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映画「マジック・マイクXXL」

*結末まで触れています。

映画「マジック・マイクXXL」


男性ストリッパーをやめて3年。念願だった家具職人として、なんとかやっている
マイクに、かつての仲間の通夜の知らせが入った。だが、知らされた場所に
行ってみるとみんなはわいわいとパーティの最中。マイクを呼び出すための嘘で、
取り残された彼らは、引退する最後に、ストリッパーダンス大会に出るところだった。

そんなこんなで、そろそろ中年にさしかかる男性ストリッパーたちのロードムービー。
男くさくバカバカしく、なんだかわらしべ長者的に車がグレードアップしつつ、
大会会場を目指して旅をする。途中関わった悩める女子をハッピーな気分にさせて
彼ら自身も少しずつ前向きに。最後には大会で最高のパフォーマンスをして
めいっぱい盛り上がって花火!

おバカ男子の肉体美を楽しんでセクシーなダンスにもえもえで弾けてハッピー!
なんだけど、そろそろ中年。長すぎた青春の終り。夢への一区切り。うまくいかない
日常を旅のひと時だけ忘れる。という、かなりのほろ苦いどうしようもなさと
いうのがだいぶ効いてて、しょーがない大人だなあ、と切なかったね。
マイクも前作では素敵な彼女が出来て好きな家具を作ってやっていきたい、って
ところだったけど、今作では彼女には何故だか振られたんだよ、って語ってた。
家具屋やってるけどかつかつでタイヘン。
みんなもそれぞれに、かつて仕切ってたやつは花形若手だけつれてどっかいって
しまってて、取り残されて、ヨーグルト売りやったり庭師みたいなことだっけ?
やってたり。ケンはそっこー離婚でスピリチュアルにはまってるよーなキャラ。
レイキ・ヒーラーなんだ、とか。マット・ボマー、前より出番増えてて嬉しかった~。

昔を懐かしんだり、今の自分を見つめ直したり。すごくだらだらお気楽適当旅な
中で、ベタに王道な青春感があって、一人ひとりに見せ場があって、思ってた
よりはビターテイスト。

んでも、結局肉体美で! セクシーに踊って! 歌ってパフォーマンスして!
最後の大会でめいっぱい大盛り上がりに、あの場の女性客気分できゃ~~~!!
ってイケメン堪能して楽しいっ!!! ってことで満足~。すごいかっこいい!!
嗚呼。あの観客席に混ざりたかった。マットをもみくちゃにしてしまいたかった。
あれタイヘンだろう~あのテンション。マット大丈夫かって思わず心配しちゃった。
マットのキャラ、ケンはむさくるしい男ども(笑)の中でちょっといい子ちゃんで
キラッと爽やかで、でもなんかヘンですごく可愛かった。ハットをくるっと回して
からかぶるの、ニールじゃん!可愛いっ! と、もえた~。
大体ずっとみんなだらだらのTシャツやタンクトップやずるっとしたボトム
だったりで全然おしゃれじゃないんだけど。でももうとにかく、肉体が。筋肉が。
体がゴージャスなので! すごいゴージャス満点な印象だった。体。素晴らしい。

そして女性客をきゃあきゃあいわせて喜ばせて、一時のハッピーな気分を楽しんで
もらうことに徹底的に尽していて、そこに卑屈さを出さないように気配りして
つくってるんだろうなあと思った。ダンスはとってもセクシー! だけど
女性客をぐるんぐるんしても、彼女たちも最高に楽しんでるって笑顔だから
暴力的には感じさせない。セクシーに楽しめばいーじゃなーい! 

大会は順位とか決めるようなものだったのかなあ? よくわからず。
ただ最後にはみんなでやりきった満足感と、花火を眺めて(花火は映らずに
彼らの顔だけ)おしまい。
ほろ苦男の子ムービーだし、きゃっきゃ女子会ムービーだし、楽しかったよ~。

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