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『ひとりの体で』上下(ジョン・アーヴィング/新潮社)

『ひとりの体で』上下(ジョン・アーヴィング/新潮社)

私の回想、という形。13歳で初めて、学校ではなく町の図書館のカードを
作り、魅力的な司書、ミス・フロストのすすめにしたがって小説を読み始めた
私。ディケンズの『大いなる遺産』を二回読みたいと思い、作家になろうと
思った私。思春期、大人になり、今は老人である私。
ミス・フロストに欲情すると同時に、義父になるリチャード・アボットにも
恋をし、同じ学校のレスリングの選手であるキトリッジにものぼせ上っていた私。
不適切な恋に悩む少年がバイの大人になり、老人になるお話。

ジョン・アーヴィングを読むのは初めて。なんとなく避けてきたけど、これは
ゲイのお話なのかな~と思って読んでみた。バイだった。それだけでなく、
ビアンやトランスセクシャル、トランスジェンダー? なんかまあいろいろ、
人それぞれいろいろあるよね、というお話だった。
少年ビルがすすめられて読む本のこともあり、読書案内だなあと思う。私も
読んでみようと思った。

男子校でのシェイクスピア劇の上演、小さな町の劇場。80年代90年代の
エイズの恐怖。現代、これから女の子になるの、ときっぱり言い切るジー。
いろんなセクシャリティの在り方の変遷も見える。

読みやすいし面白いし、とても魅力があるんだけど、一気読みする気になれ
なくて、途中何回も何回も中断して読み終わるのにものすごく時間がかかった。
なんでなんだろうこれ。一気読みさせない面白さ?つまらなさ?面白いと
思いながら当時に退屈にも思って次は何読もうかなあとかディケンズ読む
べきかなあとか、ほんっとこの本に集中できなくて自分でもわからない。
うーんうーん。
文体?
ものすごく村上春樹を連想したんだけど村上春樹がこっちによせてきてるのか
村上春樹も訳してるのあるし、うーんうーん。
ほんとに読みやすくて面白かったのになんでこんなに読めないんだろう。
せっかくなのでそのうちまた他の作品も読んでみようと思う。村上春樹訳のも
読んでみようかなあ。うーん。どーなんだろうなあ。。。

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