« 映画「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」 | Main | 『真夜中のトラッカー』(ジョゼフ・ハンセン/ハヤカワポケットミステリ) »

『塔の下』(五條瑛/光文社文庫)

『塔の下』(五條瑛/光文社文庫)


錦糸町。ヤクザの白樺に恩のある鏑木はちょくちょく調べごとなど便利に使われて
適当な金をもらって暮らしている。
スナックの上客に絡もうとしている怪しい男をなんとかしてほしい、と、エイコに
頼まれ、調べていくうちに、中国絡みのヤバいことにつながることがわかる。
ちょうど白樺に頼まれていた事件ともつながってきた。

そんなこんなで、2月に文庫化になっていたのを購入。一度は読んでるんだけど
文庫でもう一回。
書下ろしで「墨東浮き世風」ってなってたけど、これは単行本の時の書下ろし、
ってことか。SKT634の企画って読んだことあった。
単行本は2012年刊。

スカイツリーの建築中に見に行ったなあとか、ご当地アイドル企画とかすでに
懐かしくもありでも今も地続きでもある。
完成したスカイツリーの観光は去年行った。

読み返してみて鏑木さんの動きがいろいろ効率的だなとか思うけど。
京二くんの存在が可愛いんだけれども可哀想で。
ホワイトカラー4のニールを連想。ドツボにはまっちゃうダメな父親って
出来のいい息子にとってはキツイよなあ。五條さんの書くこの清水のほうが
色気ある感じがしていいけど。

これだけくっきり時間経過を感じる作品ていうの珍しいかもしれない。
スカイツリー建築で変わる町、というのがしっかり描かれている。
今読み返したからいろいろ連想することも増えてて面白かった。

|

« 映画「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」 | Main | 『真夜中のトラッカー』(ジョゼフ・ハンセン/ハヤカワポケットミステリ) »

「書籍・雑誌」カテゴリの記事