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映画「アデル、ブルーは熱い色」

*結末まで触れています。


映画「アデル、ブルーは熱い色」

高校生のアデル。男の子と付き合ってみたがぴんと来ない。うまくいかない。
ある日青い髪をしたエマと出会って、激しい恋に落ちた。

あらすじ、といってみればただそれだけの、初めての激しい恋に溺れて、
傷ついて別れて大人になっていく、という一人の女の子のお話。よくある話。
レズビアンの恋ではあるけれど、殊更にそのことだけを強調しているわけで
はないと思った。アデルがレズビアンじゃないの、って女の子友達に悪口
言われてしまったり、職場にばれたくないと隠そうとしたりということは
あったけれど。基本的には恋しちゃった女の子に密着している映画、と思う。

何よりアデルが最高に魅力的。可愛い。めっちゃ可愛い。そしてえろい。
女の子の欲望。女の子の弱さ。女の子の狡さ。女の子の危うさ。何もかも
素敵だった。女優さん、アデル・エグザルコプロス。二十歳だってー。
彼女の姿をこの映画にとどめてくれてありがとう監督! 可愛い~。
すごくアップで撮ってた。
目も、唇も、お尻も、可愛い。特に髪が、無茶苦茶適当な感じなのにすごく
素敵。いいなあ。結んだりほどいたり。心とともにゆれる。

たくさんの食べるシーン。
アデルはお腹がすいてなくても食べるの。食べつくすの。というセリフが
あって、なんていうか欲望に素直というか流されやすいというか、目の前の
誘惑に弱すぎるというか。そういう女の子なんだよなー。エマのことを
愛してる!って泣くのに、失ってボロボロに泣くのに、彼のことはなんでも
ないの! っていう相手と寝ちゃうんだね。寂しかったから。まだ若くて
脆いアデル。エマのことは好きだから、許されると思ってたアデル。

エマは、レズビアンとしての自覚も早くからあって、芸術を志して。哲学も
好き。アデルは本が好きなんだけど、哲学はさっぱりわかんない。
芸術家仲間と楽しくやってて、先生になるとか、地味で堅実な仕事とか家事
をしていこうとするアデルに、もっと好きなことをすればいいのに、小説を
書くとか、と、そういうことを進める。パーティの顔ぶれとか、いろいろ
住む世界が違うのかも、ということからのすれ違いが、アデルの寂しさに
なっていく。
エマもさー、年上なんだしもっとアデルとちゃんと向き合えば。そうは
いっても、芸術家としてやってくために必死なんだろうし余裕なさそうで
年上っつっても若いわけで、難しかったかなあ。切ない。

アデルの浮気を徹底的に責めるエマ。エマのほうも心変わりしつつあった
んじゃないのか、と、ちょっとずるい気もするけどさー。もー。
心が痛かった。
別れて、再会して、エマには別のパートナーがいるけれど、アデルと恋し
あっていたころとは違う、と。
二人、せっくすがよかった、っていうのもあるだろうけれど、やっぱり
何もないただ恋だけがあるあの時、っていう感じだったんだろうな。
恋。
恋だねえ。

せっくすしーんはたっぷりで、おう~と思うね。二人ともきれいで素敵。
アデルの唇セクシー。ああ私がアデルとキスしたい。
ほんとにアデル可愛かった。これから大人になっていくんだろう。今、この
瞬間の彼女を、見つめられてよかった。

あ、あとフランス語なのが素敵さ倍増~と思う。憧れのフランス語。ずっと
聞いていたいフランス語。フランス語であいしあってフランス語の罵倒され
たい。素敵だった。満足。

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