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『最重要容疑者』上下(リー・チャイルド/講談社文庫)

*結末まで触れています


『最重要容疑者』上下(リー・チャイルド/講談社文庫)


冬のネブラスカの夜。リーチャーはヒッチハイクに止まってくれる車を待っていた。
93分。一台の車に男二人、女一人が乗っている車が止まってくれた。
四人で車を走らせるうちにリーチャーはこの車のチームの緊張感に気づく。

そんなこんなの、シリーズ17作目らしい。でも日本で翻訳されているのは
全部じゃなくて6作品らしい。この本でも、リーチャーは鼻が折れてて最初は
酷い顔だったようで、前作で何かあったってことなのかな?? と思うけど、
まあそれはわからないし関係ないしで鼻が折れてて大変だなーということで
気にしなくて大丈夫。

田舎で起きた殺人事件、という発端から、FBIが、CIAが、テロが、と
どんどん謎の巨大陰謀があるらしい? という広がりになってきていて面白い。
上巻のあたりは状況がどうなのか全然わからなくてもどかしい。
FBI捜査官がテロ組織に潜入捜査してて、ってことらしい、というのを説明
してもらってからも、でもそのテロ組織って何なんだよとかははっきりとは
しない。基本リーチャーの動きだからなあ。あくまで一匹狼リーチャー。
FBI捜査官と成り行き上コンビになったり。そして一人で乗りこんでいくのも
かっこいい。
かっこいい、けども、いや待てよ、とも思う。強いよーリーチャー。
FBIの応援を待つ余裕はない、って、結局3人でテロ組織に突っ込んで、
潜入捜査官を助け出し、ソレンソンは死んだけどリーチャーとデルフエンソは
無事。一応は成功、ってことか。
真のボスは逃がしたっぽいので、もしかして次作でなんかあるのかな?
どーなんだろ。そこまでリーチャーが関わっていく必然性つくれるかな。
ソレンソンの死?うーん。わかんないけど、ひとまずはこれはこれで
一件落着。

アメリカは広いな、と、このシリーズを読むといつも思う。ヒッチハイクで
行くとか長距離バスとか。事件に巻き込まれるからそれなりに街中でうろうろ
もあるけれども、なんかとにかく車だよなって感じがする。アクセル踏み
続けてる感じ。リーチャーは通りすがりでさすらい人で、広いアメリカを
ずっと、ずっと、それこそ何年もさすらい続けている。それだけふらふらできる
のがアメリカかー。と、なんとなく。
シリーズも長いから、リーチャーは最初30代だったのが今は50代になって
いるみたい。でもやっぱタフだよねー。

トム・クルーズが第二弾映画化するらしい。シリーズの18作目だったと思う。
翻訳されるのかな? どんなのか気になる。映画は映画で別物だけど前回の
かなり面白くて好きだったからまた楽しみだ。

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