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映画「彼は秘密の女ともだち」

*ネタバレ、結末まで触れています。
先週の水曜日に見に行ってたのに感想書いてなかった。

映画「彼は秘密の女ともだち」

クレールとローラは、子供の頃からの親友。華やかに女らしいローラと、
地味なクレール。共に成長し、それぞれに結婚し、ローラには娘が生まれた。
だが、ローラは病気であっけなく亡くなってしまう。
哀しむクレールだったが、残された夫、ダビッドの様子を見に行って茫然とした。
ダビッドは女装して、赤ん坊の面倒を見ていたのだ。

てことで、女装男子が秘密の女友達なわけですね。
なんか、ほのぼのするのかと思ったけど、けど、ハートフルドラマっていうより
だいぶビターな感じがしました。
ダビッドはもともと女装が趣味で、ローラもそれは理解していて、でも人前には
出ないで、って注意はしていたそう。ローラとは心から愛し合っていて、結婚
していた間は女装したくもならなかったけど、ローラを亡くして寂しくて、また
女装するようになった。
って、うーん。
まあそれそれでいいけどねえ。

クレールは、平凡な地味な女の子、ってことだけれども、やっぱりほんとは
ずっとローラが好きで、好きで、でもだからどうしようってこともなくて、親友
でいて、それで満足していたけれども。ローラの死によってバランスが崩れて
しまったのね。
クレールの夫、ジル。
ハンサムでねー。かっこいい。優しい。理解もある。けど、よくもわるくも
普通にいい人なだけの夫。何事もなければ殊更悪くはない、いい夫なのに。
ジルが気の毒な気がする~。

女装するのが自分らしい、と感じるダビッド。その彼をヴァルジニアと呼んで
「女友達」として好きになるクレール。
一般的に言えばおかしいのは彼ら二人なんだけれども、でも、それこそが自分
らしい、と気づいて、二人で暮らすようになる。ローラの残した娘を育てて。

いやもう、ほんとに、ジルが気の毒。でも仕方ないんだよなあ。それが恋だと
いうことかなあ。
ジルが平凡ないい人に描かれていたのは、クレールがヴァルジニアを選ぶこと
が何かの逃避とかじゃなくて問題は自分の中にある、ってことなんだとわかる
感じがしてよかった。
ヴァルジニア、始めはぎこちない女装姿が、ラストにはとってもしっくりと、
これが自分なの、ってナチュラルになってて、よかった。
ハートフルってわけじゃないと思うけど、よかった。楽しかった。

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