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『悪い男に愛されて』 『酷い男に愛されて』 『狡い男に愛されて』

*結末まで触れています。


『悪い男に愛されて』
『酷い男に愛されて』
『狡い男に愛されて』(ふゆの仁子/角川ルビー文庫)

企業法務部で働く津久見円は、キレ者で優秀な弁護士佐伯の仕事ぶりに憧れ
ていた。ある日誘われたパーティ。そこで初めて会った相手に、酔いと薬の
勢いで、自分の中に秘めてきた、兄への想いをしゃべってしまう。

そんなこんなで、佐伯先生の仕組んだ罠におちて仕事のためにカラダの関係
になりーの、それがだんだん愛になりーの、そして実は佐伯先生は昔っから
円に恋しちゃっててーの、も~、よかったね!ってお話でした。

企業買収で契約で、弁護士でとかその辺の感じちょっと面白かった。
しかし料亭や会議室でやるんじゃない(笑)

酷い男 は、美形完璧に円に思われていた兄、周と、最初は遊び気味に
ちょっかいかけてみた須藤の話。佐伯先生と須藤は旧知の中。悪い男と
直結で別のお話だった。ふわふわっぽいのに超優秀って周くんのほうが
私は好きだなあ。天然可愛い自分ではダメだと思いこんでるけど愛され
まくりな円よりはー。

狡い男 は、ちょっと違う話。佐伯先生と同じ事務所の神津先生と
彼を慕うわんこ系後輩国弘くん。背任だインサイダーだのの疑惑とか
ちょっと面白かった。
佐伯先生がちょこっとだけ出てくるくらい。
しかしここでも、会議室とか料亭とかでやるんじゃないよきみたち(笑)
家でやれ(笑)

いずれも、始まりは強引なカラダの関係から、だんだん本当は好き、って
受くんが気が付くということに。攻くんのほうは実はすごく愛してるのに
ついつい強引にしちゃってすれ違ってて。でも最後には気持ちを確かめ
あってめでたしめでたし。
安心して読めていい感じかなあ。えろしーん、いきなりそこまでやるか??
とはいえ、まあ、気持ちよさそうでよかったね。
2004年5年の刊行。
楽しみました。

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