハウザーすごい。ナイス拷問。
 そんな中、Qにもらった時計が役立つ時がきました!爆弾仕込まれてるそれ
をマドレーヌに投げてもらって脱出。ついでに基地は爆発!この爆発が、世界
一の爆発規模だそうで、ギネス認定、みたいな記事もありました。まー、よく
そんなに簡単に全滅的に爆発するよな~設計ミスなんじゃないのかその基地、
って思うw でもほんと迫力の爆発で、おお~~~~って思う。凄い。

 そしてロンドン。ロンドンでは、Cが、各国連携して情報を集め、世界の安
全を守るよ!みたいな組織作って、Mたちを追いやろうとしてたのね。その新
しい組織、システムの稼働が今夜0時だ!みたいなことになってて。
 戻ってきたボンド。MとタナーとQと、マネーペニーも一緒に、阻止しに行
く。でも、その、武装していくぞってなってるところを目の当たりにして、マ
ドレーヌはやっぱり私は銃は嫌い、って我に返ったんだろうなあ。ボンドにお
別れを言う。いったん別れた二人。

 でもまた、車襲撃されたー。ボンド攫われた~! Mとタナー、Qたちは無
事情報センターへ潜入。うちの優秀なQ、ってみんなにモテモテなQくんがが
んばってシステムハッキング成功。12時までに間に合った。MとCの対決は、
間抜け、モロン、とかいってるのと、不注意ケアレス、って言って悪口言い合
いじゃねーか、ってところで、争ったCがうっかり高い所から落っこちて死亡。
なんか、なんか、なんかもうちょっと!Cがもったいないよ!
 Cを演じてたのはアンドリュー・スコット。モリアーティの印象が強いわけ
なんだけど、わりとCもそんな感じなっちゃったのが残念。アンスコくんはも
っといろいろ演じられる人なのに、もったいない~。でもまあ、アンスコくん
をスクリーンで見られたのは幸せでした。喋り方がほんと好き。あー。好き。
だからなんかもうちょっと~と物足りないけどさ。でも素敵だったよ。

 で、攫われたけど、敵を返り討ちにしたボンド。連れてこられたのは「スカ
イフォール」で一部爆破されたまま廃墟となって、もうじき爆破解体される予
定の元MI6本部。奥へ進んでいくと、ダニクレボンドに関係深い、死者の写
真が。ここにもシッフルたんがいて私もえもえ。きゃ~。マッツ~~! それ
とシルヴァ。ヴェスパー、M。えっと、慰めのグリーンはいなかった。そうい
うもんか。ここも、ボンドの過去との決別へ向けてのシーンかなあ。待ち構え
ていたオーベルハウザーはマドレーヌがどこかにいるよ、っていって、爆弾の
タイマーを入れて逃げる。時間は3分。マドレーヌを探して走って、ボンドは
なんとか彼女を救い出しボートで逃げる。
 この、これ、テムズ川だよね? Qのラボも川からいくし、こーゆー、水路
も使えますよってな建物ってあの辺じゃそういうものなのかなあ。ロンドン。
いつか行ってみたい。。。

 で、先にヘリで逃げてたオーベルハウザーをボードで追っかけながら、ヘリ
に向けて銃を撃つボンド。そんな普通の銃っぽいのになんとかなるの? って
思ってたら、ローターの根本あたりに当たったら、火を噴いてガクッと撃墜さ
れてしまったヘリ。そ、そうなのか。
 ガンガン銃弾が当たり始めた時、中でオーベルハウザーが、ん? なんか危
ないってシートベルトし始めたのが可愛くて可笑しかった。
 ヘリは橋に墜落。オーベルハウザーは這い出して、生きてる。そこにかけつ
けたMたち。ボンド。

 で、さっきも書いたけど、オーベルハウザーを撃ち殺すかどうかしばらく沈
黙のボンド。ボンドを真ん中に、Mとマドレーヌが同じくらいの距離に離れて
ボンドを見つめている。これまで通りの人生か、女へ行くか。息詰まる瞬間。
 早く撃て。早く終わらせろ、とせまるオーベルハウザーに向かって、ボンド
は銃から弾を捨てて、お前を殺すよりもっと別の用がある、って去っていく。
お兄ちゃんとしては、ボンドに殺されるなら本望、だったんだろーと思う。で
もどうなのかな。そういって急かせば、ボンドはむしろ自分を生かす、みたい
な計算できたのかどうか。
 ともあれ、ラスボスが生き残りましたね。次はまたオーベルハウザーが逃げ
出して、みたいなことになるんだろうか。わくわく。

 でもあれ、ボンドを挟んで見つめるのがMじゃなくてQだったら!? ボン
ドはQちゃんを選ぶんじゃないの!? って思ったのは私の好みです。女を選
か~? でもいつまでも現役やってられん。「スカイフォール」の時から、も
うこの仕事から引退すべきか、みたいな問いはあったので、この機会に銃を捨
てる、という選択もありだったかな。

 最後の最後。早朝のラボで一人仕事してるQの所へ、かっこよく現れるボン
ド!辞めたのでは? と、びっくりするQに「忘れ物があるんだ」っていうボ
ンド。英語直訳だと、まあね、必要なものがあるんだ。みたいな感じらしい。
見ていて、私はそれ絶対Qのことで、実はやっぱりQのところへ戻ってきたん
でしょ!!! って思ったよねー。ボンドのセリフ聞いてQちゃん、ほんのち
ょっとだけ笑う雰囲気なんだよね~。ええ~やっぱ二人はすでにとっくにラブ
ラブか。って思ったよねー。
 ボンドが持ってったのは車でした。「スカイフォール」の時にボロボロにさ
れて、無事だったのはハンドルだけです、って最初言われてた愛車。ちゃんと
しっかり、Qくんが直して、というか作り直してピカピカにしてくれてた車。
ラストカットは、その車のエンジンかけて、助手席にはマドレーヌ、でした。
かっこいい車。助手席に美女。男の夢とロマンな感じのラスト。

 も~~~っ。
 その後、でも、非日常の熱が冷めて、きっとマドレーヌに別れましょうって
また言われちゃうんでしょ。あるいはやっぱり刺激のない毎日に耐えられなく
てボンドは戻ってくるんでしょ。Qの所へ。って、脳内補完。エンドロールの
ラストには、ボンドうぃるりたーん、みたいに書いてあったし。

 次のボンド映画はどうなるのかなあ。ダニクレがこれで最後、みたいに言っ
てたり、いやあと一つ、とか、今のメンバーで次もって交渉はしてる、とか。
噂はいろいろ。
 やっぱり映画として凄いのはカジロワとスカイフォール。そう思っちゃうの
で、続編て感じではなく、まあスペクターももちろん単体で十分面白いけど、
けど、続編て感じではなくまた新しいボンド映画を作って欲しいなあと思う。
 やっぱり「スカイフォール」があまりにも素晴らしかったんだよなあ。だか
ら新しいのを、っていったところでやっぱり難しいんだろうけど。
 ダニクレボンドと、Qちゃんをもっと、もっともっとずっとずっと見たい!
ヴァルツさんのラスボスもまた見たい!もったいない~。

 また全部全部見直したい。ダニクレボンド最高にかっこいい。長々と書きな
ぐってしまったけど、つまり結局、ダニクレボンドかっこいいQ可愛い!それ
に尽きるのでした。ふー。
 


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