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映画「エンダーのゲーム」

*結末まで触れています。


映画「エンダーのゲーム」
  

 
選ばれた少年、エンダー。異星人の攻撃に備えて次世代の戦闘司令官を育てる
バトル・スクールへ進んだエンダーは、そこで次々に好成績を修め昇進する。
スクールでの少年同士の軋轢。友情。
成長著しいエンダーは、戦いを望むわけではなかったが、指揮官としての最終
テストのシュミレーションゲームを、仲間を指揮して戦うことになった。
 

 
予告でもエンダー少年がなんだかいい感じ、と思って期待して見に行った。
エイサ・バターフィールド。「ヒューゴの不思議な発明」って映画に出てた
子、ああ~見てないけどあの映画の頃よりはまたちょっと育ってるね。
きれいで凛々しくて繊細そうで、とてもよかった。何度もアップで、青い目が
長い睫がきれいで。美少年のままうまく育ってほしい。
  


本を先に読んたので結末に驚くってことはなくて、あーあらすじっぽいよなあ、
と物足りなさを感じてしまった。ちょっと残念。本を後にするべきだったか。
でも見に行ってよかったなという満足はしてる。
あらすじっぽいーとはいえ、ちゃんとまとめていると思った。でも、最後は、
ナレーションでいいからさくっと時間経過をさせてほしかったなあ。あんな
すぐ、翌日か?みたいな勢いで女王の卵を見つけにいってしまっても。。。

戦闘シュミレーションや最後の戦いシュミレーションの映像をもっと見たかっ
たなあ。かなりかっこよくて迫力で凄くて、あーもっと見たい!と思った。
あと、エンダーがわりと最初からいい指揮官、みたいに描かれているのも
ちょっと物足りない。自分の中のピーターに似ているところに怯えたり葛藤
したりして見せてほしかった。苦悩するエンダー、追い込まれていくエンダー
をもっと見たい。という、S気分としては物足りない。

ピーターがどうか、というのはほとんど切り捨てられてて、まあ仕方ないか。
敵、バガーって小説では読んでたと思ったのに、映画ではフォーミックって
言ってた。バガーってのは虫けら野郎みたいなことなんだっけ。まあいっか。
そしてアリみたいなものということだった。蜂だと思ってた。イメージ変更?
やっぱり全体的に小説よりはお話ソフト表現になってるかなーという印象。
実際エンダーがいじめの反撃で実は殺してしまったとかはショックかなあ。
でもなあ。

物足りない。とはいえ、悪くない映画化だったのかなと思う。
ハリソン・フォードがグラッフで、でもとっても地味だった。まあ大人が
大人としてどうなんだよあんたたち、という作品だしねえ。メイザー・ラッ
カムが顔に刺青模様の人物造形だったのは面白かった。
ちょっと宗教じみていくというか哲学的というかのラストへ行くのがなんか
わかる感じ。あのへんもうちょっと時間かけて、というか、時間経過かけて
ほしかったなあ。でも最後までエンダー役のあの少年でいきたかったという
ことで、いいのかなあ。いやせめて半年後とかでもいいから。うーん。
もうちょっと、もうちょっとが惜しい!という気分。でもよかったです。

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